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トゥルーマン・ショー(通常版) [DVD]

トゥルーマン・ショー(通常版) [DVD]
監督: ピーター・ウィアー

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  • Amazon.co.jp ランキング: #4549 / DVD
  • 発売日: 2006-04-21
  • アスペクト比: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, Widescreen
  • オリジナル言語: 英語, 日本語
  • 字幕: 日本語
  • 実行時間: 103 分

エディターレビュー

内容紹介
トゥルーマンは保険会社の平凡なセールスマン。しかし彼は自分の生活が少し変だと思い始めた。もし自分の人生が、実は“演出された作りもの”だったら…? 鬼才ピーター・ウェアー監督のもと、才人ジム・キャリーが絶妙な名演技を見せて絶賛されたヒューマン・コメディの傑作。

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『マスク』のジム・キャリー主演による異色ヒューマンコメディ。トゥルーマンの人生は、隠しカメラで撮られたTV番組として世界中に放送されていた。彼はやがて自分の人生がすべて作りものだったことに気が付き…。“ハッピー・ザ・ベスト”

内容(「Oricon」データベースより)
リーズナブルな価格で名作を提供する“ハッピー・ザ・ベスト!”対象商品。保険会社に勤める平凡なセールスマンの生活は、隠しカメラによって24時間テレビ放送されているという物語を描いた作品。ジム・キャリー、エド・ハリス、ローラ・リネイほか出演。


カスタマーレビュー

「ワイドスクリ−ン・バロック」 的狂騒が 「作り物」 としての 「日常」 をぶっ壊す。5
どこか、フィリップ・K・ディックが書きそうなストーリーだなぁ。。。と思ったら、やはりプロットやシチュエーションは、1959年ディック作の小説「時は乱れて」に拠っているとのこと。

まぁ、それはそれとして。。。
主人公を演じる ジム・キャリー の演戯がまず光っている。
彼の真骨頂であるドタバタコメディ風のユーモアと、作品の主人公トゥルーマンが文字通りの「自分探し」に生命を賭す真剣な姿が絶妙にミックスされて小気味が良い。

そして、作品全体から感じる印象は、戦後アメリカをはじめ日本にも移入された「郊外住宅地」という空間に象徴される人工的で、ボードリヤール風に言えば、「ハイパーリアル」な生活環境の「作り物」めいた妙に明るい不自然さである。

その中で、TVを視聴する「観客」は、「作り物」としての「物語」をただただ傍観し消費するのみ。そこに生身の血の通った交流は存在しない。

しかし、自分の人生、自分の生活が「作り物」であることに気づいてしまったトゥルーマンは、自分が生まれながらに放り出された、その「張りぼて」の「物語」−「世界」(「時間」「空間」)の「真実」を躍起になって探ろうとし、しまいには破壊しようとする。

実は、この映画は、この時代の真相 ―― 今生きているこの世界そのものが、実は「作り物」であり、「張りぼて」のようなものであり、「シミュレーション」でしかない・・・つまり、「虚構」によってでっちあげられたものでしかないこと ―― を、SF的なアイデアを駆使することで、見事に暴きたて「異化」してみせているのではないか。そんなふうに思った。

日常の崩壊感覚がリアルになればなるほど、その衝撃は大きく、「絶望的な快感」をもたらしてくれる。
―― 究極の「すごい」風刺的表現とさえ言えよう。

皮肉ったテーマが重いですね。4
この作品は好みが分かれるのではないかと思います。それに、世論に対して各方面に亘って物議をかもし、真偽とは何かといった倫理面において問題提起されるのかもしれません。また、マンネリ化人生に対して、その社会に一石を投じているものかもしれません。
こういったギミックな疑似体験コンテンツはアメリカ映画でたまに散見されるものですが、この作品はそれらの真骨頂を示すものと言えるでしょう。
現実社会にも同じようなことが起こっているともいえます。例えば、設定されたマスメディアなどで世論が左右され感情と共に多勢を占めて動かされてしまっているということ、行政などによりフリーダムな行動が制限されクローズな空間でしか身動きが取れなくなってしまっていること等々。
少し悲観的かもしれませんが、自らが創ったのではなく作られた世界に決まりきって存在しているといった考えなのですね。
この作品のテーマは非常に重いですね。ジム・キャリー主演ということで、てっきりコミカルなお笑いドラマで楽しめるんではないかと思ってたのですが、鑑賞後には気がめいってしまうような憂鬱な余韻が残ってしまいます。
というよりもこの映画を重く受け止めて、時には、今何が問題なのか、本当に自由というものが存在するのか、われわれは拘束された閉塞空間でしか生きられないのか、翼はもうないのかといった問答をするべきなのかもしれません。

最高です5
この映画は面白い。自由とは何か?自分の世界は本当の世界か?という問いや、何も起こらないような人生と思っていても、実は誰もがドラマのような人生を送っているんだ、ということを教えてくれているような気もする。そのあたりも面白いのだが、私にはこの映画の中にあるメディア批判の部分が一番気に入った。一般大衆の覗き趣味を刺激して、視聴率を稼ぐためだったら人の人生なんて死も含めて商品として扱ってしまう。後半部分の”監督”の動き、会話の中には自分を神(Creater)にまで昇華させてしまいトゥルーマンはおろか一般大衆まで見下ろす態度。しかし全世界に影響を与え、すべてが自分を中心に動いていると見えた監督の最高傑作トゥルーマンショーの映像が突然切れた後に視聴者が最初にしたことはテレビガイドを見ることだった。所詮は神様にまでなった監督の人生をかけた作品などは暇つぶしの何物でもなかったことを見せ付けてくれる。
この映画はもちろん作り物なのだが、よく考えると同じようなことはすでに日本を含めてどの世界でも起きているのではないだろうか?傲慢で我々大衆を見下ろし世界を自分達がリードしていると勘違いしているメディア、被害者の立場に無頓着で覗き趣味だけを刺激し続けるワイドショー、外国に行ってはありもしないステレオタイプを故意に強調し、現地(ニューギニアとか)の人を日本に招くふりして晒し者にし、文化交流にかこつけて実際は日本の優越性を演出するテレビ局。こんな番組なんてもううんざり。そんなことを考えさせられた映画です。