組込みソフトの開発現場につける薬 (技評SE新書)
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商品の詳細
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- 発売日: 2008-01-17
- 版型: 新書
- 224 ページ
エディターレビュー
内容紹介
現在の組込みソフト開発現場は、旧来の自転車操業を継続するのに手一杯で自らの開発技術の変革ができないでいます。本書では、なぜ変革できないかを考察するとともに、原稿のCMM/PMBOK主導の開発管理にあえてオブジェクションし、実践的管理のためのヒントを提示します。さらに大規模化した、開発チームの育成についても言及しています。
内容(「BOOK」データベースより)
市場の多様化によって組込み機器はさらなる「高品質」「高機能」「高性能」なものとなり、それらを実現する組込みソフトウェア開発は「短納期」「低コスト」に加え、生産性向上を伴う「開発技術の変革」が求められている。このような厳しい状況を打開するヒントが詰まった組込みエンジニア必携の書。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
杉浦 英樹
1986年富士ゼロックスに入社。「何処にも青山あり」の言葉のとおり、言われるがままに組込み制御ソフトウェア開発を開始。以来、組込みソフトウェア開発全般に没頭。アセンブラによる機械制御から、構造化手法へのパラダイムシフトを経て、オブジェクト指向による組込みソフトウェア開発へパラダイムチェンジ。開発手法の変革の中で、開発プロセスと開発管理の必要性を身をもって体験できた。昨今は、組込みソフトウェア開発に関する技術プロデュースを中心に、さらなる効率化を推進している。「ソフトウェアは、シンプルでわかりやすくなければならない」が信念。SESSAME(組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会)コミュニティ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
薬は発明するものだろうと
現場につける薬は、自分たちで作るものだと思いました。
自分の道具は自分たちで作る職人がいるように、
自分たちにつける薬は、自分たちで作れと。
著者に求めようとした読者は、みごとに裏切られる。
本書によい点をつけている人も、、悪い点をつけている人も、
自分で薬をつくることができる人なら、本書はきっと役に立ったと思われます。
開発現場を救え!
杉浦さん、富士ゼロックスで、組込みソフトの開発に従事された方。
アセンブラベースから、構造化手法を経て、オブジェクト指向を、開発現場へ
苦労して適応された経験を整理されています。
現行のPMBOKやCMMIが、従来のISOと同様、管理のための管理に
なりがちなことを指摘し、現場として有効な開発管理手法を模索されています。
過去に比べて、開発ツールや設計・開発手法等の適用によって、
明らかに生産性が向上しているはず。
それにもかかわらず、開発対象物の増大、複雑化により、また、
バックログが積みあがっているため、目先の品質・進捗の解決に注力せねばならず、
現場のメンバーは疲弊し、
新しい開発ツールや設計・開発手法の試行に手が回らず・・
中国やインドの技術者にも追い上げられている・・という
ソフトウェア開発の現場の声でした。
後半は、その処方箋として、
理想のプロジェクトチームを作る方法、
必要十分なプロジェクト管理について、
たっぷり考察されていました。
現実的な開発管理の考え方
CMMIのレベル認定を目標にした改善という名の管理作業の増大や
PMP有資格者によるPMBOKベースの管理に異論を投げかけ、
真に必要な開発管理の重要性を説いている。
内容的には、具体性に欠けるが、具体化してしまった場合は、
目先の活動に終始してしまって、本質を見誤る可能性が高いので、
このような記述レベルが妥当ではないかと思う。
いずれにしても、大規模開発現場を想定しているので、
要求獲得から、総合試験まで独りでやっている現場には、
参考にはなるが、依然として消化不良な面もある。
しかし、どんな開発現場でも具体的に何を目的にどんな活動をするべきかは、
個々に考え実行する必要があるだろう。
その為に必要な「考え方」がコンパクトにまとまっていて良いと思う。
会社の方針の言いなりのCMMI推進者に、ぜひ読ませたい一冊である。





