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思考・発想にパソコンを使うな (幻冬舎新書)

思考・発想にパソコンを使うな (幻冬舎新書)
By 増田 剛己

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  • 発売日: 2009-05-27
  • 版型: 新書
  • 231 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
あなたの思考・発想を凡庸にしているのはパソコンだ!コピー&ペーストで、記憶力、構成力、表現力が衰える。パソコンは大量の情報の収集・整理には便利だが、知的創造には不向き。そこで「手書きノート」だ。ふと浮かんだアイディアは、断片をメモするだけでなく、可能な限り文章化する。文章にすれば記憶に定着しやすいし、そのプロセスが、自己分析力と他人に伝える力をつける。漱石、熊楠から、野村克也監督、中村俊輔選手まで、古今各界一流人の使えるノート術も一挙公開。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
増田 剛己
1958年山口県出身。出版社、編集プロダクションを経て現在フリーライター。幅広いジャンルで著作があるほか、雑誌の連載や講演もこなす。下関マグロのペンネームも持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

手書きのよさを再認識、脳が活性化しそう5
手書きのよさを再認識させてくれた本。
実際に自分でノートを活用し始めてみると
思考の整理が次のように展開していく。

「思いついたことやアイデアをメモに書く」
→「取捨選択して自分なりに内容を発展させてまとめる」
→「折を見てそのノートを読み返す」
→「別のヒントにつながる」

といった展開となり、アイデアの再確認になり、
脳の活性化につながっているようだ。
ノートをつけることは誰でも簡単にできるので(継続するのは難儀だが)、
そのための導入書として一読をオススメしたい。

なお、最近は「思考の整理学」(外山滋比古著)がかなり売れているようだが、
内容には共通した部分もある。両方とも良書であり、読み比べて見るのも
面白いだろう。

「思考・発想にパソコンを使うな」の方が「思考の整理学」よりも
読みやすく、ビジネスマンには実践的かもしれない。


ソフトウェア業界でも5
ソフトウェア業界で、思考、発想にパソコンを使わない人がいる。
プログラマは、プログラムを組むための思考、発想のためにパソコンを使うのが仕事である。
プログラムを組むのでないのに、パソコンを使うのは邪道だろう。

文章でも同様である。
パソコンで文章を書くのがよいのは、タイピングでタッチタイプをする人である。
タイプに気をとられるような人はパソコンで文書を書いてはいけない。
パソコンで文章を書くと独りよがりになりがちである。
書いたら、印刷して見直すことができない人は、パソコンで文章を書いてはいけない。

そういう基本的なことを理解していない人が読むとよい本かもしれない。

後で自分で読める日記のすすめ3
「未来の自分が読んでわかるように、日々の出来事と感想を書いておけ。それにはノートに手書きが一番」という内容です。題名には違和感があります。

細かいhow toはいろいろ示されていますが、第一章では著者の履歴・経験や効能などがかかれているが冗長な印象、そこで「具体的には後で」と言いながら、その第四章でも小手先というか、散逸な印象を受けました。

パソコンに偏重していたとしても、全く手で書かないという極端な人はいないでしょうし、手書きにより脳みそが刺激されたという経験のない人も少ないのではないかと思います。それ以上の「どう活きるのか、活かすのか」の部分に不足を感じました。
問題は「見返したとき」のことです。自分のノートを見返したときに何が起こるのか?それがあることで、価値のある行動と結果を得たのなら、それはどういうものなのか?その部分をもっと解説してほしかった。

本書にあるのは、著名人がつけているノート、それは本人にとって火事場で一番に持ち出すほど大事なものである、創作活動に欠かせない有用なものであった、ということと、著者自身が取材に用いる記録方式として実はノートが一番だというような感想程度のものです。
例えば、昔の記録を見てもさっぱりわからない、それは後でわかるように書いていないからであった。もしこれが書いてあったらなあ・・というような流れがあるのですが、「もし」それがあったらどうなると期待しているのか、がわからないので、必要性が身にしみて感じられないのです。
せっかくの著者の、「ノートによる経験」があるのに、それを知りたいのに、利点の解説が利便性や観念的なことに終始していて、「その結果何が起こったか」という本当の意義・効能が伝わってきません。「自分の経験」を後で新たに思い起こすことにどれほどの価値があるのか?そのためにはどういう書き方が必要なのか?という方向性と構成が欲しかったです。

「書いて忘れる」「後で読み返すために書く」「トイレでメモ」「時間管理」「結局は時間の節約になる」「星新一の創作課程」
などなど、読んで楽しい情報も、そうだよな、わかってたけど・・と身につまされる忠告も、ノウハウもたくさんあり、読んでためになる本ではあります。その分、本丸が欠けていることを残念に思いました。