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ディア・ドクター [DVD]

ディア・ドクター [DVD]
監督: 西川美和

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おすすめ度:

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  • Amazon.co.jp ランキング: #219 / DVD
  • 発売日: 2010-01-08
  • アスペクト比: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, Subtitled, Widescreen
  • 実行時間: 127 分

エディターレビュー

内容紹介
『ゆれる』の西川美和監督最新作!
“日本で一番顔を知られている男”笑福亭鶴瓶主演で描かれる極上の人間ドラマ!

【仕様】
バリアフリー仕様DVD!
日本語通常音声と視覚障害者対応副音声を選択可能!
聴覚障害者対応の日本語字幕と通常の英語字幕も表示可能!


<ストーリー>
山あいの小さな村。唯一の医師として人々から慕われていたひとりの医師が失踪した。
警察がやってきて捜査が始まるが、驚いたことに村人は、自分たちが唯一の医者として慕ってきたその男について、はっきりした素性を何一つ知らなかった。
やがて経歴はおろか出身地さえ曖昧なその医師、伊野の不可解な行動が浮かびあがってくる――。

遡ること二か月。
東京の医大を卒業した相馬は、研修医としてその村に赴任してきた。コンビニ一つなく、住民の半分は高齢者という過疎の地。そこで相馬は、伊野という腰の据わった勤務医と出会う。
日々の診察、薬の処方からボランティアの訪問健康診断まで。
村でただ一人の医者として、彼はすべてを一手に引き受けていた。
診療所に住み込み、急患が出れば真夜中でも飛んでくる伊野のことを、村人は「神さま仏さま」よりも頼りにしている。
僻地の厳しい現実に最初は戸惑っていた相馬も、村中から親しげに「先生」と呼びかけられる伊野の献身的な働きぶりに共感を覚えるようになっていく。

ある日、かづ子という一人暮らしの未亡人が倒れた。
彼女は、自分の体がもう大分良くないことに気づいている。
「先生、一緒に嘘、ついてくださいよ」。
やがて伊野がかづ子の嘘を引き受けたとき、伊野自身がひた隠しにしてきたある嘘も浮かび上がってくる。
ずっと言うことができずにいた一つの嘘が――。

<スタッフ>
原作・脚本・監督:西川美和/企画:安田匡裕/プロデューサー:加藤悦弘/撮影:柳島克巳/照明:尾下栄治/録音:白取 貢、加藤大和/美術:三ツ松けいこ/衣裳デザイン:黒澤和子/編集:宮島竜治/音楽:モアリズム/制作プロダクション:エンジンネットワーク/配給:エンジンフイルム+アスミック・エース/製作:『Dear Doctor』製作委員会(エンジンフイルム、バンダイビジュアル、テレビマンユニオン、電通、衛星劇場、デンナーシステムズ、Yahoo!JAPAN)

<キャスト>
笑福亭鶴瓶/瑛太/余 貴美子/井川 遥/香川照之/八千草 薫

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『ゆれる』の西川美和監督が、無医村に駐在中の医師が起こした突然の失踪劇を描く人間ドラマ。村唯一の医者として人々から慕われていた伊野は、日々の診察その他すべてを一手に引き受けていたが、ある日彼の下へ東京から研修医が送られて来て…。

内容(「Oricon」データベースより)
『ゆれる』の西川美和監督作!笑福亭鶴瓶主演で描かれる極上の人間ドラマ!山あいの小さな村。唯一の医師として人々から慕われていたひとりの医師が失踪した。警察がやってきて捜査が始まるが、驚いたことに村人は、自分たちが唯一の医者として慕ってきたその男について、はっきりした素性を何一つ知らなかった。やがて経歴はおろか出身地さえ曖昧なその医師・伊野の不可解な行動が浮かびあがってくる…。


カスタマーレビュー

またまた記録は塗り替えられる5
例えば、箱根駅伝で二年連続快走した柏原選手が、初マラソンを走るとなると期待が
高まらざるを得ないが、果たしていきなり日本最高記録を打ち立ててくれた、という
感がある西川美和監督の快進撃である。

脚本の素晴らしさは言うまでもない。医療の本質に迫ろうとするだけでなく、あまり
話題にならないが、鶴瓶・瑛太・八千草それぞれの微妙な親子の機敏も描かれている。
俳優陣の演技もエキストラに至るまで良い。ラストシーンもほっとする。

あら探しの様で恐縮だが、敢えて減点箇所を言おう。手術直後、中村勘三郎扮する
執刀医が、「危なかった、もう少しで御陀仏になるところだった。」と拝むポーズで
言うシーンがある。歌舞伎の所作としては問題ないのだろう。しかし、医師が患者の
家族も待つ手術室出たところで、そんなしぐさでそんなセリフを言うかな?と思った。

西川も気付いたが大役者を前に言えなかったのかも知れない。大体これ程リアリティ
のある映画で、歌舞伎の名優がワンポイント登場する意義を私は感じない。勘三郎は、
阪本順治監督の名作「顔」でも強姦男で登場するという同様の愚を冒している。

まあ、これは100点満点が2点減点されたレベルの話だ。
☆5つは微動だにしない作品である。

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西川美和おそるべし5
結論から言うと、やっぱり西川美和はすごい監督だ。脚本も自身で手がけ、揺れ動く心の奥底を鋭く描く。若干34歳の女性監督とは思えません。
デビュー作「蛇いちご」は。口から出任せで生きている詐欺師とその周辺にいる人々の物語で、最後は詐欺師が逃走して終わる話でしたが、本作はヒューマンドラマであるものの、詐欺師(?)の話ではありますし、人間の善悪どちらともつかない内側を描いていますが、笑いを誘うシーンも多く、前作よりソフトな作りになっています。

回想シーンはすべて、最初に起きた失踪の謎解きとして配置されており、どんなに些細な出来事にも観客は過剰反応する仕組み。地味な人間ドラマを、エンタテイメントに変換するシナリオ構成は凄いです。そこに、人間を見る目の確かさ、女性らしい優しい視線が加わるわけで、ゆったりしたテンポだが、警察の調査などを話の間に挿む工夫もあって、2時間余はあっと言う間に過ぎます。

伊野を演じた笑福亭鶴瓶は、柔和な笑みを満面にたたえているのに、目だけは感情が欠落している。その暗黒の深淵は、全能感と不安、だましているという良心の呵責が混在しているわけで、複雑な胸中を目だけで演じる存在感が圧倒的です。
研修医を演じた瑛太は、伊野の医療に畏敬の念をいつしか抱くようになるが、その本質を見抜けなかった自分の愚かさや突然の裏切りに狼狽しながら、その反面何事もなかったかのように刑事の前で淡々と話す姿とその複雑な表情は見事。
余貴美子の迫力(伊野に胸の空気を抜く手術を指示する目の凄さ!)、香川照之の狡猾さはいまさらながらですが、『上手い!』と唸らされます。そして八千草薫さん。存在感だけで凛としたものがありますが、ある意味女の色気すら感じさせられた。最後の微笑みは意味深な、いわばモナリザの微笑みですかね。「責めない」ことと、「ゆるす」こととは大きく違います。それが、そのことだと思います。

127分は長い。シナリオがよくない2
1時間40分でまとめる話でしょうね。ちゃんとした商業映画のプロデューサーがついていれば、もっと優れた作品になったと思います。登場人物の気持ちが描けていない。俳優の地や個性に頼っていて演技を引き出したり、噛み合わせたりする技術がない。主人公が失踪して正体が分かってからの、看護婦や製薬プロパーの描き方、面白いのに、もっと鋭く描けたはずだ。刑事と失踪した男が駅のホームで居合わせる……なんて学生映画の発想だと思った。今村昌平監督の「復讐するは我にあり」と比べちゃいけないんだろうけれど、同じ内容の映画だし、私の映画に対する要求水準は、もっと高い。