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びっくり館の殺人 (ミステリーランド)

びっくり館の殺人 (ミステリーランド)
By 綾辻 行人

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  • 発売日: 2006-03-17
  • 版型: 単行本
  • 372 ページ

エディターレビュー

出版社 / 著者からの内容紹介
とある古書店で、たまたま手に取った1冊の推理小説。読みすすめるうち、謎の建築家・中村青司の名前が目に飛び込む。その瞬間、三知也の心に呼び起こされる遠い日の思い出……。三知也が小学校6年生のとき、近所に「びっくり館」と呼ばれる屋敷があった。いろいろなあやしいうわさがささやかれるその屋敷には、白髪の老主人と内気な少年トシオ、それからちょっと風変わりな人形リリカがいた。クリスマスの夜、「びっくり館」に招待された三知也たちは、<リリカの部屋>で発生した奇怪な密室殺人の第一発見者に! あれから10年以上がすぎた今もなお、事件の犯人はつかまっていないというのだが……!?

内容(「BOOK」データベースより)
とある古書店で、たまたま手に取った一冊の推理小説。読みすすめるうち、謎の建築家・中村青司の名前が目に飛び込む。その瞬間、三知也の心に呼び起こされる遠い日の思い出…。三知也が小学校六年生のとき、近所に「びっくり館」と呼ばれる屋敷があった。いろいろなあやしいうわさがささやかれるその屋敷には、白髪の老主人と内気な少年トシオ、それからちょっと風変わりな人形リリカがいた。クリスマスの夜、「びっくり館」に招待された三知也たちは、「リリカの部屋」で発生した奇怪な密室殺人の第一発見者に!あれから十年以上がすぎた今もなお、事件の犯人はつかまっていないというのだが…。

内容(「MARC」データベースより)
クリスマスの夜、「びっくり館」に招待された三知也たちは、「リリカの部屋」で発生した奇怪な密室殺人の第一発見者に! あれから10年以上がすぎた今もなお、事件の犯人はつかまっていないというのだが…。


カスタマーレビュー

これはこれでアリ4
ミステリーランドという形での「変化球」として投げられた「館」の一作。これはこれで、十分シリーズの一作といえると思います。
どこか少年探偵団を彷彿とさせる懐かしい雰囲気も、他の館モノと比して風味は違えど、決して劣っているとは思えません。
また、配本の性格上、描写や文章量は抑えめですが、作中で語られる「びっくり館縁起」のおどろおどろしさ(真相を知ってから再読するとなお一層怖い!)や、読者の目の前に堂々と謎を据えたストーリー、叙述における「さりげない」真相の示唆など、決して「手抜き」しているわけではないと感じました。
ただ、完全に取って付けた鹿谷門美の登場と、オチにつけられたホラー風味が不満なので★−1でしょうか。

個人的には「暗黒館」の分量に多少辟易していた感があったので、これくらいの量で綾辻作品を読ませてもらえるのもいいですね。

「館シリーズ」ならではの異色作4
あの『暗黒感の殺人』を書いてしまったあとで、次の「館」はどうするのだろうと思っていたが、なるほど、こういう変化球を投げてきましたか。しかもレーベルは「ミステリーランド」。基本的には子供向けの叢書で、なおかつ大人の読者も意識して、しかも「館シリーズ」の続編というのは、想像する以上に難しい課題だったはずですから。規定枚数や文体の制限もある中で、よくこのレベルの作品を書いたな、と、ある意味いたく感心しました。
ミステリーとしての仕掛けはシンプルですが、この手のトリックのこういったバリエーションは作例がないのでは?ラストのオカルト風味のひねりも、映画の「シャインニング」みたいな後味の悪さを出していて好みです。
そもそも「館シリーズ」って、読者各々の「こうあってほしい」という期待を次々に裏切っていく、というところが面白いのですね。その意味でも、変な先入観や期待に支配されて読む愚を犯さなければ、かなり深読みのきく異色作に仕上がっているのではないでしょうか。

第8弾。4
まさかの「館」シリーズ登場。
そうか、講談社なわけですからね。「ミステリーランド」はUさん発だそうですし。
はい。
ミステリーランドならではの要請から来るものでしょうけど、「館」シリーズにしては装飾がシンプル。ストーリー、プロットの骨子が解り易いです。
と同時に、語り口の巧みさは綾辻さん作品の中でも屈指、と思います。こういうスタイルって、実はこの作者さんに予想以上に合ってたりして。大変そうですが…。
物語として、子供にも、かつて子供だった人にも読み応えある本に仕上がりました(筈)。
で。
ミステリファンからすれば、「館」シリーズらしい仕掛っぷりと、超有名トリックを彷彿とさせる併せ技、そしてある意味最もこの作者さんらしい(多分)ラストの括り方。
きらりと光るシリーズ中の小品でもあると思いますよ。
綾辻ファン、そして勿論面白い本が読みたいお子さんにも、是非どうぞ。