ABBOT KINNEY
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曲目リスト
- Abbot Kinney
- Beautiful days
- Here I am
- Secret crush
- Shadow behind
- I’m done
- Hit the road
- Bring down the Orion
- Happy birthday
- This way
- Dr.Humpty Brownstone
- Have you ever seen the rain?
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #43 / ミュージック
- 発売日: 2010-01-13
- ディスク枚数: 1
- 実行時間: 47 分
カスタマーレビュー
ポケットミュージック
LOVE PSYCHEDELICO2年半ぶりのニュー・アルバム「ABBOT KINNEY」。
今までの作品と比べると、勝負作!という感じではなく、それよりももっと自然体で鳴らされているような
より自由な解釈で奏でられている幸福感の強いアルバムである。珍しくシングルも切っていない。
ちなみに今年でデビュー10周年。
大ブレイクの時期を経て、今は落ち着いた温度で音楽を鳴らせているように感じられて、それが如実に出たようにも思える、そんなアルバム。
全体的にアコースティック・サウンドを活かした今作、
ここ数作で見られたロックへの傾倒はほぼなくなっており、サウンドアプローチが一新されています。
ロックタイプの曲ですらガッツリとしたロックサウンドではなく、アルバムの構成を考えてアレンジに一工夫があって
もしかして人によっては物足りなさを感じる可能性もなくはないですが
一曲一曲のソングライティング、メロディーの良さについてはむしろ研ぎ澄まされている印象で、
それを考えると裸一貫で勝負しているアルバムともいえるかも。素材の味を出来るだけそのまま活かしているというか。
中でも音数少なめに深い悲しみが歌われる「I'm done」は、今までで最もシンプルな楽曲とも云えるかもしれない。
個々の楽曲については、ハッピーな曲からクールな曲までバリエーションは幅広く
特に表題曲の「ABBOT KINNEY」はデビュー10年目とは思えぬフレッシュさが存分に光る名曲で、
誕生日を祝った「Happy Birthday」はシンプルだけど愛情の込められた詞が印象的、
KUMIの歌声がいつもより力強く聴こえる伸びやかな「Bring down the Orion」などがお気に入り。もちろん、その他の楽曲も良い。
これまでは今から傑作を聴くぞ!という、聴き手にとってもある種のプレッシャーのようなものがあったと思うんだけど
今作ではそういう気負いを一切取っ払って、非常に素直に楽しめる、持ち歩きたくなるようなアルバムに仕上がったと思う。
これはこれで良い。
音が綺麗
随分と音にこだわっているな〜との印象ですが、現場での苦心(緊張感?)が
リスナーには微塵も感じられず、逆にリラックスした雰囲気も醸し出してます。
ラストの C.C.R. のカバーはジョン・フォガティとイメージは大分違うけど、
何気にいい感じ。
素敵です。
前作との違いについて感じること
僕の前作に対する思いは、音楽の求道者が道を極めようとして創り上げた完璧なアルバムだと感じつつも、いままでのアルバムとは違い、そこには余裕とか遊びを感じることがどうしてもできず、アルバムとしては素晴らしいが、窮屈であまり楽しむことができない、というものだった。そして、そこには、煮詰まり感みたいなものも見え隠れしていた。
今回、この新作と前作を改めて比較しながら聴いてみたのだが、この新作はいい。前作とは違い肩に力が入り過ぎていない音に仕上がっている。
勿論、元来、楽器の音の鳴り方ひとつをとってもこだわりをもっている人達であるはずなので、生みの苦しみはあったに違いないが、完成された作品は、緊張感を持ちながらもどこかに余裕や遊びもある実に彼等らしい一枚だった。
また、その余裕や遊びも1stや2ndとは異なるように感じられる。新たな一歩を踏み出した感がある。それを上手く説明できないのだが、なんとなく思うのは、きっと、二年半の間に彼等の中で何かが変ったのだろうということだ。アメリカデビューというのも変化の表れのひとつだったのかもしれない。
曲(音)の変化は、前作と比較してアコースティックになり音数が減ったということだけが理由なのかもしれない。しかし僕には、それ以上に、彼らの気持ちのあり方の方が理由としては大きいように思えてならない。
音楽評論家と称される人たちであれば、前作との違いを上手く説明できるのであろうが、如何せん僕自身は素人だ。前作との違いを精神的なものに求めること自体がおかしいのかもしれないが、二枚のアルバムを聴いて思い浮かぶのは、きっと、今の彼等は充実しているのだろうということであり、その結果がこのアルバムなのだろうということだ。




