スローターハウス5 [DVD]
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #3408 / DVD
- 発売日: 2009-05-13
- アスペクト比: 1.78:1
- ディスク枚数: 1
- 形式: Color, Dolby, Dubbed, Subtitled, Widescreen
- 実行時間: 99 分
エディターレビュー
内容紹介
あの爆撃が私から離れない!!自由に生きる時と空間を求めてさすらうタイム・マシン放浪者……傑作SF小説を鬼才ジョージ・ロイ・ヒル監督が完全映画化!ファン待望の初DVD化!貴重なTV放送時の吹替音声収録!
時空旅行を筋書きの軸としながら、作者本人が体験した第二次世界大戦のドレスデン爆撃の様子を盛り込んだ、1969年発表のカート・ヴォネガットの有名SF小説の映画化作品。カンヌ映画祭での受賞のほか、SFの世界で最も古く、最も権威あるヒューゴー賞、さらにジャンル映画の祭典、サターン賞も受賞している。監督は「明日に向って撃て!」(69)、「スティング」(73)、「ガープの世界」(82)など名作、大ヒット作を手掛けた巨匠ジョージ・ロイ・ヒル、さらに音楽をゴルトベルク変奏曲で知られる作曲家グレン・グールドが担当、原作者に「原作よりよくできている」と言わしめたSFの傑作。日本でも早川書房から原作翻訳本が発売されており、カルト的人気を集めている。
貴重なテレビ放映版吹替え音声収録
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
時間旅行を軸にしつつ、作者自身が体験したドレスデン空襲を盛り込んだ傑作SF小説をジョージ・ロイ・ヒルが映像化。時間旅行者、ビリー・ピルグリムが過去や未来へと渡り垣間見た凄惨な戦争風景や幸せな結婚生活などを断片的に描いていく。
内容(「Oricon」データベースより)
カート・ヴォネガットの傑作SF小説を、鬼才ジョージ・ロイ・ヒル監督が完全映画化!自分の意思とは関係ないところで過去、現在、未来を行き来する能力を持つ男ビリー・ピルグリムの物語を描く。マイケル・サックス、ユージン・ロッシュ、ロン・リーブマンほか出演。貴重なTV放送時の吹替音声も収録。
カスタマーレビュー
ジョージ・ロイ・ヒルの真髄!
遂に出ますね。ジョージ・ロイ・ヒルの伝説の傑作、ちょっと値段は張るが、やっぱり待望の初DVD化です。
現在、過去、未来。時空旅行する主人公そのままに時系列が縦横無尽にワープする構成、そのめまぐるしい場面変換に最初は混乱する事必至ですが、次第にストーリーを追う事よりも、奇抜でシュールでポップな映像処理の数々と、その不条理で辛苦な出来事(運命)に引き込まれます。暴力、混沌、絶望、死、愛、希望、平安。悲惨で過酷なドイツの捕虜収容所スローターハウス5から安寧で桃源郷なトラルファマドア星まで、夥しい死と一時の幸福、エロス&タナトス、数奇なドラマの終着点は、チープなドームに人工的な号砲花火、これが泣けます。
正にSFマインド、これぞロイ・ヒル・マジック、そしてこれも紛れもない人生、、、。カート・ヴォネガット・Jrの有名な原作小説を読んでいなくても楽しめるし、今観ても、少しも色褪せない知的でアバンギャルドに満ちた作品です。彼の映画では、同じく著名な文学を映像化した「ガープの世界」の作品世界に、何よりも似ています(と言うより、ガープが今作に似ていると言った方が正しいのだけど)。
主演はマイケル・サックス。今作と「続激突・カージャック」の2本のみで知られた俳優だけど、70年代アメリカ映画ファンとしては忘れられない顔。豊満なバストを揺らしながらのヴァレリー・ぺリンも印象的。
音楽はグレン・グールドなんですね、この著名なピアニストの存在も今作で知りました。
49よきかな
カート・ヴォネガット・ジュニア原作のものでは最高傑作のひとつ。
SFものという枠ではくくれない不思議な雰囲気を持った良作です。
グレン・グールド演奏によるバッハのピアノ協奏曲第5番を背に雪原から
主人公が現れる、映画史上に残る美しい導入部からお話が展開して行きます。
初見の方は説明もとくになくいきなり場面が変わっていくので
「話がよくわからない」と思われる方もおられるかもしれません。
トラルファマドール星人によって語られる死生観や、現代、または
第二次大戦中のドレスデンなど時空を飛び越えるビリーをなめらかな
編集によって違和感なく表現しているところなど、魅力的な要素が
たくさんあって、その魅力を一言で語り尽くすのは難しいのですが、
12モンキーズやバタフライ・エフェクトが好きな方にお薦めしたい作品です。
特筆すべきは主人公の愛犬、スポット。太った奥さんに邪険にされながらも
ビリーに愛される仔犬時代、最終的に主人公と運命をともにすることになる
老犬時代と、それぞれの世代の犬によって演じられていますが、おじいさん犬の
足元がおぼつかない演技が素晴らしく、ともに老人になったビリーに抱きかかえられ
階段を昇って行く場面は涙を誘います。
DVDの画質・仕様に関してですが、PAL早回しの4%のスピードUP仕様となっています。
(103分→99分)先ほど挙げた冒頭のグールドのピアノもやはりピッチが早くなっています。
本当に残念。あと、価格も少々高いように思われます。
原題:"Slaughterhouse-Five" 1972年作品、99分(PAL変換により)。
上手いなぁ……
原作は未読、SF者でもないボクが観た感想である。
とても72年の作品とは思えない。
強いて言うなら、トラルファマドール星の描写が些かオールドファッションか。
でも、これはこれでありだし、宇宙空間に花火があがる描写なんてなかなか面白い。
SFという先入観を持って観たのだが、なんだろう、これはもっと違うもののような気がする。
それとも、ボクのSF観が変に偏っているだけで、本来のSFとはこういったものなのだろうか?
ドレスデン空襲の実体験にまつわる戦中戦後の描写は、そっけないほど無色透明。
人生にまつわるエトセトラも、あるいは自分の死につながる事態にも、反応は希薄だ。
ただ淡々と事態に身を委ね、そこに可能な幸福を堅実健気に築いていくようなビリー。
「こんにちわ、さようなら」とか「人生の良い部分だけ見ればいい」とか、
どこか割り切ったような、しかし現実の物理的無情さにはふさわしいような感性。
戦争を経験した作者が漂着した、彼の考える「世界との適切な向き合い方」ともとれる。
だが同時に、ビリーのように「自分の人生」という個体を時空間上に正確に把握してしまえば、
確かにこんな風な思想にも至るのかもしれないな、なんて考えたりもしてしまった。
この両者の重ね合わせ方、なんとも唸らされてしまう上手さだ。
思想と、それを表現し伝える手法、そして娯楽性が絶妙にまとまっていて、ちょっと嫉妬してしまう。
原作者、このアイデアがひらめいた時、さぞ楽しかっただろうなぁ……
ぜひ原作も読みたい。
めくるめくようなあの時間移動を、はたしてどのように文章化しているのだろう?
もうワクワクする。

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