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アラトリステ スペシャル・エディション [DVD]

アラトリステ スペシャル・エディション [DVD]
監督: アグスティン・ディアス・ヤネス

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  • Amazon.co.jp ランキング: #19632 / DVD
  • 発売日: 2009-07-17
  • アスペクト比: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, Dubbed, Subtitled, Widescreen
  • 実行時間: 139 分

エディターレビュー

内容紹介
17世紀、スペイン― かつて栄華を極めたこの国に、最高の剣士と称される一人の男がいた。

『ヒストリー・オブ・バイオレンス』『イースタン・プロミス』のヴィゴ・モーテンセン主演!
スペインのアカデミー賞“ゴヤ賞”3部門受賞・15部門ノミネート、スペイン映画史上最高の40億円を投じて製作されたスペクタクル・アクション大作!

【ストーリー】
13歳から己の腕だけを頼りに死と背中合わせの戦場を生き抜いてきた剣士アラトリステ(ヴィゴ・モーテンセン)。戦死した友との誓いを守るため、戦場からマドリードに戻り、彼の息子を引き取る。そんな折、「イギリスからきた異端者ふたりを殺せ」という奇妙な依頼が舞い込む。そこには、スペイン国王をも巻き込む宮廷の謀略が隠されていた。剣に生きる誇り、共に戦う仲間たちへの忠義、そして愛する女性、マリアへの秘めた思い…。すべてを胸におさめ、アラトリステは再び激しい戦いへと身を投じる。

【キャスト】
ヴィゴ・モーテンセン 「イースタン・プロミス」「ヒストリー・オブ・バイオレンス」
エドゥアルド・ノリエガ 「バンテージ・ポイント」
ウナクス・ウガルデ 「宮廷画家ゴヤは見た」
ハビエル・カマラ 「バッド・エデュケーション」
エレナ・アナヤ 「ヴァン・ヘルシング」
アリアドナ・ヒル

【スタッフ】
監督・脚本:アグスティン・ディアス・ヤネス 「ウェルカム!ヘヴン」
原作:アルトゥーロ・ペレス=レベルテ
製作総指揮:イニゴ・マルコ、べレン・アティエンサ
撮影監督:パコ・フェメニア
編集:ホセ・サルセド
音楽:ロケ・バニョス
衣装デザイナー:フランチェスカ・サルトーリ

【特典】約55分
・削除されたシーン
・キャスト・インタビュー(*ヴィゴ・モーテンセンほか)
・ヴィゴ・モーテンセン来日 舞台挨拶
・オリジナル予告編
・日本版劇場予告編
・キャスト&スタッフ プロフィール(静止画)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『イースタン・プロミス』のヴィゴ・モーテンセン主演の歴史アクション。己の腕を頼りに戦場を生き抜いてきた剣士・アラトリステ。彼は戦死した友との誓いを守るためにマドリードに戻り、彼の息子を引き取る。そんな折、奇妙な依頼が舞い込み…。

内容(「Oricon」データベースより)
17世紀のスペイン。かつて栄華を極めたこの国に、最高の剣士と称される一人の男がいた。スペインのアカデミー賞“ゴヤ賞”3部門受賞・15部門ノミネートされたスペクタル・アクション・ドラマ。ヴィゴ・モーテンセン、エドゥアルド・ノリエガ、ウナクス・ウガルデほか出演。


カスタマーレビュー

孤高の剣士4
「ロードオブザリング」のイメージが強いヴィゴですが、ここでは歩兵部隊最強の剣士アラトリステを前編得意のスペイン語で演じています。円熟(老けた?)した感じがいいですね。
(名ばかりの)隊長でありながら、戦地で数々の功績を立て、愚鈍な君主の下どんどん衰退していくスペインの戦争に次ぐ戦争で戦いにあけくれる男。一方1人の女性を生涯愛し続けるロマンチックな一面も。
名誉功績を求めず、義や愛に生き、友情に厚く、名誉を重んじる。

彼が最初に巻き込まれるのがイギリス皇太子暗殺計画ですが、これにより宮廷内部の実力者オリバレス伯爵とも大きな縁で結ばれる事となります。
スペインの人気小説の映画化です。
戦死した友人の息子イエゴを立派に育て上げ彼と貴族の娘アンヘリカとの恋愛、宮廷内部の権力抗争、歴史的な戦い、ライバルとの決闘、王室にも及んだ三角関係、などもからめ盛りだくさんの内容なので、長い原作をまとめるには描ききれていない部分も多く、娯楽性に欠いたものの、孤高の剣士としてのアラトリステに焦点を絞りよくできていたと思います。

17世紀の戦争だらけの肉弾戦のすざましさをこれでもかという程表現しています。
当時のヨーロッパの歴史に関する知識があるとさらに面白い作品になると思います。
この映画の後、フェリペ4世やオリバレス伯爵、その他この映画に出てきた人物や歴史事項について調べました。女優のマリアは実在人物だったとは・・・

ヴィゴも良かったですが、少年時代のイエゴを演じた俳優さんがとても可愛くってこれから要チェックです!

孤高のサムライ5
「誇り」は本作にとって重要なキーワードです。仲間たちから「隊長」と呼ばれるアラトリステが、実際は貧しいヒラの傭兵(雇われ兵士)なのも、理不尽な権力者に対して平然と剣を抜く頑固者なればこそ。なによりも名誉を重んじるのは、スペインの国民性だそうで、恋人の女優マリアから結婚話を持ちかけられた時も、娼婦のヒモに近い立場になることを潔しとせず、即座に断ってしまいます。
もし結婚したら、妻に近づく最初の男を切り殺し、逃げ隠れせずに殺人罪で処刑されると言うアラトリステ。対するマリアもトップ女優の地位を保つために、有力なパトロン(愛人)達が必要です。愛し合いながら互いに譲れず、すれ違う二人の悲恋は、男臭いドラマの哀しい彩りです。

主演のヴィゴ・モーテンセンは本作を「サムライの映画だ」と語っています。義侠心にあふれる兵士たちは、薄汚くとも皆、勇敢です。
なぜスペイン軍がフランドル(オランダ)で戦っているのか。なぜフランスとも戦うことになるかなど、史実に基づくストーリー展開は、予備知識がないと戸惑うかも知れません。
しかし、例えば戦国の下級武士の半生を2時間強で辿ると思えば、それぞれの戦闘シーンは「関ヶ原」や「大阪の役」です。主君や国が掲げる大義ではなく、ただ共に立つ戦友のために闘い続ける無名の侍たち。そう見ると、より良くドラマに集中することが出来ました。

結婚を断り、安楽な生活を棒に振ったものの、恋人マリアを想う気持ちの深さだけは伝えたい…仕事の報酬として手に入れた高価な金鎖を、美しいネックレスと交換した時、アラトリステはベッドまで質に入れ、土間に寝るほど困窮していました。それでも全額を贈り物に使い切る、それもまた男の心意気。
誇り高くクール、しかし内面は熱い男の生き様が、切なくも魅力的な「時代劇」です。

男のなかの男5
この映画のコピーに「誇りは戦場に求め、義は友に捧げ、愛は心に秘める」とあります。主人公アラトリステの人生を表しているのですが、見ているうちに武士道にも通じるアラトリステに共感や憧れを覚えるひとも多いのではないでしょうか。彼はあくまでも架空の人間であり、彼の姿は理想でしかないのかもしれません。しかし、彼のような、常に命ぎりぎりのところに追い込まれながら、常に誰かを思い、誰かの役にたとうとする生き方は見るひとを鼓舞し、人生という冒険に前向きに身を投じようという気持にさせてくれます。過酷な場面においても、絶対的権力にはばまれようとも、自らの意思が大切だというメッセージを私はこの映画から受け取りました。イースタン・プロミスとは全くの別人ではないかと思うヴィゴ・モーテンセンがすばらしい。彼の次回作に期待します。