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クワイエットルームにようこそ 特別版 (初回限定生産2枚組) [DVD]

クワイエットルームにようこそ 特別版 (初回限定生産2枚組) [DVD]
監督: 松尾スズキ

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おすすめ度:

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  • Amazon.co.jp ランキング: #4369 / DVD
  • 発売日: 2008-03-19
  • アスペクト比: 1.37:1
  • ディスク枚数: 2
  • 形式: Color, Dolby, Mono, Widescreen
  • 実行時間: 118 分

エディターレビュー

内容紹介
●劇場3億円の大ヒット!
●主演に内田有紀!超豪華な共演陣は、宮藤官九郎、蒼井優、妻夫木聡、りょう、大竹しのぶ!
●注目度No.1の「大人計画」主宰、松尾スズキによる長編監督第二作!
●原作は06年第134回芥川賞候補作品!松尾スズキ自身による同名小説の映画化!
●目醒めると、そこは閉鎖病棟の一室だった!私はここから出られるの?!
●一瞬たりとも目が離せない、サスペンスフルでコミカルな豪華キャストのアンサンブル!
●松尾スズキ、久保コレオが監督の主題歌PV「Naked Me」を収録!

出演:
内田有紀:『監督・ばんざい!』「北の国から 2002遺言」
宮藤官九郎:『この胸いっぱいの愛を』『嫌われ松子の一生』
蒼井優:『ハチミツとクローバー』『フラガール』
りょう:「きらきら研修医」『カナリア』
妻夫木聡:『どろろ』『涙そうそう』
大竹しのぶ:「冗談じゃない!」『阿修羅のごとく』

スタッフ:
原作:松尾スズキ「クワイエットルームにようこそ」(文藝春秋刊)
監督・脚本:松尾スズキ『恋の門』『ユメ十夜「第六夜」』
プロデューサー:今村景子、菅原直太
撮影:岡林昭宏『ユメ十夜「第六夜」』
照明:山崎公彦『ハチミツとクローバー』
美術:小泉博康『東京大学物語』『天使』
装飾:田口貴久『フラガール』『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』
録音:坂門 剛『ユメ十夜「第六夜」』『カスタムメイド 10.30』
編集:上野総一『恋の門』『THE有頂天ホテル』
音楽:門司肇「キャバレー」、森敬「ストリートファイター」
主題歌:「Naked Me」LOVES.(Ki/oon Records Inc.)

★画面:16:9スクイーズ
★音声:日本語 ドルビーデジタル5.1ch&2ch
★分数:本編約118分
★映像特典:
Disc1
■松尾スズキ監督+内田有紀によるコメンタリー
■主題歌PV LOVES.「Naked Me」 監督:松尾スズキ+久保コレオ
■予告編集
Disc2
■メイキング スペシャル ~めくるめ26日間の密着ドキュメント~
■没収!本編未使用シーン ~宮藤官九郎のモノマネルーム、初公開!ハリセンボン出演シーン ほか~
■クワイエットルームの舞台挨拶集
・完成披露試写舞台挨拶
・Welcome Partyプレミア試写会
・公開初日舞台挨拶
■ガチンコ!トークショー
・松尾スズキ監督&日暮愛葉(LOVES.)
・宮藤官九郎&りょう

★封入特典(初回限定生産分のみ):
■ブックレット

※特典および仕様は変更になる場合もございます。予めご了承ください。
※初回生産分のみ特典ディスク付2枚組となります。
初回版が終了しだい1枚組(本編ディスクのみ)の通常仕様に切り替わります。

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バツイチのフリーライター佐倉明日香は、目覚めたら真っ白な部屋で手足を拘束されて寝ていた。彼女は閉鎖病棟の中でもやっかいな患者が入れられる“クワイエットルーム”にいたのだ。この病院には、自分の髪を燃やしたり、拒食症で吐いたり、何度も閉鎖病棟から出ようとしてはがい締めにされたりといろんなタイプの病んだ人がいた。でも私はフツーなのに…。やってきた恋人に聞くと、どうやらオーバードーズで倒れて運ばれたらしい。睡眠薬の量が多すぎたのだ。明日香はずっと不眠症で、それは離婚したときから始まっていた。いったい何があったのか? 彼女は閉鎖病棟から出ることができるのか?
 “大人計画”の松尾スズキが、芥川賞候補になった自身の同名小説を映画化したブラックな味わいのコミカルな人間ドラマ。フツーの人と病んだ人の境界線を笑いを散りばめながら、病院内の人間関係とヒロインの過去を織りまぜて描く。院内の奇妙な人間関係には笑いだけでなく切なさや悔しさや厳しさもあり、そして過去を振り返ることで自暴自棄になっていた自分と向き合い乗り越えていくヒロインの姿は感動的だ。ヘビィなテーマだが決して重くならず、かといって軽いわけでもない、絶妙のさじ加減で松尾節を駆使して、人間と愛とどん底からの希望を描ききった監督の力量に脱帽! そして内田有紀、宮藤官九郎、蒼井優、大竹しのぶ、りょうらのキャストの演技も見応えありの傑作だ。(斎藤香)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
芥川賞にもノミネートされた松尾スズキの同名小説を、自ら監督・脚本を務め映画化。人生に行き詰まった女性が“クワイエットルーム”と呼ばれる閉鎖病棟で過ごす14日間を通し、生きる勇気を取り戻す姿を描く。内田有紀、宮藤官九郎共演。


カスタマーレビュー

絶望の描けない人に希望は描けない5
松尾スズキさんの舞台が好きでよく観にいっていました。
初監督作「恋の門」も面白かったけれど、
やっぱり原作も松尾さんのこちらの方が私にはしっくり感動できました。

松尾さんの舞台を観たときにいつも感じた、絶望とか人間のどうしようもない悲しさの
なかのどうしようもない可笑しさの中で光り輝く、かすかな希望のようなもの。

いつも舞台を観るとそのかすかな希望に感動し、生きていくことに励まされました。
この映画を観終わったときも、それと同じ感触で感動し、嬉しかったです。
2007年の個人的NO.1です。
笑いのツボもクドカンのリアクションとか、舞台観ているときと同じ感じで笑えました。

もっと松尾さん原作の映画を観てみたいです。過去の舞台のものとか。
もちろん松尾さん監督で。「悪霊」とか。「マシーン日記」とか。「キレイ」も観たいけれど、映画化となると難しいかな・・

それにしても蒼井優!単にやせただけではあのオーラはでないはず!
ゾクゾクしました。でも、せつなかったです。
雰囲気かわいいよねみたいに言ってる蒼井優の実力をいまだ知らない人たちに
送り付けたい!あぁテレビ放送してくれないかなぁ!

そして「黒い家」で観た以来の衝撃でした。大竹しのぶ。気迫、というのでしょうか。
このはっちゃけキャラをここまで自分のモノにしてることにただ恐れ入ります。
でも蒼井優はきっと将来大竹しのぶのような女優になるのではと一人で確信しました。

あと妻夫木くんの良さに初めて気づきました。
やっぱり松尾さんの演出はすごい。

内田有紀ってこんなに綺麗だったっけ?日本版「17歳のカルテ」4
松尾スズキが監督でなかったら(原作者が脚本書いて撮るのは一番理にかなってるわけで)、本作はもっとダークなものになっていたはずだ。何せ舞台は女子の精神科病棟。ひとりひとりの演技は重く、やるせない。本作はかなり「17歳のカルテ」をなぞっている。役柄は違えど、ウィノナ・ライダーの役回りが内田有紀、アンジェリーナ・ジョリーが蒼井優にあたるだろう。蒼井優はこのために絶食したりと、相変わらずの役者魂で申し分ない名演だが、本作では内田有紀にびっくりした。こんなに綺麗だったっけ?役者としては明日香というより内田有紀そのものであり、いろんな役柄を演じるのは難しいかなあ、という感じだが、今回はバッチリはまっていた。また宮藤官九郎、塚本晋也、庵野秀明、しりあがり寿など、楽屋落ち的配役も楽しい。高橋真唯も「シムソンズ」とは打って変った難しい役柄を違和感なく演じきっていて、次回作を早く観たくなった。りょうや大竹しのぶ、妻夫木もサブキャラを嬉々として演じていたのが好感度大だった。好き嫌いははっきりしそうな作風だが、自分は結構好きである。
ただし、最後内田有紀が病院を出てくる重要なカットで、窓越しにスタッフ写りしているのは大いに残念。CG処理で消してほしかった。

精神科臨床の現場3
実際の臨床現場は、もっと重い世界なのです。それでは娯楽作品にならないでしょうが。こんなお洒落な精神科病棟だったら、それほど居心地悪くはなさそうです。映画の娯楽性としてはよく担保されています。なかなかブラックなギャグも、観客的には楽しいですね。
今日的精神科医療の問題点として、かっての主流であった統合失調症や気分障害、器質性精神障害、といった古典的主流派の精神科疾患を押しのけ、この映画の主人公のような薬物依存、嗜癖、更にはその背後に確実に存在するパーソナリテイー障害の水準、その患者さんに対する医療ニーズが激増していることが、これらの映画の製作される背景にあると思うのです。
しかし、本来の精神科医療、あるいはそもそも医療の守備範囲外までの患者さんまでもが、精神科入院治療に回されてくること、そのために現場では多くの不幸な齟齬を産み落としています。
社会全体で他に受け皿がないから、という理由、これでは患者さんも医療側も共に不幸なことです。 精神科医療という治療の限界を超えているのです。より実情に合った社会的システムが必要なのですが、そこに触れてほしかったと思った次第です。

この映画で何度か口に出されていた「強制入院」、最近は使わなくなりましたが、つまり精神保健福祉法での医療保護入院についての患者さんへの説明、告知、保護者の選任、これらは精神保健指定医によって厳密に行われます。映画の中での「同居人、同棲相手、内縁の夫」では保護者にはなり得ません。入籍した配偶者でなければなりません。
まして入院直後に「保護者」が、何の連絡なしに海外に行ってしまうというのは論外です。治療がうまくいくはずはありません。入院をお断りするべきなのです、本来は。
精神科医療は医療であり、懲罰、矯正ではありませんし、他の身体科と同様に入院医療に応じたご家族の協力は不可欠だからです。
この映画では、このように観客の方々に誤解を生みかねない点が多々ありました。
2週間という短期の入院ですが、任意入院への変更、その努力も必要です。
退院の基準も誤解を生みます。保護者の承認は必要ありません。患者さんの病状、入院形態の可否について実務的には精神保健指定医が判断してのこととなります。あるいは保護者が入院に同意できなくなった場合は、即座に退院となります。精一杯の法的人権保護、配慮は法治国家ですから厳然と存在します。
身体拘束、これは法的にもっとも厳密に規定され、指定医の特に慎重、厳密な判断が必要とされる治療行為です。映画の如き不必要とも思える厳重な拘束は認められませんし、ある程度の関節可動性は確保されておかねばなりません。でなければ事故につながりかねません。実際には、もっと重症の患者さんでもあのような拘束は必要ありません。ベッドの高さも不必要に高くて、とても危険です。
偏見誤解を生みやすい点です。関係者に監修をきちんとしてもらうべきだったでしょう。
患者さんの内面の描写は、類型的に過ぎ、もっとひねり、工夫が必要だったのでは、と思います。 でも、世相を映し出す鏡ですね、映画とは。

ラストシーン、もっと暗くても良かったのではと思います。

実際の人生はもっと厳しいですから。
これは精神科医療に限ったことではない、普遍的な現実です。