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DOROTHY

DOROTHY
鬼束ちひろ

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おすすめ度:

曲目リスト

  1. A WHITE WHALE IN MY QUIET DREAM
  2. 陽炎
  3. X
  4. ストーリーテラー
  5. STEAL THIS HEART
  6. I Pass By
  7. 帰り路をなくして
  8. Losing a distance
  9. ラストメロディー
  10. VENUS

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  • Amazon.co.jp ランキング: #1083 / ミュージック
  • 発売日: 2009-10-28
  • ディスク枚数: 1
  • 寸法: .22 ポンド
  • 実行時間: 57 分

エディターレビュー

内容紹介
鬼束ちひろ、2年振り5枚目のオリジナル・フル・アルバム。
シングル4作品を含む全11曲収録。
坂本昌之プロデュース。


カスタマーレビュー

夜は開けるのか。5
復帰後はいつかこういう方向に向かうだろうと思っていたので、その点では驚きはなかった。
ファンとして嬉しいのは、前作「LAS VEGAS」にはなかった「声やサウンドのテンションの高さ」が
蘇ったこと。

孤独感や悲しみは消えないが、憎しみは薄らいでいる。
これまでと違い明らかに闇から光へ向かう意思を感じるアルバム。自虐的な言葉、攻撃的な言葉が
少なくなり、深い悲しみに満ちた曲であっても、その先には光があるのかもしれないと感じさせる。
その点で、深い孤独感に満ちていた「Sugar High」とは決定的に違う。

「振り返って帰り路がないのなら、ここに立ち止まっていてもいい、行く路を見つけて踏み出して
もいい」、そんな意思が彼女から発せられたことを、デビュー時から聞いてきた自分としては
とても素晴らしいことだと感じている

今を生きる現在進行形の彼女の歌が心に響く傑作。

感動的で、楽しそうで、そして最高傑作5
最高傑作だと思う。なぜかというとこのアルバムの鬼束はすごく楽しそうだからだ。今までのアルバムでも前作の「LAS VEGAS」に収録されている「Rainman」なんかは楽しそうだけど、基本的にはいつも悲しみや苦しみを多く扱っていた。

このアルバムは今、彼女が歌わなければならない歌がバランスよく配置されている。例えば歌謡的な「陽炎」やロック色の強い「X」が並列されていることは、今までの彼女のアルバムだとあり得ないけど、今はそれがうまく出来てる。暗い曲も明るい曲も、ピアノの曲もストリングスの曲もロックの曲も今は歌える。これは坂本昌之のプロデュースが見事だからとも言えるけど、意外と前作で小林武史が導いてくれたことが大きいのではないかな。復帰作がいきなりバラエティに富んでいたら僕らは戸惑ったと思うし。

曲の自由さも最高傑作と言いたくなる一つの要因だけど、「月光」の時に<この腐敗した世界に堕とされた>と歌っていた彼女が、今ラスト・ナンバーの「VENUS」で<この世の儚さと美しさを目にする時 私は一人でこの地に立つことを選ぶだろう>と歌っている。今だって腐敗した世界だと思うけど、それでも彼女はこの地に立つことを選んだ。だから僕はこのアルバムが現時点での最高傑作だと思う。すごく感動的なアルバムだと思う。

大きな才能5
鬼束さんが、じっくり年月をかけて、思うさま打ち込んで創ったという感じのアルバムですね。
そういう意味で、「濃ゆい」ですよ。インスピレーションのおもむくまま、やりたい放題やっちゃいました的な大作だと思います。なにしろあの才能ですからね、かなり良い出来だし楽しいです。

これまででいちばん濃い。そして、いままででいちばん昇り詰めていますよ。だから最高と言っていいのではないですか。本人もきっと自信と確信があるでしょうねえ。

才能が大きいひとって、ファンの気持ちなんか気にしないで、好きなようにやるべきだし、そういうふうにしか音楽できないんじゃないかと思いますね。そういう意味で正解なんでしょうね。それに、コンセプトに合わせて作品をかんがえるような器用なひとじゃないだろうし。

全体に落ち着かなくて、まとまりがないという印象もあるみたいだけど、それを言うなら、これまでのアルバムだって、けっこういろいろやっているじゃないですか。ましてビートルズのホワイトアルバムなんかに比べたら、ずっとまとまってますよ(笑)。むしろ、一曲一曲が「とんがっている」とみるべきでは?

ただし個人的には、これまで観てきた(楽しんできた)PVの影響が大きかったです。前衛ダンスみたいのとか、遊女コスプレみたいのとか、お色気ロッカーみたいのとか、いろいろコワイものを見せられてきたため(笑)、そのイメージが邪魔してしまって、なかなか歌に入っていけなかったです(笑)。

※追記

発売以来ずっとヘヴィーローティションで聴いていて、やっといろいろ耳に入ってきたのですが、今作の鬼束さんの歌詞は、一つひとつの言葉がより磨かれているように思いました。これまでにくらべて、きらめきの度合いが違う。

ラストの「VENUS」なんかも、最初は(あえて)シンプルな歌詞にしたのだなあと思っていたのですが、かなり時代を超えた「美」を追求していて、見かけほど単純じゃないですね。鬼束さんの歌って、隠喩だから、けっこう時間をかけて聴き込まないと分からないものが多いですよね。けっこう難しいです。それが楽しみでもありますが。