会社法入門 (岩波新書)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #15211 / 本
- 発売日: 2006-04
- 版型: 新書
- 214 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
「会社法」は上場企業から中小企業まで三〇〇万社以上ある日本の企業の基本法だ。「株式会社」という仕組みが圧倒的に普及し、「コーポレート・ガバナンス」の重要性に対する認識が国際的に高まる中、会社をめぐる環境は激変している。新法制定の背景と内容をわかりやすくコンパクトに解説しながら、会社の未来を展望する。
内容(「MARC」データベースより)
上場企業から中小企業まで300万社以上ある日本の企業の基本法が、2006年5月施行される。会社をめぐる環境が激変するなか、新法制定の背景と内容をコンパクトに解説するとともに、会社の未来を歴史の中でとらえなおす。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
神田 秀樹
1953年生まれ。1977年東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科教授。専攻は、商法、証券法、金融法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
入門とは法の基本的な要請を理解するもの
本書は新会社法の入門書というもので、実務的なノウハウ本的なものを期待してはいけない。法律関係の入門書のあり方としては、その法がよってたつ要請がどの様なものであるのかを説明するものであって、その意味では必ずしも簡単な内容という訳ではない。又法律的知識を要するものという意味でもなく、現在の社会の要請についての理解をある程度要求する内容になっている。
新会社法は非常に多くの条文からなる「記号化」された構成になっているので、個々の問題に取り組み前に本書の様に新書版程度の分量で書かれた入門書をまずしっかり読む事が非常に有益であると思います。
入門書としては適切かな
今年5月の会社法施行に合わせて出されたタイムリーな入門書で、新しい会社法なるものの全体像をぼわっと理解できるように構成されています。979条もある法律をわずか200頁そこそこの新書が全てカバーできるわけはなく、ほんとに大事なポイントをおさえました、あとはちゃんとした教科書を読んでね、というメッセージが伝わってくるような内容でした。「タイムリー」と言いましたが、従来の商法からの変更点がまとめられているということでもなく、新しい会社法になって何がどうなるんだ、と簡単に知りたい人向けではないと思います。むしろ、会社法の基本的な概念を理解したい方には好適かと。
余談ですが、会社法制定に至る過程での参議院法務委員会での質疑が抜粋されていて、これを読むと(笑っちゃうのですが)レベルの低い大臣を擁する恐さを感じました。
数値的分析がおもしろい
著者は商法、証券法、金融法を専門とする法学者であり、新書といえども確固たる知識に裏付けられてしっかりと書かれています。
第1章で商法改正など会社法成立に至るまでの歴史的経緯を概観し、第2章で株式会社の機関を詳細に説明、第3章で株式会社の資金調達の方法を述べ、第4章で合併・買収などの組織再編を論じます。
資金調達の章では、新株を追加的に発行する際、既存の株主が損をしないためにはいくらで何株発行するべきか、という点が詳細に論じられており、株による資金調達の難しさと面白さを味わうことができます。例えば、一般に企業の買収対価は新規発行株ですが、直感的には時価で株式を割り当てるのが妥当に思えます。買収企業の株式の時価が100万円で被買収企業の評価額が1億円だったら100株発行するわけです。ところが、合併によるシナジー効果により一株当たりの企業価値の増加が期待されると、時価で株を交付するのが妥当ではなくなります。
全体を俯瞰しつつ所々で数値的な分析が成されている点が、本書の魅力といえるでしょう。





