検証 免疫信仰は危ない!―「がんビジネス」の実態に迫る
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #175923 / 本
- 発売日: 2004-02
- 版型: 単行本
- 297 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
「アガリクスがんが消えた!治った!」「医者も認めた驚異の抗がんパワー!」センセーショナルな見出しが躍る健康食品の「書籍」広告。アガリクスやメシマコブで、ほんとうにがんが治るのか。また、「最先端医療」として話題の活性化リンパ球療法は、「有効性は抗がん剤に劣らない」と言えるほどの効果があるのか。免疫力をアップしてがんを治すと主張するアガリクスやリンパ球療法など「代替医療」の限界を、国立がんセンター中央病院や癌研究会附属病院のがん専門医をはじめ、代替医療の研究者、がん患者の遺族などに取材して徹底検証。がんを治したいという患者や家族の思いにつけ込み、高額な費用を負担させる「がんビジネス」の実態に迫る。
内容(「MARC」データベースより)
肝がん切除後の患者にアガリクスの再発予防効果はなかった。免疫力をアップしてがんを治すと主張するアガリクスやリンパ球療法など代替医療の限界を、がん専門医、代替医療の研究者に取材して検証。がんビジネスの実態に迫る。
カスタマーレビュー
がんの代替療法について必読の一冊
がんの補完代替療法と称するものは、リスクや限界を示さず、良い面だけを強調していることが多いようです。しかし、どんな治療であっても、リスクや限界は当然あるもので、副作用も当然あり得ます。更に、販売方法や宣伝方法にも問題があるものもあり、患者や家族に法外な経済的負担を強いるものも多いようです。この本は、アガリクスをはじめとする健康食品や活性化リンパ球療法などを例として取り上げ、がんの補完代替療法の影の面について、取材・検証して問題提起をしています。ともすれば、患者は、影の部分を見ず都合のよいことだけを考えたいものですが、光と影の両方を見てこそ、バランスよく全体を理解することができるものです。本書は、がんの治療で時間とお金を無駄にしないために、是非読んでおくべき一冊です。
医療も自己責任の時代
主にがんを巡る代替医療等に疑問を投げかけている。
アガリスクやメシマコブ等々のガンに効くと言われている様々な方法や食品に関して、専門家の肯定、否定両方の立場の意見をレポートした本。
どちらかと言えば、従来型の治療法を肯定している書き方になっているが、極力公平な書き方に努めていると思われる。
まぁ、色々な方法があるものだと思うのと。
そう言えば、従来の治療(手術、抗ガン剤、放射線)の良さってあまり伝わってきていないなぁ・・と素朴に感じた。
最後の章でライターの一人が書いているのだけれど。
最終的には自己責任であり、生き方や死に方を問われる時代に間違いなく入ってきていると思う。
そういう意味では、このような本による公平な情報がもっともっとあって欲しいと切に願う。
趣旨はすばらしいが、騙される原因は根深く、これで被害者を救えるか...
『免疫』が漠然とした概念を指すことを逆手にとって、怪しい業者がはびこっている。患者は効果の不明なアガリクスなどに数十〜数百万円も支払わされている。本書は、これらを代替療法として位置づけ、それで利益を得ている業者や懐疑的な立場をとる医師へのインタビューを中心とした取材情報を対談形式で掲載している。
タイトルにあるように『インチキ悪徳業者に騙されるな』という趣旨には100%同意する。また、事実を脚色なしに、かつ双方の立場に対して平等に掲載している点は情報書としても非常に秀逸である。懐疑派の医師の話も筋が通っていると思う。しかし、本書の目的が被害者に啓蒙することであるはずなのに、対談を平等に掲載しているだけであれば、読者にそれが伝わるかはわからない。金儲けを意図する業者の姿勢や言葉は非常に紳士的で、業者自身が本気で効能を信じているようにも見える。結果的には詐欺と変わりないが、騙されたと思う患者がいる一方、後悔はしていないという者もいて、問題の難しさが露呈する。また、免疫のシステムや問題点は科学に疎い読者には難しく、正論のような詭弁を使う代替医療賛成派の医師の『藁をもすがるような患者を見捨てない』という言葉に騙される可能性を危惧する。つまり、難しい部分を読み飛ばしてしまうと、賛成派の言葉が心に響いてしまう可能性もあると思う。業者の言葉は一貫性がなく、論理のすり替えをしていることがわかるが、多くの患者はそれがわからないからこそ騙されているのではないだろうか。そうであれば、賛成派と反対派の意見を平等に記載するのではなく、編集部が明確なメッセージを発するべきと思う。
小生は代替医療を臨床試験もデータもとらずに行っている某病院の姿勢には反対であり、編集部の趣旨に賛成だが、患者が騙されている根本的な要因を考え、怪しい者を明確に糾弾する内容にすべきと思う。したがって、厳しいとは思うが敢えて星3つ。




