「医療政策」入門―医療を動かすための13講
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #5567 / 本
- 発売日: 2009-04
- 版型: 単行本
- 288 ページ
エディターレビュー
内容(「MARC」データベースより)
知っておきたい医療の制度・政策に関する歴史や基礎知識を解説するほか、実際に医療政策を立案する際に役立つ知識や方法論を具体的に説明する。医療政策のポイントとなる基本事項を短時間で理解できるテキスト。
出版社からのコメント
「医療崩壊」のその先へ。求められるこれからの医療とは?
本書は、東大の医療政策講座の中で「医療政策の基礎知識を短時間で得られる」と評判の講義内容を、よりわかりやすく編集したものです。最前線で活躍する講師陣による講義は、「医療を何とかしたい!」と願う人々にとって欠かせない基礎知識になるでしょう。医療のあり方を考える「はじめの一歩」として最適な1冊です。
著者について
東京大学医療政策人材養成講座(HSP)とは......
平成16年度から東京大学医学部と東京大学先端科学技術研究センターの教員が中心となり発足。医療政策の基礎となる研究を行うだけでなく、医療政策の立案を担うリーダーを育成することをめざしてつくられた講座。医療提供者、患者支援者、医療ジャーナリスト、政策立案者が一堂に会し、立場を越えて共に議論・活動をするのが大きな特徴。HSPとはHealthcare and Social Policy Leadership Programの略。
カスタマーレビュー
「医療を動かす」議論と活動の水準構築の試み
「医療を動かす」をテーマとした東京大学医療政策人材養成講座(HSP)のライブ版講義録といった趣の一冊です。
HSPは、「医療を動かす」人材の育成を目標とした、従来の大学像から離れた試みとして時限的に行われたものです。
臨床現場の医療従事者は、政策を知らず、世論に訴える手法を知らず。
患者は、医療の限界と医療政策への接近方法を知らず。
たまたま人事異動で医療を担当した記者は、医療を構築する全体像を知らず。
誰もが不平と不満を持ち、身近な敵を作り出し傷つけ合い、そして未来が見えなくなりつつある医療に、東京大学医療政策人材養成講座は一筋の光明をもたらしたのかもしれない。
東京大学医療政策人材養成講座の受講者は、4つのステークスホルダー(利害関係者)と分類された、医療提供者、患者支援者、ジャーナリスト、政策立案者などからなる。
学問ための学問では無く、告発基調の現場報告でも無く、医療に対する過剰期待の裏切られ物語でも無く。
HSPへの期待は、本書に紹介され垣間見える講義の質と講座を支える人材の厚みのみではなく、講座受講者の質の高さが、生み出しているものと思われる。
本書で取り上げられている主要なテーマは、医療財政、医療政策論、医療経済学、医療の効率性と資源配分、市民主体の医療、地域主導の医療、医療の質と情報、医療事故、政策評価、社会調査法・研究倫理等である。
本書の実質的な姉妹本に『医療を動かす-HSP(東京大学医療政策人材養成講座)の活動記録』著・HSP活動報告委員会 (幻冬舎 2007/12) がある。
講座受講者たちのその後の活動内容は、この『医療を動かす-HSPの活動記録』が詳しい。
二冊の併読をお勧めする。
幅広さのある本
学術的な体系性がない点でマイナス1だが、、いわゆる大学で受ける講義の枠を超えた幅広さとわかりやすさがある。医療(政策)の専門家だけでなく、広く政策参加者の枠を拡げようとする試みも評価できる。
ただ、本書も含めてもっと宣伝にも力を入れるべきではないか。東大の講座サイトも http://hsp.ac/ へ移転したようだが、そのお知らせもなされていない。関係者の努力にさらなる期待したい。
患者もチーム医療のメンバーなのだ。
現在の医療制度、医療提供体制、患者の受診行動などに疑問をもつ若き臨床医が、医療経済・政策について何かを知りたいと思ったときに最初に読むに適切な幾冊かの本の一冊である。




