浮草 [DVD]
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #8603 / DVD
- 発売日: 2009-09-25
- アスペクト比: 1.33:1
- ディスク枚数: 1
- 形式: Black & White, Dolby
- 実行時間: 119 分
エディターレビュー
内容紹介
●名匠・小津安二郎監督が旅まわり一座の人々が味わう人生の哀歓を格調高い詩情で謳いあげた名作を廉価でリリース!
■ストーリー
志摩半島の西南端の小さな港町にやってきた旅まわり一座の人々を中心に、親子の絆や女の嫉妬心を名匠・小津安二郎監督描いた文芸巨編。
■スタッフ・キャスト
監督:小津安二郎、 脚本:野田高梧、小津安二郎 出演:中村鴈治郎、京マチ子、若尾文子、川口浩、杉村春子、野添ひとみ、笠智衆
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
数々の名作を世に残した巨匠・小津安二郎が中村鴈治郎を主演に、34年の作品『浮草物語』を小津監督自らがリメイク。志摩半島の小さな港町を舞台に、ドサ廻り一座「嵐駒十郎一座」とそれを取り巻く人々のさまざまな人間模様や恋を描く。
内容(「Oricon」データベースより)
志摩半島の西南端の小さな港町にやってきた旅役者の一座を中心に、親子の絆や女の嫉妬心を名匠・小津安二郎監督描いた文芸巨編。
カスタマーレビュー
人間に始まり、前衛に終わる
小津はやはりヒューマニストだなあと思う。人間が人間たる由来が判っている。完璧な映像美も、その背後に人が人として生きる上での情念の溶岩のふつふつとした活動があるから深みを増す。芸術となる。
絶対の悪人も善人もいない。登場人物の一人一人が、あなたやわたしと同じ生身の人間であるというリアルな感触がある。
ヒューマニズムを標榜する映画も、映像美を追求する映画もあるが、それが同時に成立する奇跡はそれほど頻繁に起こらない。素晴らしいとしか言いようがない。
映画のラストシーン、夜汽車のテールランプの赤い点が遠ざかっていく場面に、衝撃の前衛性がある。
松竹では見られない小津作品
前々作の「彼岸花」で山本富士子を借りたお返しに大映で撮った作品。大映だからキャメラはもちろん宮川一夫。その宮川のカラー撮影が素晴らしい。松竹の厚田雄春とは全く違う世界を創りあげている。京マチコや若尾文子ら大映の女優陣も松竹とは違った艶やかさがあって、嬉しい。杉村春子もいつもとは違う色っぽさがあって新鮮。それでもなんといっても最高なのが、玉緒のお父さんの先代中村鴈治郎。雨降りの軒下で、通りをはさんで京マチコと罵り合う場面や、ラストの駅の待合室での京マチコとのやりとりは、絶品としか言いようがありません。小津作品のなかではあまり話題になりませんが、名品です。まだのかたは是非どうぞ。
比べて、さらに楽しめる逸品 若き日のオマージュなのか?
OZU誕生100年の今、「浮草」と「浮草物語」がDVDで、見比べられる時代だ。小津には珍しい「嵐の中の罵倒シーン」とあるが、「浮草物語」でもまったく同じ設定、しかも構図も意図するところは同じ。台詞(「浮草物語」は無声なので字幕)も随所に同じところがある。もしかすると、この映画は、若き日の自分の作品に対する小津本人によるオマージュ作品なのかも。ローアングルで絵葉書のような構図というだけが小津ではない。劇的であっても小津的美がそこにあるということが認識できる作品です。松竹でも大映でも小津は小津でした。オープニングの灯台と酒瓶のカットで、小津ワールドに引き込まれます。笠智衆さんがちょい役で出ていたりする楽しめる作品です。

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