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砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード 特別版 [DVD]

砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード 特別版 [DVD]
監督: サム・ペキンパー

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  • Amazon.co.jp ランキング: #19441 / DVD
  • 発売日: 2009-07-08
  • アスペクト比: 2.35:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, Limited Edition, Widescreen
  • オリジナル言語: 英語, 日本語
  • 字幕: 日本語, 英語
  • 実行時間: 121 分

エディターレビュー

内容(「Oricon」データベースより)
砂漠で仲間に裏切られ置き去りにされた男は、奇跡的に水を掘り当て、その泉を給水所として儲けようと企むが…。時代に取り残されていく西部の男を描く、サム・ペキンパー監督の西部劇。


カスタマーレビュー

「生きているうちはわかんないことだよ」5
…ジョシュア・ダンカン・スローン(デヴィッド・ワーナー)の台詞より。「不思議だ…どれだけいい女に出会おうと関係ない…でも俺にふさわしい女は必ず現れる」「さあね」「生きているうちはわからんさ」…ケーブル・ホーグ(ロバーズ)とスローンの会話…なんか俗っぽい、やらしい会話だが、この場面に説得力をもたらすのは他でもない、「レディの中のレディ」、ヒルディ(ステラ・スティーヴンズ)である。
サンフランシスコに行きたい…ヒルディが言っていたこと。この映画においては我々日本人に説得力をもたらさない台詞かも。だが、アメリカは面積が日本の数倍であることをお忘れなく。

ホーグの時代には「アメリカン・ドリーム」なんて言葉はなかったこともお忘れなく。また、水道も電気も満足に通っておらず、自動車も数えるほどしかなかった、ということも。

坂田靖子「探偵ゲーム」の主役は(無論舞台は米国)「サム・ペキンパー」なる青年。洗濯屋さん(やはり中国人)に怒鳴られる場面で始まる…なんでこんな漫画を持ち出したかというと、アメリカという国の歴史を短く凝縮した映画が、そしてペキンパーが繰り返し描いてきたもの、その究極が「砂漠の流れ者」であり、坂田先生の優れたコメディに影響を与えたであろう映画であるから。だから坂田先生はどこまでも西部劇を意識した漫画を描く。

話を戻す。どうしようもなく(現代アメリカとは比較にならないくらい)貧富の差も激しく、銃器による殺人が今なんかより凄惨だった時代を描いた映画では、前記のような会話、そしてスティーヴンズ演じる娼婦はこの上なく観客にきれいに見えるのである(日本人にはここら辺、わかりにくいだろう)。

そしてこの映画を完璧なものにするのは御馴染みストローザー・マーティン(ボウエン)でありLQ・ジョーンズ(タガート)のコンビ。ジョーンズは元々ジョシュア役にキャスティングされていた(ちなみにホーグ役はウォーレン・オーツ)。完璧すぎるくらいおもろいB級ウェスタン。B級だが完成度は超A級である(断言)。

ホーグの葬儀、悲しそうなスティーヴンズ、ワーナー、マーティン、RG・アームストロングらの喪服姿を見るたび、涙が出てくる。だって、せっかくボウエンとも仲直りしてヒルディやスローンとも幸せに暮らせたかもしれないのに、怪我ごときで死んでしまったのだから。

「俺はホーグだ!待っている!どこにも逃げん!」…ジェイソン・ロバーズ。

なんでペキンパーが「私のベストだ」と言っていたか、ものすごく鈍感な私はつい数年前に意識し始めた。