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数字でみるニッポンの医療 (講談社現代新書)

数字でみるニッポンの医療 (講談社現代新書)
By 読売新聞医療情報部

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  • 発売日: 2008-11-19
  • 版型: 新書
  • 208 ページ

エディターレビュー

内容紹介
診療所と病院はどちらが高いの?検査結果はどこまで信用できるの? 医者は本当に足りないの? 薬の値段はどうやって決まるの? 日本の医療の実態を数字を使って明快に解説。

内容(「BOOK」データベースより)
医療の値段は言うに及ばず、「質」も数字で表すことができれば、医療はもっとわかりやすく、身近なものになる。そんな発想から、本書は生まれた。例えば、心臓のバイパス手術の場合、手術件数の少ない病院は、手術を多く実施している病院に比べて、患者の死亡率が2倍も高い。こうしたデータが手に入れば、病院や医師を選ぶ時にも役立つ。


カスタマーレビュー

数字は諸刃の剣3
少数の大金持ちが平均所得を押し上げることがあるように、数字は両刃の剣です。この本だけ読むと患者の不安を煽ることになるかもしれません。何故こうなっているのか、どうすればいいのか、もう少し掘り下げてほしかった。読む価値はある本です。

データはその解釈に注意2
客観的なデータを用いて読みやすく構成されている。取り上げている項目は最近トピックとなっているものが多く、医療分野への取っ掛かりとしてはお勧めできるであろう。
しかしながら一部、医師やその他の医療関係者に対して悪意を感じる表現があるように感じる。またデータの解釈が稚拙であり、読者が正確に情報を解釈できるか疑問を感じる部分もある。一例を挙げると、メタボリックシンドロームの診断基準に関する記載。ウエストサイズの絶対値を欧米と本邦で比較し、本邦の診断基準が際立って厳しいとするのはおかしい。そもそも欧米人と日本人では健常人においても体格が異なるからである。ここで問題なのは現在のウエストサイズの基準値に臨床的意義が無いことであり、著者はその点を言及すべきではなかっただろうか。
日本を代表する新聞社の医療チームの見解としては深みがなくお粗末であると感じる。今後は医学、薬学、統計学に対しより見識を深め、良質な報道を行っていただきたい。

日本医療の問題点5
日本医療の様々なテーマについてデータを挙げ、日本医療の問題点をわかりやすく解説しており、非常に良かった。
しかし、読み終わって暗澹とした気持ちになった。

・人口約1億人に過ぎない日本に、世界全体の台数1/3ものCTがあり、無駄な検査で膨大な医療費が使われていること
・終末期医療が1カ月112万円、特にICUに15日以上入院して亡くなったヒトには平均1030万円もかかっていること
・・・などなど、数多くの問題点を本書で知った。
将来さらに平均寿命が伸び、高齢者がより長く医療を受けることになれば、
日本の財政は確実に崩壊してしまうだろう(というか、すでに崩壊しているのだろうか)。

現役世代の負担を考えるなら、高齢者に対する医療はそろそろ歯止めを掛けないといけないのであろうか。