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ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち
By ポール グレアム

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  • Amazon.co.jp ランキング: #1342 / 本
  • 発売日: 2005-01
  • 版型: 単行本
  • 280 ページ

エディターレビュー

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 『一般報道では、「ハッカー」とはコンピュータに侵入する人物のことを指す。プログラマの間では、その言葉は優れたプログラマを指す。この2つの意味は実はつながっている。プログラマにとって「ハッカー」とは、文字通りその道の達人であることを意味しているんだ。つまり、コンピュータに、良いことであれ悪いことであれ、自分のやりたいことをやらせることができる者、ということだ。』

   コンピュータに囲まれ、インターネットで何もかもが置き換えられようとしている現代では、インターネットに住み、コンピュータを自在に操るハッカーは、ときには魔法のように世界を次の世代へと進めるウィザードとして、またときには挑戦的で反社会的な問題児として扱われる。2つの極端な扱いはともに、ハッカーが「ルールに従順でない」ことから来ている。誰もが当たり前と思っている「ルール」を曲げることで、良くも悪くも普通ではない結果を得ることができる技能の持ち主、それがハッカーだ。

   ハッカーの並外れた知識と技能は、普段はインターネットやコンピュータの向こう側に隠れていて見えない。ハッカーは同時にオタク(nerd)であることが多く、概して社交的ではない。その技能で、反社会的活動に関わったときに初めて外の世界からその存在が公になるために、ハッカーはコンピュータに悪事を働くものとして定義されてしまった。著者はこの日本語版のための書き下ろしを含む17のエッセイを通して、ハッカーの頭の中に広がる世界を一般社会に見せようとしている。コンピュータ・ソフトウェアのプログラミングに関わる深い問題と、貧富の差や富の創造、それにものづくりのセンスのようなやわらかい題材を通して、コンピュータ時代の革新を担うハッカーたちのものの考え方に触れることができる。

 『オタク野郎』たちを使いこなすのは難しい。とりわけ、ルールにとらわれ、リスクをとって前に進むことのできない『髪のとんがった上司』には、彼らをうまく扱うのは至難の業だ。本書は、ハッカーたちが考えていることをハッカーでない人たちにもわかる言葉で解説してくれる。『過去30年ほどの間に裕福になった人々の多くがプログラマであった』ことを考えれば、彼らが今何を考えているのか知ることは、無駄でないどころか必須科目だとすらいえるだろう。また、今現在「オタク(nerd)」のレッテルを貼られて苦しんでいる若者たちにとっては、周囲に広がる広大で可能性に満ちた世界を知ることができる、社会見学のような存在でもある。(吉松史彰)

出版社 / 著者からの内容紹介
大成功ベンチャーの創業者にして天才プログラマの著者が語る、これからの時代を見通す考え方と創造のセンス

本書の著者Paul Grahamは、LISPプログラミングの達人であると同時に、後のYahoo!Storeとなるソフトウェアを作り、ベンチャー創業者として大きな成功を収めたことで知られる。本書でGrahamは、コンピュータが大きな役割を担う時代において、いかに発想を広げ、美しいものを設計し作り上げるかを、さまざまな切り口から大胆に考察している。インターネット上で大きな話題となったエッセイを書籍化。
Hackers and Painters: Big Ideas from Computer Age (O'Reilly Media, 2004)の日本語版。

内容(「BOOK」データベースより)
普通のやつらの上を行け。天才LISPハッカーにして、ソフトウェアベンチャーを成功させた筆者が、ものつくりのセンス、成功するビジネスの秘密、発想を刺激するアイディアを語る。


カスタマーレビュー

とんがれ!とんがれ!4
 誤解を恐れずにいえば、本物のハッカーによるハッカー入門書である。ただし、ネットワーク犯罪者やその予備軍は関係ない。かといって、ハッカーは聖人君子でも数学者でもない。
 技術論だけでなく、ハッカーの生き方、考え方について持論が述べられる。Lisp至上主義など、独善的とも感じられるところもあるかもしれないが、著者は自ら立ち上げたベンチャービジネスを大企業に売り抜けており、その成功体験を背景に主張するだけに反論するなら相当の理論武装が必要だ。
 大企業で出世の階段を昇っていくことなんか考えずに、ずっと最先端の技術と触れていたい、あるいは自分でテクノロジー志向のベンチャービジネスを起こしてみたいと考えている「とんがった」ソフトウェア技術者が若いうちにこのような本に出会えたら幸運というものだろう。あるいは、ハッカーを理解し、尊敬するひとのための本だ。ただし、手とり、足とりの親切さはない。ときおり「分かる人にしか分からない」ような表現もあるので、何年か経って読み直してみたら新たな発見があるかもしれない。

ハッカーの川合さんが翻訳したハッカーについての本5
翻訳者の川合さんはGaucheやKahuaのハックで知られる本物のハッカーだ.しかも超コアなLispハッカーだ.その川合さんがウェブサイト上でPaul Grahamのエッセーを翻訳しているのを知ってニヤリとしたものだ.ハッカーはハッカーにしかわからないマインドがある.そのニュアンスを川合さんはうまく伝えてくれていると思う.コンピュータにかかわる人よりも,むしろコンピュータを知らない人の方がこの本を面白く読めるのではないだろうか.あとハッカーには(この翻訳本を読む前提で)是非オリジナルのテキストも読んで日本語には翻訳困難なニュアンスを感じて欲しい.

エンジニアを組織、管理している立場の人間にぜひ読んでもらいたい。5
最近はwebに発表したエッセイや、ブログのエントリーをそのまま出版したりなんてことがあるけれども、この本もその類。そういう風に書いてしまうと、なんだか企画モノのような中身の無い浮ついた内容、ある種タレント本のようなものを想像してしまうかもしれないけれども、この本についてはそういうことは無くて、なかなかの内容。

内容はポール・グラハムによるIT業界、そのコミュニティ、もしくはハッカー(ごく一般的なITエンジニアも多少通じるところがあります)に関する文化論をエッセイとして論じたもの。

エンジニアが書いた文章だからと言って、その内容が堅苦しいわけでもなく、また理系用語をちりばめた、その知識が無ければ理解に苦しむようなものでもありません。お互いが技術者だから分かる、もしくは分かってもらいたいと言うような読者層を限定してしまう内容ではなく、エンジニアではない一般の人たちにも非常に分かりやすい内容。
特に非エンジニアの人たちには理解に苦しむところがあるのかもしれない、ハッカーの行動、考え方についてはエンジニアを組織、管理している立場の人間にはぜひ読んでもらいたい部分だったりします。