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フラット革命

フラット革命
By 佐々木 俊尚

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  • Amazon.co.jp ランキング: #34256 / 本
  • 発売日: 2007-08-07
  • 版型: 単行本
  • 286 ページ

エディターレビュー

内容紹介
大新聞・巨大メディアの没落、
ネット右翼と左翼の対立、
ミクシィ的人間関係、出会い系、
ブログ炎上と終わりなき論争――。

ベストセラー『グーグルGoogle』、『次世代ウェブ』の著者が、
日本を根幹から変えはじめたネット社会の真実が明かす!

いまマスメディアは、インターネットに怯えている。
なぜならインターネットが、言論の徹底したフラット化をもたらしているからだ。
それは「誰が言ったか」ではなく「何を言ったか」が問われる世界。
肩書や組織や権威に関係なく、個人個人が自らの世界観と論理によって
タブーなき言論を展開する生々しい世界だ。
さらにインターネットの影響力は拡大し、
人間関係の成り立ちそのものをも組み替えようとしている。
インターネットの世界では、人間関係は永続的に固定されない。
フィクスな関係ではなく、アドホックな関係がそこにある。
そこでのコミュニケーションは、ひとつの結論に行き着くのを拒むように、
つねに攪拌され、ダイレクトに批判され、果てしなき論争がくり返される。
戦後の日本社会が安心と隷従に覆いつくされた”同心円的共同体”だったならば、
それにとって替わろうとしているインターネットの世界は、”異心円”である。
どこにも中心は存在せず、人々は浮遊しつづける。

こうした厳しくまったく新しい世界で、人はどうやって生きていったらよいのか――。

さらに、フラット革命は、大きな問題を突きつけてくる。
この権威が消滅し浮遊する社会において、これまで巨大マスメディアなどの
権威が担保していた<公共性>は、どこに向かうのだろうか――。

本書は、インターネットが推し進めるフラット革命の全貌と、
フラット化が生み出した新たな難問を膨大な取材によって解き明かし、
未来への展望を切りひらく、類まれなる野心作である。

内容(「BOOK」データベースより)
大新聞・巨大メディアの没落、ネット右翼と左翼の対立、ミクシィ的人間関係、出会い系、ブログ炎上と終わりなき論争―。『グーグルGoogle』『次世代ウェブ』の著者が、日本を根幹から変えはじめたネット社会の真実を明かす。

著者について
佐々木俊尚(ささき・としなお)
1961年兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部政治学科中退。
1988年、毎日新聞に入社。警視庁捜査一課、遊軍などを担当し、殺人事件や海外テロ、コンピュータ犯罪などを取材する。
その後、アスキーに移籍、「月刊アスキー」編集部などを経て、現在フリージャーナリストとして、週刊誌や月刊誌などで活躍中。緻密かつ精力的な取材にもとづいて、変化の激しいIT・ネット分野を鋭く解き明かす。
著書に『グーグルGoogle-既存のビジネスを破壊する』『ネットvs.リアルの衝突-誰がウェブ2.0を制するか』(以上、文春新書)、『次世代ウェブ-グーグルの次のモデル』(光文社新書)、『ウェブ2.0は夢か現実か?-テレビ・新聞を呑み込むネットの破壊力』(宝島社新書)など多数。


カスタマーレビュー

読みごたえ十分な「ウェブ現実論」5
既存メディアの権威が低下し、マスメディアの提供する情報と
一般ユーザーの価値が「フラット」になる世界を占った本。

といっても本書の語り口は決してオプティミズム一色というわけではない。
(もちろん、アンチネット本であるはずもないが)
メディアの担い手にさせられた「ネットのあなた」に
突きつけられた重い課題を鋭くえぐっている。

これぞジャーナリストの仕事と言える一冊です。
フラットな世界に凡百の言論が生まれようと、
これだけの仕事は誰にでも出来るものではないと思う。

ネット嫌いな人もマスコミ嫌いな人も、
あるいはそれぞれ逆の人も、
この本は読んでおいた方がいい。

インターネットがつくるフラットな空間4
筆者の格子は
(1)インターネットの出現により、マスメディアには「匿名言論の登場」「取材プロセスの可視化」「プログ論断の出現という危機の発生
(2)マスコミは総質社会ではないのに総中流を代弁する「われわれ」が記事を書いている。
(3)インターネット社会では「われわれ」でなく「わたし」という個人が枠組みを超えている。
(4)共同体構造は消滅し、社会に対してシビアになっている。
(5)マスメディアの「公」が消滅しつつある。
(6)ネット上の議論は誰でも見える。これが「わたし」が実質「公」となりつつある。
(7)以上から新たな民主主義が生まれつつある。
ということだと思う。将来、ラディカルな民主主義につながっていると思われる。
近未来予想として、面白く読めました。

教科書が教えないWeb2.04
「ことのは」とか「出会い系嬢の憂鬱」のような
マニアックな事例を引いて、目の覚めるような
論考をやってのける切れ味の鋭さはさすが!

ネット中毒の人はいざ知らず
フツーに暮らしていたら死ぬまで気づかないような
問題提起がつまっていて、内容は充実している。
新書の倍の値段だけど十分元が取れる。
内容的には間違いなくこれまでの佐々木本の中で最高傑作といえよう。

惜しむらくはタイトル。
タイトルが某ベストセラーを連想させるもので
なんか俗に媚びた感じがしたのでマイナス1。
まあ、内容に齟齬はないんだけどね。