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キーチ 8 (ビッグコミックス)

キーチ 8 (ビッグコミックス)
By 新井 英樹

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おすすめ度:

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  • 発売日: 2006-02-28
  • 版型: コミック

エディターレビュー

出版社 / 著者からの内容紹介
同級生・みさとの心の闇を救うべく走り続けるキーチが、ついに日本中を騒然とさせる行動に出る!!


カスタマーレビュー

どうあるべきか5
やっと出た8巻!展開はなんとなくわかっていたけど、やっぱり輝一は凄い!!凄い小学生だなぁと思いながら読んでいたけど、8巻を読んでから、自分の気持ちに真っ直ぐに生きていくのに年齢なんか関係と思った。自分も輝一の様な人間になりたい。こんな人が居たら絶対惚れてしまいます。こんなにも心を揺さぶられる漫画はなかなか無い!!3巻は特に感動しました!本気で泣きました!すごくいいです!「汚い大人達が出てきて〜困った世の中」という単純な話ではありません。これからの生き方を考えさせられます。

最後の展開4
今回のキーチの敵は世間全体でしたね。そういう見えない敵、それは読者も含んでいるわけですが、その世間たるものに堂々と喧嘩を売る、というか自分を通すキーチはかなりすごい人間だと思います。そしてそこにヒーロー像を求める新井さんも。
近年、こんなにもメッセージ性の高い作品を読んだことはなかったように思います。人のことは関係ない、自分の畑を守ればよい、金と権力を持った人にはたてつくな、長いものにはまかれろ、そんな風潮はもはや常識じみた昨今ですが、この漫画はそういう世界に細く鋭いナイフのように、あざやかに切り込みます。

ところで、新井さんのまんがは好きです。なぜなら、人間の表情を、表面だけでなく、裏側までとらえている気がするからです。少々ドラマ仕立てすぎる気がするけれど(特に8巻の最後はドラマ以外の何ものでもないでしょう)、キーチ以外の脇役たちの迷い、恐れ、不安が、とてもうまく描写されているのです。今回は、悪事を暴かれた曽根しんと、その秘書、甲斐の父親に着目して読むとおもしろかったです。新井さんは、憐れで醜い、それでいてとても人間くさい人たちを描くのがすごく上手だと思います。

だからこそ、そういう迷いや恐れのない小学生のキーチが、物語の中でカリスマじみて光るのでしょうね。

一人でも戦い、走り続ける男。5
「まったり」「いやし系」などという誤魔化しを叩き壊し、ぶっ飛ばす。とにかく何か事を起こさないと気が済まない新井氏の性癖、その表現衝動が爆発する展開に胸が躍った。
キーチは一丁の拳銃を手に、とうとう国会議事堂前に乗り込み、警察、マスコミ、政治家、つまり国家と呼ばれる権力に真正面から宣戦布告する。

ある程度にぎやかに平和に続く日常。しかし実際はただ停滞しているだけの世界で、キーチは一人立ちコブシを振り上げて言い続ける。生きるか死ぬかはっきりしろ、と。今日は昨日の焼き直し、変わるのはコンビニ弁当の中身ぐらいのもの。もはや何も起こらない、変化などないと頭に刷り込まれた者たちが住む世界を新井英樹は笑い飛ばし、今日も、今この瞬間も壊そうとしている。
今さらこんなマンガを描いて、読んで何になるのかとあなたは笑うか? ため息をつき諦め慣れる事を選ぶか?
笑わば笑え。諦めたなら慣れるがいい。
でも考えて欲しい。これほど楽しいハッタリの一つや二つ描けなくて何が漫画だ。何が娯楽だろうか。
作者のモチベーションは下がってなどいない。作品ごとにテクニックは洗練されているが新井英樹は根本の部分で何も変わらない職人気質の頑固者だ。
「キーチ!!」は面白い。これだけの事を起こしても、驚いた事に話はまだ第9巻以降へと続く。
世にごまんとある「人気が衰えないうちに水増して長引かせる」「作者がどう終わらせて良いか分からずグダグダになる」ような展開は、この作品には無い。

こんな面白いマンガ、読まずに死ねません。