山の上ホテル物語
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商品の詳細
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- 発売日: 2002-09
- 版型: 単行本
- 234 ページ
エディターレビュー
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神田駿河台の小高い丘の上に山の上ホテルが誕生したのは、1954(昭和29)年1月のことである。以来このホテルは作家など多くの文化人たちの常宿として、あるいは憩いの場としてずっと愛されつづけてきた。本書はそんな山の上ホテルの創業からの50年を、従業員へのインタビューも交えて描いたノンフィクションである。著者は翻訳家でもあり直木賞作家。自らもこのホテルに深い愛着を持っている。
山の上ホテルを語るときに、創業者である吉田俊男のエピソードは欠かせない。彼は経営者であると同時に、山の上ホテルそのものといってよかった。彼が目指したのはサービスと安心とが行き届いた良質な「小さなホテル」だった。「もし、人が他人に与へられる最高のものが誠意と真実であるなら、ホテルがお客様に差し上げられるものもそれ以外にはないはず」と吉田は記している。その理想を実現するために、吉田は従業員たちに多くを求めた。そのために辞める者が絶えなかったという。彼が求めたのは「誠実さ」に裏打ちされた職人気質だった。しかも、山の上ホテルの理想を実現するのにかなった職人気質である。著者はそれを「ホテル屋」という言葉で表現している。
インタビューや、吉田が残したメモ書きから浮かび上がってくるのは、頑固で職人肌で、生活に質実を求める男の姿であり、同時に食通で、ホテルの広告コピーをひねり出す文学者肌を持った男の姿だ。「良質のものは、いつも少ししかない」と著者は言う。読み終えたとき、読者はその言葉に頷くと同時に、その「良質」なるものにに触れてみたいと思うに違いないだろう。(文月 達)
出版社/著者からの内容紹介
「良質のものは、いつも少ししかない」ということを肌で感じる、知的でオシャレで小さなホテル。創業50年を迎えるこのホテルの裏方たちを訪ねて知る、静かで深い良質へのこだわり。
内容(「BOOK」データベースより)
「良質のものは、いつも少ししかない」ということを肌で感じる、知的でオシャレで小さな山の上ホテル。創業50年を迎えるこのホテルの裏方たちを訪ねて知る、静かで深い良質へのこだわり。多くの作家に愛される特別なホテルの50年。

