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ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ

ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ
By ドン・タプスコット/アンソニー・D・ウィリアムズ

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  • Amazon.co.jp ランキング: #69418 / 本
  • 発売日: 2007-06-07
  • 版型: 単行本
  • 504 ページ

エディターレビュー

内容紹介
不特定多数に開かれたもの造りが始まった。「フラット化」の次に来る、真のもの造り革命である。ウィキノミクスの行動原理は四つ――オープン性、ピアリング、共有、グローバルな行動。活発な“事業エコシステム”として数十万(あるいは何百万)ものパートナーが協力するという、今まで夢でしかなかった生産の形態が登場しつつあるのだ。先行するP&G、ボーイング、BMW、レゴ、メルク、IBMはすでにその大きな配当を享受している。
この潮流の敗者たちは、「単にウェブサイトを立ち上げ」、「囲った“庭園”をつくり」、「自らのみで革新を進め」、「データとソフトウェアを頑なに守ろうとする」。しかし、この大波に乗じる勝者たちのほうは、「活気あるコミュニティを立ち上げ」、「開かれた“広場”をつくり」、「ユーザーを巻き込んで革新に取り組み」、「データとソフトウェアを全世界に公開してみせる」。そして、本当の変革はこれから始まるのだ。
目次から
第1章 ウィキノミクス
第2章 嵐のなかの嵐
第3章 ピア開拓者
第4章 アイデアゴラ
第5章 プロシューマー
第6章 新アレクサンドリア人
第7章 参加のプラットフォーム
第8章 世界工場
第9章 ウィキワークプレイス
第10章 コラボレーションの精神
第11章 ウィキノミクス攻略法を作ろう
※詳細な目次は「目次を見る」をご覧ください

内容(「BOOK」データベースより)
不特定多数に開かれたもの造りが始まった。ウィキノミクスの行動原理は四つ―オープン性、ピアリング、共有、グローバルな行動。活発な“事業エコシステム”として数十万(あるいは何百万)ものパートナーが協力するという、今まで夢でしかなかった生産の形態が登場しつつある。先行するP&G、ボーイング、BMW、レゴ、メルク、IBMはすでにその大きな配当を享受している。

著者について
ドン・タプスコット(Don Tapscott);
シンクタンク兼戦略コンサルティング会社New ParadigmのCEOとして企業、各国政府を相手に活躍中。長年、情報技術の進展と、ビジネス、経済社会、文化のかかわりを見つめ続けてきた。著書はベストセラー『Paradigm Shift』、『The Digital Economy』をはじめ多数。
アンソニー・D・ウィリアムズ(Anthony D. Williams);
New Paradigmのリサーチ・ディレクターを務めるイノベーションと知的財産分野のエキスパート。


カスタマーレビュー

新たなパラダイムシフト−その時個人は5

インターネットの目覚しい発展により、企業や個人が【知識】を囲い込むことの意味が急速に薄れつつある。
未だに自身の知的財産を隠蔽しようと必死になる企業も多いが、
それは穴の開いた船から、手で水をかき出す様に似ている。
インターネットという自然の驚異にも近い、圧倒的な力を持つフレームワークが、それを拒否しているからだ。

企業が恐れるべきは、その「共有化」による既存商品の衰退ではなく、
その「共有化」の波に乗り遅れ、対応できない状態に陥ることだ。
大きな流れが変わってしまった今、一刻も早く群衆が織り成すスキル、独創性、知性を利用することを考えなければならない。

では個人は、その共有化がもたらす「無料化」をただ喜んで受け入れるだけでよいのか。
否、結局そこから享受できる利益は、その人のリテラシーに依存しており、
そのリテラシーはインターネットがもたらすオープンコミュニティに参加し、自らも与えることによってのみ高めることができる。
つまり、個人の能力の重要性は変わらない。いや、より高まったと言ってもいいかもしれない。

インターネットがもたらした新しい仕組みが個人の教育、仕事、起業の可能性を高めてくれた。
だから、私たちは、その世界とつながるために必要な、
スキルとやる気、一生懸命勉強してく気概を常に求め続けることを怠ってはならない。

特に知的作業を生業としているエンジニアは、それをしっかり肝に銘じ、本書を読むことをおすすめする。
きっと新しい知的作業の喜びの可能性を感じ取れるはずだ。

人生観を問われる本5
ビジネス書としては、エクセレントカンパニーや第三の波、などと並ぶレベルの名著として残るのではないでしょうか。
ただし、従来のビジネス書とこの本が大きく異なるのは、人生観に左右される要素が大きいと思います。
特許権、著作権、知的財産と権利ばかりを主張し、50年でも70年でもあぐらをかこうとする会社。はたまた、知的財産を秘密にし、特許すら出さない(そういう会社でも他人の論文は読みまくるんでしょうけれど)ことにした会社もあります。
そういう動きをつきつめると、学問とか人類共通の知恵といったものはどうなるのか?このままでいいのか? と感じたことはありませんか。
ウィキノミクスとはそういう人類の知恵は共有物と考える人々に支えられていて、従来の権利を主張しなくても「分かち合うことで生きていける」と確信している人々の動きなように感じました。そのマグニチュードはとても大きく、古いタイプのビジネスと互角にやっていけていると、この本は事実の積み重ねで証明しているように思います。たとえば、人のDNAを解読し著作権を主張する会社が新聞をにぎわせていたことをご記憶の方も多いでしょう。それが今どうして共有されるようになったか、知ることができます。
ウィキノミクスでは知を共有しながらビジネスを展開していく点こそが最も経験と知恵が必要な部分であり、ひとつひとつの事例が参考になります。そういう観点で読まないと同じような話の繰り返しに読めてしまうかも知れません。それでは大切な知恵を取りこぼします。
資源は有限ですが、知恵は無限であり、共有することで次々と新しいことができていく世界を私はすばらしい、と感動をもって読了しました。
でも、自分が考えたものは他人の影響よりも自分だけのものだ、秘密にしておきたいしひと儲けしたい、と考える人もやはりいるでしょう。
どちらの道が好きか、でこの本の評価は大きく異なるでしょうね。

姿を見せ始めた未来5
いや、驚いた。
「フラット化する世界」を読んで、アメリカでコールセンターに電話するとインドのバンガロールに繋がるとか、
ウェブを通してアメリカの子供がインドの家庭教師に勉強を教わることは知っていた。
あるいはIT技術者の仕事や経理等々の仕事もインドへアウトソーシングされていたりとか。

しかし現在では、InnocentiveやYet2.comを通じて、知識や技術までもが売買されているらしい。
実際に上記のHPを訪れてみると、物理、化学、生物分野等の知識までが売買されている。
これは、全ての研究者、技術者にとってかなりの脅威(チャンス?)ではないでしょうか?

もはや、官僚的な組織は無用であり、権威も年齢も性別も国籍も関係ないのですね。

いやはや、参りました。