手ごわい問題は、対話で解決する
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #148828 / 本
- 発売日: 2008-10-03
- 版型: ハードカバー
- 240 ページ
エディターレビュー
内容紹介
本書は、どんなに複雑で解決が困難だと思われる問題でも、心を開いた対話によって、解決への道筋を見つけることができることを伝えています。 アダム・カヘン氏は、世界的ベストセラー「シンクロニシティー」の著者である、ジョセフ・ジャウォースキー氏と共に、ジェネロンコンサルティングを創立しました。そして、対話を用いたファシリテーションによって、南アフリカのアパルトヘイト問題や、コロンビアの内戦、アルゼンチンやグアテマラの再建など、数々の世界的な社会問題や国際紛争を解決へと導きました。 本書では、彼が対話の本質を見出していった過程を、豊富な成功例や失敗例を通じて紹介しています。 <出版社からのコメント> 世界的ベストセラーである本書は、「学習する組織」の第一人者であるピーター・センゲ氏により推薦され、元南アフリカ大統領ネルソン・マンデラ氏からも絶賛されています。 カヘン氏が見出した対話の本質は、国際紛争のみならず、組織の抱える問題、さらには、家庭内の問題にも通ずる普遍的なものです。 また、本書は韓国においては、サムスン経済研究所が選ぶ「経営者への夏休みの推薦図書20選」に選ばれており、世界各国でベストセラーとなっております。
著者について
ジェネロン・コンサルティング社(Generon Consulting)、及びグローバル・リーダーシップ・イニシアチブ(Global Leadership Initiative)の共同設立者。 マギル大学物理学において、(最優秀名誉)理学士号を取得、カリフォルニア大学エネルギー・資源経営学において修士号を取得。 卒業後、パシフィック・ガス・アンド・エレクトリック社、経済協力開発機構(パリ)、応用システム分析国際研究所(ウィーン)、日本エネルギー経済研究所、トロント大学、ブリティッシュ・コロンビア大学、カリフォルニア大学、ウェスタン・ケープ大学で戦略策定や調査研究に携わる。 1990年代初め、ロンドンのロイヤル・ダッチ/シェル社の社会、政治、経済、技術に関するシナリオチームの代表を務め、南アフリカにおける、モン・フルー・シナリオ・プロジェクトに携わる。それをきっかけに、1993年、上記ジェネロン・コンサルティング社を設立。世界中で、複数のステークホルダーによる対話やアクションを生み出すプロセスを多数導いている。
カスタマーレビュー
21世紀型の難題に向き合うための指針となる本
この本は、単なる問題解決手法について紹介するようなノウハウ、テクニック本ではなく、環境問題、エネルギー問題、食糧問題、紛争問題といった解決不可能に見える21世紀型の難題に人類がいかに向き合い、取り組むべきかを示唆し、一人の人間としての自分のあり方についての深い考察と探究を促してくれる本です。
アパルトヘイト後のアフリカや虐殺と集団殺戮が繰り広げられたグアテマラが抱えていた「解決不可能にしか思えない問題」にファシリテーターとして向き合った著者の赤裸々な体験が綴られています。
絶望的な状況の中で、人々がお互いに「オープンに聴き、オープンに話す」ことを通じて、変革を実現していく数々のストーリーが人の可能性の大きさを感じさせてくれました。
中学や高校の教科書などで引用をして欲しいと思うくらい、21世紀を生きる私たちにとても重要なメッセージが込められていると思います。
この本を3つにまとめると&3つ学んだこと
本書「南アフリカのアパルトヘイトを解決に導いたファシリテーターの物語」を読んで、内容を一文でいうと「政治経済社会の複雑な問題の解決には、対話と言うアプローチが非常に有効な手段の一つである」。
また、3つにまとめると?
1.複雑な問題の解決は、従来型の原因究明して、唯一つの正解を求めるという解決方式では実現しない。
2.複雑な問題への有力なアプローチは「対話」である。
3.その対話は、「率直に話すこと」と「オープンで、内省的かつ共感的な聴きかた」で成り立つ。
この本で新しく学んだ3つのコトは
1.問題の複雑性には3つある。
(A)「物理的複雑性」、原因と結果が時間的にも空間的にも遠くはなれている場合の問題。
(B)「生成的複雑性」、過去の経験で解決できないように変化が激しく未来が予測不可能で、未知なる状況の問題。
(C)「社会的複雑性」、問題に関る人たちが価値観や認識、見解が大きく異なる場合の問題。
2.複雑な問題を解決に導くプロセスにも大きな3つの要素がある。
(A)システム的なアプローチであること
(B)創発的なプロセスであること
(C)参加型のプロセスであること
3.上記2.のロセスをを実現する対話は、オープンな方法によって実現される(10の提言にまとめられている。詳しくは、本書をお読み下さい。)。
最後に、正直言って、具体的なスキルやノウハウとしてはほとんど役に立つ内容はなかった。しいて言えば学んだことの3つめの「オープンな方法」。これは心構えとしては非常に有効だと感じた。
それでも、以上をお読みになって関心を持った方には一読をお薦めしたい。
問題解決の本ではありません
ITコンサル・プロマネ(職歴18年)の視点でのコメントです。
職業柄、「問題解決」という言葉には反応してしまいます。
この本がどのような読者層をターゲットとしているのか、誰に読んでほしくて書かれたものなのかはわかりませんが、私の購入動機はコンサルタントとして、「新しい問題解決の手法のヒントが得られるのではないか」というものです。
このような目的でこの本を購入される方は少ないかもしれませんが、この目的だけから評価するならば、点数は高くはなりません。
もっとも、この本が書かれた目的はそんなところにはないでしょうから、この評価がこの本の価値を下げるわけではまったくありません。少しでも社会に問題意識を持って臨んでいる方であれば、読んで後悔するような本ではありません。「普通に」良い本です。
私がこの本に支払ってもよいと思う金額は・・・
1300円
