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By Natsuo Kirino

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  • 発売日: 2004-09-02
  • オリジナル言語: 日本語
  • 版型: ペーパーバック
  • 388 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
ごく普通の主婦であった彼女たちがなぜ仲間の夫の死体をバラバラにしたのか!?

深夜の弁当工場で働く主婦たちは。それぞれの胸の内に得体の知れない不安と失望を抱えていた。
「こんな暮らしから抜け出したい」そう心中で叫ぶ彼女たちの生活を外へ導いたのは、思いもよらぬ事件だった。なぜ彼女たちは、パート仲間が殺した夫の死体をバラバラにして捨てたのか?犯罪小説の到達点!

内容(「BOOK」データベースより)
深夜の弁当工場で働く主婦たちは、それぞれの胸の内に得体の知れない不安と失望を抱えていた。「こんな暮らしから脱け出したい」そう心中で叫ぶ彼女たちの生活を外へと導いたのは、思いもよらぬ事件だった。なぜ彼女たちは、パート仲間が殺した夫の死体をバラバラにして捨てたのか?犯罪小説の到達点。’98年日本推理作家協会賞受賞。

著者について
■桐野夏生(きりのなつお)
1951年生まれ。’93年、『顔に降りかかる雨』で、第39回江戸川乱歩賞を受賞。’97年発表の本作『OUT』は「このミステリーがすごい!」の年間アンケートで国内第1位に選ばれ、翌年同作で日本推理作家協会賞を受賞した。’99年『柔らかな頬』(講談社)で、第121回直木賞を受賞。近著に『ファイアボール・ブルース2』『光源』(ともに文藝春秋)、『玉蘭』(朝日新聞社)、『ローズガーデン』(講談社)などがある。


カスタマーレビュー

はみ出して行く女達3
上巻を読んでいる時は、弥生の事件にかかわった人達の間の信頼性の薄さや刑事の執拗な捜査から、
いつか絶対バレるだろう、それだけのリスクを犯して雅子が弥生に協力する理由を、
読者がどれだけ納得出来るように描けるかがポイントだと思った。
ところが下巻に進むと、それまでのリアルな描写が減り、展開がドラマチックになって行く。
作者の筆致により引き込まれるように読み進められるものの、さすがに事件の当事者弥生までもが
蚊帳の外に出された時は、主役が雅子だとはわかっていても、そんな〜と思ってしまった。
二人の間に流れるような運命的な描写は理解出来たが「死なないで」は個人的にはNG。
単に好みの問題だが、そういう二人だからこそ惹かれ、
一緒になれない事も運命とわかりきっている雅子にこのセリフはちょっと安っぽい感じがした。

NO PAIN , NO GAIN4
映画の「OUT」を観る前に原作を読んでおこうと思ったのがきっかけで読んだ。映画の他にも田中美佐子主演のTVドラマも観たが、小説、映画、ドラマ、全て結末が違う。
やはり小説の結末が一番しっくりくる。雅子と佐竹の特殊な関係を映画、ドラマでは描いてないのが気に入らない。

雅子が新しい一歩を踏み出すのに佐竹との生死をかけた対決を避けては通れない。なぜ映画、ドラマはそれを描かなかったのだろうか?
痛みがなくては何も手に入らない!
映画、ドラマは嫌な現実から楽にOUTし過ぎているのが納得できない。

すごい!すごすぎる!!5
98年度版 このミス 1位
1997文春ベスト10 2位
文春二十世紀傑作ミステリーベスト10 国内部門 18位
日本推理作家協会賞
エドガー賞最優秀長編賞にノミネート

作者のブレークのきっかけとなった代表作。
パート仲間の殺した夫をバラバラにした4人を描くクライムノベル。

それぞれが様々な家庭事情をかかえており、その「閉塞感」からの「OUT」を描ききったのが本作品であり、ミステリーという枠組みを超えた傑作である。
特に、終盤の息もつかせぬ展開は、これまでに類を見ないものであり、作者にしか描けないすばらしいものである。