考具 ―考えるための道具、持っていますか?
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #671 / 本
- 発売日: 2003-04-04
- 版型: 単行本
- 239 ページ
エディターレビュー
月刊マックパワー(第161号)
この手の本は(と言っては失礼だけれども)書店に行けばいくらでも並んでいるが、とやかく言う前にとりあえず何冊かは読んでみたほうがいい。私も含めて企画を商品にしている職種の人たちは、ある程度の質のアイデアを、決められた時間内に、どれだけたくさん発想できるかが勝負となる。そのためには、“企画の神様”が降臨してくるのを待っているようじゃダメなわけで、自分の中に企画の醸造システムを作らなければいけない。
かと言って、そうした装置があればいくらでも優れたアイデアが浮かぶのかというと……そう簡単にはいかないんだな、これが。いい企画はどうしたってアクシデント的な要素を含む。故にいい企画屋とは、アクシデントが発生しやすい場を自分の中にすぐ生成できる人のことを言う。本書の著者は広告代理店・博報堂に勤務する現役のサラリーマン。若手クリエーター向けのアイデア本としてはもちろん、管理職の人などには下手なビジネス本より役に立つかも。戦略だって企画のひとつですから。(編集部・高橋幸治、2003年6月号)
内容紹介
考えるための道具、持ってますか?
丸腰で、仕事はできない。
あなたのアタマとカラダを『アイデア工場』に変える
とっておきのシンキング・ツール教えます!
『カラーバス』、『フォトリーディング』、『アイデアスケッチ』、
『ポストイット』、『マンダラート』、『マインドマップ』、
『アイデアスケッチ』、『ブレーンストーミング』、『5W1Hフォーマット』等
すぐに使える「考具」が満載!
【序文より】
あなたは「考えること」「企画すること」が仕事ですか?
今や、ありとあらゆるビジネスマン&ウーマンには
「考えること」が求められている時代になりました。
おそらくあなたも何かを考えなきゃいけないなあ・・・と焦って、
あるいは困っておられるのかもしれません。
もう一つ質問です。あなたは考えるための『道具』を持っていますか?
えっ、持っていない・・・・・・?それはなぜですか?
常日頃思うのですが、考えることが仕事なのに、
そのための道具を持っていない人があまりに多い気がします。
わたしたちは毎日何かアイデアを考え、企画にして、
実行することで対価を得ているのです。
しかしそのためのインフラ=道具の充実度はあまりに酷い。
最新鋭機種のパソコンの前にずっと座っていても、
何も浮かんできません。
考えるためにどうすればいいのか??
誰も教えてくれなかった。
本当なら電話やパソコンと同じように、
考えるための道具もあってしかるべきです。
考えるための道具、あります。
考えるための道具、それを『考具』と呼んでみましょう。
『考具』はあなたをアイデアに溢れた、企画型の人間にします。
『考具』を手にすれば、あなたのアタマとカラダが「アイデアの貯蔵庫」「企画の工場」に変わります。
今までは考えろ!と言われたことはあっても、
誰もやり方なんか教えてくれなかったですよね。
うーむと悩んであれこれ頭の中で“考えて”、パソコンでまとめる。
そんな作業を繰り返してきたのではないでしょうか?
そのやり方、間違いではないです。
でもシステマチックとは言い難いののは事実。
ちょっとしたノウハウやツールを使うことで、
それがものすごく楽になります。
内容(「BOOK」データベースより)
丸腰で、仕事はできない。あなたのアタマとカラダを『アイデア工場』に変えるとっておきのシンキング・ツール、教えます。
カスタマーレビュー
<一人で出来る>ブレーンストーミング
本書は、「アイデア」を出すための多くの手段を紹介する。
ブレーンストーミングもその一つ。くらたまなぶ氏も『創刊男の仕事術』でその重要性を強調していた。しかし、これ意外と難しい。まず相手がいない。たとえ相手がいたとしても、時間が合わない。
そこで本書の出番だ。どんなものでも「人間が考え出したこと」。アイデアは既存の要素の組み合わせだから、アイデア出しの思考はひたすら拡散させる必要がある。
「似たような案を、似ているからといって一緒くたにしてしまったり、頭の中で勝手にまとめてしまうこともよくありがちですが、それはもったいない」
「複数の選択肢の可能性に自分を置いてみることは大事です。創造性がない、と言われる背景には、こうした選択肢があまりに少な環境で結論を出してきたことにもあるように感じます。」
ことあたり、フムフムという感じで読む。そして目がとまるのが「マンダラート」。いくつかの<考具>の中でも、筆者が一番力を入れて紹介している。
「シンプルなフォーマットから不思議なほどアイデアが出てくる」と見出しにある。ほどよい強制力を思考にもたらす装置だ。筆者は、この手法を使い倒している。
マンダラートの具体的な使用方法を知るだけでも、本書を読む価値はある。
アイディアで生計を立てる覚悟のある人向け
ネット上では商品の内容を確認することができませませんが、ポイントを
以下ご紹介すると
●企画が仕事になってしまった人は・・・31ページ
●アイディアに煮詰まっている人は・・・202ページ
●広告会社に興味のある人は・・・10ページ
●ピカピカのフレッシュ(マン←脱字?)&ウーマンは・・・88ページ
●新たに部下や後輩ができた人は・・・153ページ
といった具合です。このあたりにも既存の「立ち読み=×」という概念にとらわれていない筆者のアイディアの奔放さを感じました。私のお勧め立ち読みポイントは「企画が仕事になってしまった人は」です-これで購入を決断しました。
筆者は考えるためのツールである「考具」をくだけた語り口で実例も交えて分かりやすく説明していますが、いずれのツールも「プロ向け」であることは間違いなく使い手を選ぶかも知れません。
が、巷に溢れる"簡単に出来るxxx"のような本とは一線を画していて、誰にでもきちんと手順を踏む(裏技的なものは殆どない)ことにより商業レベルのアイディアマン&ウーマンとなれることを示しています。
かく言う私は筆者の広告業界とは程遠いフィールドで生計を立てていますが、ビジネスには常に大なり小なりの企画(project)で成り立っていますので、一種の「思考規範」と出来るなと感じました。
また、後から読み流すこともできるようにちょうど良い塩梅で(これが多すぎる本が多すぎる!)ポイントが太字になっているのも、体(アタマ?)に染み込ませるには良さそうです。
お勧めです。
アウトプットが大切です
この本は、「ビジネスブックマラソン」を作られていらっしゃる土井英司氏が推薦されていた本です。
さまざまなノウハウが蓄積された良書です。ただし、ノウハウだけ知ってもあまり意味がありません。著者もアウトプットの大切さを述べています。
良書に出会ったときは気持ちのいいものです。その本の中身がまるで自分のエキスになったような高揚感があります。そこで大切なのは、アウトプットして自分のものにしてしまうことなのです。文章にする、人に話す、仕事で実践する。どんな形にしろ、アウトプットするとしないとでは天と地ほどの差があります。本書は、実践することで初めて実になる本だと思います。
アウトプットするには行動しなければなりません。習慣化するには継続する忍耐が必要ですし、障害にぶつかったときの解決力も必要です。続ける勇気と覚悟は常に持ち続けていたいものです。
