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ラフマニノフ ある愛の調べ [DVD]

ラフマニノフ ある愛の調べ [DVD]
監督: パーヴェル・ルンギン

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  • Amazon.co.jp ランキング: #15830 / DVD
  • 発売日: 2009-05-29
  • アスペクト比: 2.35:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, Widescreen
  • オリジナル言語: ロシア語, 日本語
  • 字幕: 日本語
  • 実行時間: 96 分

エディターレビュー

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
天才ピアニストにして作曲家のラフマニノフの生涯を名曲に乗せて綴る伝記ドラマ。裕福だった生家の没落、恩師との決別、作曲家生命の危機など、人生を波乱に見舞われた彼が生み出した数々の名曲にまつわる秘話がドラマティックに描かれる。

内容(「Oricon」データベースより)
天才作曲家セルゲイ・ラフマニノフの“不滅の名曲”誕生秘話が明かされる…。ロシアを代表する世界的ピアニスト、ラフマニノフの半生を描くクォリティ・ピクチャー。


カスタマーレビュー

うつ病を理解する(09/05/30改稿)4
交響曲第1番の失敗からうつ病(映画では神経衰弱とありますが、描写からも史実からもこう言っていいと思います)に陥るラフマニノフ。その克服、亡命先での再発、それを支えたものは?…こういう視点で見ると、気分障害当事者である私としては、その様子を非常によく描けていると思いました。療法はともかく(ただ、催眠療法を行ってはいるが、認知療法のスキーマアプローチに似ている面がある)、様子、症状はそのまま受容するに足ります。周囲の対応もロシア時代は適切だったと思います。アメリカ時代では、おそらくは気分変調症(軽度の鬱の遷延化した状態)の故に家族がぎくしゃくする様子が、これもあり得る話としてうまく描けていると思います。とても感情移入して鑑賞できました。

映画ではなかった吹き替えも、皆さん上手に演じておられます。

ただ、やはり構成がわかりにくいです。時代が飛びすぎます。これはいつの段階の出来事なのか、実際にはどういう時系列なのか、一度では理解できません。劇場鑑賞当時はそこに消化不良を起こした記憶があります。鑑賞前に史実の年表は目を通しておくといいかもしれません。

またメニューについては重大な苦言があります。13インチテレビでは、フォントサイズとデザインの問題で、メニューに何が書いてあるのか、文字通り全く判読不能です(字幕・吹き替えの切替などは手探りでした)。解説画面もフォントサイズが小さく、非常に読みづらいです。大画面のことしか考えていないのではないか、と思いました。

減点:構成(時系列)のわかりにくさ、メニュー画面の絶望的判読不能性

予告編倒れです2
 かの有名なラプソディーをバックにして作られた予告編は関心を十分にそそるものでしたが、本編は何だかひどく裏切られた感じがします。商業性を重視したせいでしょうか。
 多くの人にとって知らない俳優がばかりがスクリーンに顔を出すことだけでさえ、相当リスクは大きかったはずです。せめて、もっと丁寧に綴ってほしかったと思います。「あの名曲に秘められた物語とは…」その答えの描き方が、あまりに簡単すぎて、曲そのものも使われっぱなし。過去にピアノ協奏曲第二番を使った「逢引き」や「旅愁」、或いはラプソディーを世に知らしめた「ある日どこかで」と比べても、ラフマニノフの半生を、しかもロシア人でやったにしては、失望のレベルです。
 もっと時間をかけても、他の描き方があったのではないでしょうか。

セルゲイ・ラフマニノフの伝記映画としては・・・3
2003年に版権が切れたためにこのところ演奏される機会も一気に増えてきたように思えるラフマニノフは、ロシア貴族の家系に1873年に生まれ、革命による亡命の後に1943年にアメリカで没した作曲家。まだ生前の作曲家を知る人が生きている年代です。

作曲家を題材とした映画はぞれなりにあって、モーツァルトを扱ったアマデウスが有名ですが、こちらはその生涯に謎の多い上に、殊に死因については諸説乱舞という状況。数百年も前のことなので確認も出来ず。。そんな状況で、ある一説の立場に立ったことを明確にしたモーツァルトの伝記映画だから、アマデウスは広く受け入れられたのだと思う。

対してラフマニノフの伝記映画としてこの作品を観た場合、入手できる限りのラフマニノフの伝記を読み漁った自分ではありますが、読んだことのない、もしくは読んだものと異なるストーリー展開があったことは否めません。実は映画のラストに現れる字幕にこのことはしっかりと記されていますが、ラフマニノフを初めて知る人が見たら誤解してしまうのではないか、とも思えます。

もちろん、数ある伝記の中にもそれぞれ違いはあるので、どれが正しいのかははっきりしませんし、混乱期のロシアのことですので分からないままになっていることも多いのかもしれません。この映画を新たな解釈とするならばこれはこれでいいのかもしれませんが、数百年前の人物であるモーツァルトとはちょっと事情が異なります。ラフマニノフの伝記映画とするならばもう少し考証があってよかったと思います。

ただ、ロシアの誇る作曲家を題材としたロシア映画だけあって、映像と音楽はとても美しいものです。また、ラフマニノフを扱う映画自体がそう多いわけでもなく、彼の存在を紹介するという点では有意義な作品だったと思います。欲を言えば、“パガニーニの主題による狂詩曲”を使ったラストシーンは、作品を書き上げたスイスの別荘“セナル”と、そこからみえる静かな湖を背景にロケをして欲しかった。。

内容には疑問が残るけれど、色々と文句をいいながらもラフマニノフはやっぱり大好きなので、渋谷で観たうえにDVDは3枚を予約・・・。そんなわけで☆は3つにしました。