シリコンバレーは私をどう変えたか―起業の聖地での知的格闘記
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #487390 / 本
- 発売日: 2001-08
- 版型: 単行本
- 205 ページ
エディターレビュー
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アメリカの大手コンサルティング会社、アーサー・D・リトルを退社し、シリコンバレーで独立・起業したベンチャー界のカリスマ、梅田望夫初の著書。
本書は雑誌「フォーサイト」に連載された「シリコンバレーからの手紙」を内容別にまとめたもので、「シリコンバレーの基本を体感する」「ネット革命とバブル崩壊」「マイクロソフトとリナックス」「シリコンバレーは私をどう変えていったか」の4章からなっている。妻と2人で移住し、初めてシリコンバレーの価値観に触れたときの戸惑いや興奮、創業時の不安、現地のビジネス状況などが、手紙という形でリアルに語られている。世界各地からシリコンバレーに集まった天才たちの情熱とそれを育む風土、成功者として莫大な富を築き上げた者たち…。ネットバブル崩壊以前の活気あふれるシリコンバレーの状況が目に浮かぶようである。
本書は古き良き時代を振り返るだけの本ではない。著者はプロローグでも言っているように、「ネットバブルが崩壊し、シリコンバレーが失速した今も、なぜシリコンバレーにとどまって、ここで生きていこうとしている」のかを明らかにしようとしているのだ。バブルが崩壊した今だからこそ、真にベンチャースピリッツをもち続けられるかどうかが問われている。著者は、ネットバブル崩壊で元気がなくなっているベンチャー起業家にもう一度ベンチャースピリッツを吹き込む意図で、本書を出版したのかもしれない。(土井英司)
日経BP企画
シリコンバレーは私をどう変えたか 起業の聖地での知的格闘記
シリコンバレーという名前を知っていても、実際にそこで人々がどのように生活しているかを知る人は意外に少ないのではないか。著者は1994年から米カリフォルニア州のコンピューターベンチャーの集積地――通称シリコンバレーに住み、コンサルティング会社を経営しながらベンチャーキャピタルも運営している。本書は日本の知人に向けて書いた手紙5年分をまとめたものだ。
一読して、シリコンバレーに集まる人々の人生に対する態度が、日本とはあまりに異なることにショックを受ける。その象徴が「EXIT Strategy」という言葉だ。これは、どのようにして十分に稼いで、人生の早い時期に悠々自適の生活に入るかをきちんと検討しておくということ。つまりシリコンバレーでは10年ほどで一生に十分の稼ぎを得て、後は好きなことをして暮らす人生こそが理想なのである。
それを支える仕組みも充実している。斬新なアイデアに担保なしで資金を提供するエンジェルという投資家の存在。優秀な人材をストックオプションで雇える社会システム、サービスを競い患者の時間を無駄にしない病院――「会社を辞めたら食えなくなる」と考える会社人間には信じがたい、ダイナミックかつ残酷、スリリングかつ愉快な世界がそこにはある。
安定雇用を口実に安い月給でサービス残業を続け、その雇用も怪しくなりつつある日本のサラリーマンと、自分の才能を信じて億万長者になるごくわずかのチャンスを目指し猛烈に働くシリコンバレー人種とは、同じ重労働でも自ずと意味が異なる。どちらがいいという単純な問題ではないが、その実体を知って自分の人生設計を考えることには大きな意味があるだろう。サラリーマン必読の一冊だ。
( 松浦 晋也=ノンフィクションライター)
(日経パソコン 2001/09/17 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
内容(「BOOK」データベースより)
世界中から頭脳を集め、膨大な富を生み出してきた米ハイテクベンチャーのメッカ、シリコンバレー。余りに多く語られながら、この地の本当の底力を知る者は少ない。なぜ、これだけ多くの才能が花開いたのか。いま、ビル・ゲイツが心の奥底で考えていることは何か。LINUXの登場の真の意味とは…。日本の産業界のトップたちから「シリコンバレーについて最も深く知る人物」として尊敬を集める著者が、自らの独立・起業の体験を通じて実にクールに、そして熱く綴る。

