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100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ 馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる (競馬王新書21)

100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ 馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる (競馬王新書21)
By 井内 利彰

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  • 発売日: 2009-05-22
  • 版型: 新書
  • 189 ページ

エディターレビュー

内容紹介
天皇賞春の3連単22万1080円を6点で当てた調教捜査官・井内利彰の新刊。
馬が生き物である以上、「調子」は絶対に無視できないはずです。しかし現実は、明らかに調子の悪い馬が1番人気になっていたり、絶好調の馬が人気薄だったりと、「調子」は意外と人気に反映されていません。本書の目的は、調教欄から「馬の調子」と「厩舎の勝負気配」を見抜くことです。調教欄の正しい読み方がわかれば、不調の人気馬、絶好調の穴馬を判別できるようになり、馬券で勝つための究極の作戦は「絶好調の馬だけを買うこと」だと気付くはずです。

内容(「BOOK」データベースより)
馬券で勝つための究極の作戦は絶好調の馬だけを買うことだ!馬が生き物である以上「調子」は絶対に無視できないはず。なのに「調子」は意外と人気に反映されていません。つまり、調教欄の正しい読み方さえ分かれば、誰でも簡単にオイシイ馬券が獲れてしまうのです!!主要コースの激走パターン、主要厩舎の勝負調教を公開。

著者について
井内利彰
●いうち としあき 1976年、大阪生まれ。大学時代には大阪ミナミの駐車場でアルバイトをしながら、自作の競馬新聞を駐車場のお客さんに配布していた。1999年、トラックマンの印を分析した馬券術「番記者番付」の開発者として「競馬王」誌上でデビュー。2001年には、かねてから取材していた白井調教師のアドバイスを基に、調教馬券術「調教Gメン」を発表。膨大な調教データを駆使した斬新な分析で、「調教適性」の存在を世に知らしめる。以来、調教捜査官としてテレビ、雑誌、インターネットなど、様々なメディアで活躍している。主な著書に「番記者番付」「調教欄で荒稼ぎする必勝法調教Gメン」「調教師 白井寿昭 G・勝利の方程式」(小社刊)などがある。


カスタマーレビュー

調教という視点からレースを推察するクラシックテキスト。5
様々な視点から予想は可能である(的中するか否かは別として)。

血統(この種の競馬本は数多い)、
好きな人から連想した数字(織田作之助の小説「競馬」参照)、
パドックでの直観予想(これで予想したことはない)など他様々な予想方法がある。
私自身は血統を予想の考慮要素にしてはいたが、調教内容を自分で判断し予想はしていなかった。

ハッキリ言って、調教内容とレース結果は他の要素(血統など)と比べ、
相対的に相関関係は高い筈だと分かっていた。
しかし、しかしである。
その手立てが無かったのである。
どのように競馬新聞での調教欄を咀嚼すれば良いのかが・・・。
その問題を解決するのが、本著である。

概括すると、
a 調教コース
b メニュー(馬なり・強め・一杯)
c 調教時計
d 調教を見たであろう(見てないかも)記者の主観的記事

上でも書いたが調教欄からは考える手立てが無かった為、
私は予想する際 a b cを考慮要素としておらず、
d を鵜呑みにし予想せざるを得なかった。
この点、本著では a b cを予想する際の考慮要素とできるように
過去の事例を用い調教適性について理路整然と体系的に纏められている上、
他にもローテーションと調教本数、調教場所、厩舎別内容、
各競走条件での必勝調教パターンなどを緻密に分析し詳しく解説しており、
私にとって調教という新たな視点から競馬の楽しみを増やすことが出来、
徹底した著者の調教からのレース予想には本著が新たなクラシックテキストにも成り得ると感じた。

本著によって、ややもすると調教面からの素人予想を超え、
調教師が行った調教メニューそのものに文句を付けたくなる調教捜査官が
数多く出現するかもしれないとも感じた。

その他、サラブレッドという芸術品を中心とした競馬社会を真摯に観察する著者の姿が
本著には沢山見受けられ、今まで私が読んできた競馬本とは一線を画する。

調教理論から日本近代競馬を解明する5
本屋の競馬コーナーへ行ってみていつも感じる事ですが、最初に説明をチラッと書きページ数の大半を無駄なデータのみの転写で済ませている内容の本や、本の所々に月会費を必要とする自分のサイトの紹介をしているものであったりと読者を馬鹿にしているような不誠実な本が多く、「他でも聞いたことあるような事書いてるな」だとか「自分の理論をその本で完結できんのかい」とツッコミを入れたくなるエピゴーネンが書いた使えない本が腐るほど出版されているという事を感じます。
しかし、この本は上記に見られるようなトリビアルな本ではなく、井内氏が提示する調教適性という理論は秀抜な作品に仕上がっていると思います。

この本で展開される調教適性という理論は、好走馬の調教パターンを把握し、その背後にある複雑なファクターが絡み合ってブラックスボックスと化している原因を、取材から得た調教師の発言も用いながら原因解明し、調教を分析するアプローチを井内氏は採用しており、唯一無二の「調教適性理論」として構築されているという印象を受けます。
本の帯にあります橋口師の「井内氏の調教データが参考になる」との発言も決して嘘では無い事がわかります。

調教師は各人各様にレースから逆算したスケジュールで調教を行っているとは思うのですが、甚だその調教が適正であったかどうかという点において、私自身疑問を多々持った事があります。
調教師の調教スケジュールが適正であったかどうかという予想家含め競馬関係者も検証を怠っていた問題を、新聞の調教欄から井内氏自身が「調教適性理論」を以って解答を用意したという点でも価値の有るドラスティックな事だと思いますし、調教欄を用いる予想まで昇華させた理論展開も含めて満点評価できる一冊でした。

日本近代競馬の調教理論を知るには最上の一冊です。

次回の作品も期待しています。

調教は重要と考えるようになる5
まず09.5/31ダービーで主要厩舎・勝負調教の馬が走りました。

ただの攻略馬券本ではなく中身がしっかりしています。
今までの調教方法及びタイムの見方が変わり、予想も調教が中心になりそうです。

この競馬王新書シリーズは中身がないものが多い中では素晴らしい一冊です。