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親と子の[よのなか]科   ちくま新書

親と子の[よのなか]科 ちくま新書
By 藤原 和博, 三室 一也

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  • 発売日: 2002-05
  • 版型: 新書
  • 222 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
「学力かゆとりか」「公立か私立か」「受験か生きる力か」、教育現場の混乱が続いている。学校五日制や総合的学習の時間の導入など、教育改革論議のなかではとかく制度論が先行しがちだが、肝心の授業自体の中身については、いまだ不透明なままだ。『人生の教科書』シリーズで、子供たちが「よのなか」を学ぶ画期的な手法を編み出した著者が、ある親子の食卓での会話を例にして、日常の身近な話題から入り、物事を論理的に考えるクセをつけるための具体的な方法を提示しながら、「学力」や「生きる力」の本質に迫る。

著者からのコメント
「無表情の食卓が珍しくなくなった…。」
これはある大学の先生の言(04年11月13日 日本経済新聞連載「未知なる家族」)。
これを聞いてよのなかのお父さんたちはこう言うんじゃないだろうか。
疲れて帰ってきて会話なんかしている余裕なんてあるわけないし…。
そもそも残業で遅く帰ってくるから時間が合わないし…。
子供とどんな話題で話したら良いっつうの…。
「親と子の[よのなか]科」は是非そんなお父さんたちに読んで欲しい本だ。
内容は、私と私の家族(子供が小学校高学年の時期)との「問いかけ」「問いかけられる」会話を取りまとめたもの。「問いかけ」「問いかけられる」テーマはよのなかに関するホントに身近な物事。
家で飲むコーヒーと喫茶店で飲むコーヒーを比べて喫茶店のほうが高いのはなぜかという問いかけから値段のカラクリを考えたり、などなど。日常生活のなかに「問いかけ」のネタはいっぱいある。
「我が家でも娘に身近な話題の問いかけをしてみました。私なりに「我が家のよのなか科」のネタを仕込んでいきたいと思っています。」
これは本を読んだ大学時代の友人からもらった年賀状に書いてあった言葉。仕事の量も責任も増え、家族との会話を大事にする余裕がなかなか無くなる40代。そんな彼が食卓でのよのなか科に「参戦」したという。うれしい。
まずは読んで見てください。
皿数よりも話題の広がる食卓―よのなかのお父さんがその主役になるためのささやかなきっかけになれば幸いです。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
藤原 和博
1955年生まれ。東京大学経済学部卒後、78年、リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任。93年からロンドン大学ビジネススクール客員研究員、同社フェローを経て02年杉並区教育委員会参与(教育改革担当)に

三室 一也
1961年東京都生まれ。東京大学経済学部卒後、84年、商工中金へ。営業店、通産省出向、職員組合、本部などの経験を経て、02年3月より岡山支店勤務(単身赴任)。東京の留守宅に、実の両親、妻、長男(中1)、長女(小5)を残す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

発想が素敵4
何気ない家庭での親子の会話集なんですが、「よのなか」について親子で共
に考えることの楽しさが伝わってきます。
印象に残った言葉です。
◆たとえば「もし○○がなかったらどうなるか?」という疑問。(略)大人
の私たちが「常識」として前提にしてしまっていることの本来の重要度や意
義を問い直す、いいキッカケになるでしょう。

◆「ダンボール紙で、新しいバックギャモンのゲーム盤をつくろう!」
◆大江戸線の地下鉄のトンネルは普通の地下鉄の直径と比べると7割くらい
の大きさです。直径で7割ということは、掘る面積でいうと、普通の場合の
5割くらいで済むことになる。このように「数学的に物を考える癖」をつけ
るのもいいなあ。

◆自分の人生をマネジメントする事、国や会社のマネジメント行動をきちっ
と見極め、評価する力が、これからは大事になる。
◆子供にはいつも言っていることがあります。答が正しいかどうかが大事じ
ゃなくて、自分はこう思うということをちゃんと言えることのほうが大事な
んだって。

◆「なぜそうなるのか」「どうしたらよいのか」「どうしてそうしたらよい
と考えるのか」といった“問いかけ”を大事にしながら、身近な物事につい
て一緒に考えるような親子の会話をだいじにしたいと思うようになったの
です。

よのなかをもう一度学びなおす5
子どもを育てるということは、子どもを通して人生をもう一度生き、[よのなか]を学びなおすことなんだと思います。
子どもと強く関わることは、親自身の人生が豊かになっていくことでもあるのだと思います。
本書で著者のミムラーさんも、子どもよりも学び、子どもよりも考え、子どもよりも発見し、そして子どもよりも子どもらしくなっていってますね。

だから楽しいし、それが子どもに伝染している。

[よのなか]を学びなおす5
子どもを育てるということは、子どもを通して人生をもう一度生き、[よのなか]を学びなおすことなんだと思います。
子どもと強く関わることは、親自身の人生が豊かになっていくことでもあるのだと思います。
本書に登場するお父さんも、子どもよりも学び、子どもよりも考え、子どもよりも発見し、そして子どもよりも子どもらしくなっていきます。

だから楽しい。