アルトコロニーの定理
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曲目リスト
- タユタ
- おしゃかしゃま
- バグパイプ
- 謎謎
- 七ノ歌
- One Man Live
- ソクラティックラブ
- メルヘンとグレーテル
- 雨音子
- オーダーメイド
- 魔法鏡
- 叫べ
- 37458
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #1468 / ミュージック
- 発売日: 2009-03-11
- ディスク枚数: 1
- 実行時間: 59 分
カスタマーレビュー
人間の音
RADWIMPS、2年3ヶ月ぶりのニュー・アルバム「アルトコロニーの定理」。
このタイトルとラジオ等で先行して流れていた「タユタ」や「雨音子」を聴いて思ったのは
次のアルバムはシリアスになりそう、ということだった。
今まではアルバムの中に遊んでる曲やユーモア溢れる歌詞で
シリアス一辺倒にならないように工夫してたと思うのだが、今回はとても重い、人生を賭けるような作品になると思った。
そしてそれは現実のものになった。一切の小細工はなし、RADWIMPSの核の部分を思いっきり描いた相当の勝負作である。音もかなり洗練されている。
だから、とても密度の濃いアルバムとして結実したように思う。
一曲目の「タユタ」からジブリかと思うような神秘的なメロディが溢れてくる。
「おしゃかしゃま」では人間そのものに対する強烈な風刺を描いて
「謎謎」の打ち込みも取り込んだ壮大な美メロ、
「ソクラティックラブ」の過剰なまでのメロディとアレンジは刺激的。
「雨音子」や「七ノ歌」はスタンダードな、歌いやすいメロディで愛を賛美する歌。
特に「七ノ歌」は海外のロックバラードの感触に近く、マシンガンラップも(静かに)冴えている。
「バグパイプ」や「魔法鏡」あたりは普段のRADWIMPSに近い、突き抜けるようなギターロック。
つまりは1曲1曲の存在感が際立っている。童話のように人間の生誕を想像する「オーダーメイド」もアルバムの一部になったようである。
一曲一曲に存在する意味があるような、必然を感じさせる作品でした。
気軽に聴けるかどうかは、その人次第な気はするが
個人的にはとてもきれいなアルバムだと思った。 どの楽曲もキラキラ輝いていて、まぶしい。
歌詞の一つをとっても、一曲における言葉数の多さを考えても
間違いなくとてつもない思想が宿っている作品だと感じた。「人間自身」に徹底して焦点を絞っている。
それでいてサウンドはスコーンと突き抜けたものになっているのが相反していて面白い。
時間をかけてじっくり作っただけの事はある。
ちなみにブックレットの中身はほぼジャケットと同じ写真の切り貼りになっている。一部絵もあり。
長く聴いていくうちにどんどん好きになっていけるような、そんな予感のするアルバム。傑作だと思います。
今までとは違うRADWIMPSを見せた作品
RADWIMPSの5作目、アルトコロニーの定理。
正直なところ、前作(RADWIMPS4)は最高到達点に達したと誰もが思ったはずだし、
あの路線は何枚も繰り返し聞きたいものではないので、今作は期待してなかったんですよ。
けれど、聴いたらびっくりした。
教祖様が語りかえるように始める「タユタ」、お得意のラップでもレゲエでもない早口ボーカルと風刺と韻の効いた歌詞で攻める「おしゃかしゃま」(お釈迦様のこと?)、みんな大好きなポップなミクスチャー路線の「バグパイプ」、優しいミドルテンポの「謎謎」、「俺の好きな人の好みに俺を作ったオトンとオカンに感謝です」とメロウに歌う「七ノ歌」、やけに耳にひっかかるアッパーチューン「One Man Live」。
前半からぐいぐいと攻めながら、今までで達成してきたRADWIMPS節を惜しみなく出してくるのが素晴らしい。
RADWIMPS節は有名な彼女大好き歌詞だけじゃなく、演奏力とアレンジ力の素晴らしさ。耳を引っ掻き回すギターリフ、ファンキーなチョッパーベース、弾みまくるバスドラ、野田洋次郎のボーカル。
その4人のスキルによって可能になるブレイク、転調、構成力。
とにかく今作は密度が濃い。バンプやアジカンは最初の3作あたりは本当に素晴らしかったけど、最近の彼らはだんだんと説教くさくなるわ、路線を突き進めているようで、ただの自己模倣をしているだけに飽き飽きするんですが、そうなってもおかしくないくらいバンドの個性がはっきりしているRADWIMPSがそうならなかったのは凄い。今までと同じことをやっていながら、違う次元の作品に密度を上げながら仕上げている。何なんだこれは?
間違いなく今年の邦楽ロックのトップ層に食い込むと思う。
以下、おしゃかしゃまの歌詞
"カラスが増えたから殺します
さらに猿が増えたから減らします
でもパンダは減ったから増やします
けど人類は増えても増やします"
"偶然の一致か 運命の合致
はたまた 自分勝手スケッチ
あっち こっちそっちってどっち
一体どうなってるんダ・ヴィンチ"
"さぁ無茶しよう そんで苦茶しよう 二つ合わさって無茶苦茶にしよう
さあ有揶しよう そんで撫揶しよう 二つ合わさって有耶無耶にしよう"
天才の定義が予想を裏切ることと、底が見えないことならば、野田洋次郎は今作でまた天才性を証明したと思う。
はじめて
RADWIMPSっていう名前は耳にしていたものの、ちゃんと聴いたことのなかったわたしですが、ラジオで流れたおしゃかしゃまに胸を突かれて泣いてしまいました。その後、アルバム購入。
この人の音楽をきいて。
ごはんを食べる、お茶する、誰かと話をする、風を肌に感じる、時間が滑っていく、そういう一瞬ごとの積み重ねがすべてだということ…ただ淡々といることの尊さをかんじました。
みんなこれまであらゆることを自分で選んできたわけです。意識的だろうと無意識的だろうと。
ゆっくり聞いていると、なんだか不思議と整然としてきます。
無駄なことばなんてないだろうけど、そのことばたちの中でも、なんだかいい感じのことばがいっぱい。
曲もささやかだけど鋭い。
いろんな意味で「生きている」音楽でした。
聴けてよかった。





