ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #17603 / 本
- 発売日: 2007-10-02
- 版型: 単行本
- 200 ページ
エディターレビュー
内容紹介
「対話の目的は、物事の分析ではなく、議論に勝つことでも意見を交換することでもない。いわば、あなたの意見を目の前に掲げて、それを見ることなのである」
対話(ダイアローグ)とは:
・情報やアイデアではなく「意味」を共有。
・明確な「目的」を定めなくてもいい。
・人を「説得」することは必要ない。
・あらゆる「想定」を保留することが重要。
「『愛があればすべてうまくいく』と言う人がいる。だが残念ながら、すべてを救う愛は存在しない。だから、もっと良い方法を考えなければならないんだ」
偉大な物理学者にして思想家ボームが長年の思索の末にたどりついた「対話(ダイアローグ)」という方法。「目的を持たずに話す」「一切の前提を排除する」など実践的なガイドを織り交ぜながら、チームや組織、家庭や国家など、あらゆる共同体を協調に導く、奥深いコミュニケーションの技法を解き明かす。
内容(「BOOK」データベースより)
偉大な物理学者にして思想家ボームが長年の思索の末にたどりついた「対話(ダイアローグ)」という方法。「目的を持たずに話す」「一切の前提を排除する」など実践的なガイドを織り交ぜながら、チームや組織、家庭や国家など、あらゆる共同体を協調に導く、奥深いコミュニケーションの技法を解き明かす。
著者について
デヴィッド・ボーム David Bohm
1917~1992年。物理学者。ペンシルバニア州立大学卒業、カリフォルニア大学バークレー校で理論物理学の博士号を取得。量子力学の世界的権威として知られるほか、人類と自然の調和、全人類の融和などをテーマとする哲学的思索でも名高い。著書に『全体性と内蔵秩序』(青土社)、『断片と全体』(工作舎)などがある。
金井真弓(かないまゆみ)
税理士事務所、損害保険会社などで勤務後、フリーの訳者として独立。主な訳書にC・クラーク・エプスタイン『戦略的質問78』、バーバラ・カサニ『go to survive 夢を追った航空会社1500日戦争』、バリー・J・ギボンズ『みんな変わり者だった』(いずれもディスカヴァー・トゥエンティワン)、リチャード・コッチ『戦略集中講義』(英治出版)、ビル・マクファーラン『自分をうまく伝える15の方法』(オープンナレッジ)などがある。
カスタマーレビュー
目からうろこが落ちる一冊です
環境破壊のようなグローバルなことから、身近な人との日常的なコミュニケーションまで、人と人との関係において生じる、さまざまなトラブルを解決したい人におすすめしたい本です。思考が「事実」と混同され、その点に我々が気づいていないと著者は述べていますが、確かに物事の解決を遅らせている原因は我々の思考の中にあることが少なくありません。より自由でポジティブな世界観を感じさせてくれる一冊です。哲学的な内容にもかかわらず、たいへん読みやすく訳されているのも、本書の魅力の一つと言えます。
いろんな意味で難しさを感じさせます
ダイアローグとは、他者と一緒に新たな道を創造すること、そのためには先ず自らの感情を理解し、それと付き合うこと、だと要約できると思います。
よくディスカッションが意見を戦わせることとして、対立概念として比較対象とされますが、そんな単純なものではありません。実際にディスカッションでも対立する意見を一歩引いてみることで第三の道を見つけることが重要であるとされていたりします。
ただ、難しいと感じさせるのは、
人間の脳が自身の感情を一歩引いてみることを自然に行うようにはできていないこと(感情回路と思考回路がつながっていますし、感情→思考への回路の方が思考→感情への回路よりも多いことから。ジョセフ・ルドゥー「エモーショナル・ブレイン」等を参照)、
本書でも述べられているように、対立が文化の域にまで浸透している状況において、自らが実践したとしても回りに潰されかねないこと、
一方で、本書の提言を他者に強制して実践させるような方法は採用できないし、強制した瞬間にダイアローグではなくなること、
などです。
ひとまず身近な気の合う仲間から、ダイアローグで目指したいこと、できそうなことを共有しながら実践し、少しずつ輪を広げることが現実的な方法なのだと思います。
極めて大事なことほど、実践するのが難しいのでしょうね。
必読の書
金井真弓氏の翻訳がすばらしく、わかりやすくて翻訳には星を10個差し上げたいくらいです。コミュニケーションの名著だから当然かもしれませんが、普通の翻訳者にでは出来ないワザです。感謝。
副題から専門書のような感じかな、と思っていたのですが、読むと実にわかりやい平坦な文章でした。しかし、内容は人と人とが対話することの難しさをわかりやすく包括的に開かれた形で提示されているので読みやすいのです。コミュニケーションの難しさやコツを指南するビジネス書や新書などは数多くありますが、部分的なことを小さなエピソードを通じて解説したり、自己主張的な論説で排他的だったりしますが、読み手に多くのヒントと可能性を与える本書は、本としてのすばらしさもありますが、読み手の感性や問題意識によっては、話し方の改善だけではなく、キャリアの飛躍的向上など、応用も無限大に提示されているのが、良いと思います。
手元に置いて数年ごとに読み返せば、その時々の読み方や応用が生まれることでしょう。
