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親愛なるQに捧ぐ

親愛なるQに捧ぐ
加川良

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おすすめ度:

曲目リスト

  1. 偶成
  2. こがらし・えれじぃ
  3. 夕焼けトンボ
  4. 靴ひもむすんで
  5. 鎮静剤
  6. こもりうた
  7. 下宿屋
  8. 白い家
  9. コオロギ
  10. 親愛なるQに捧ぐ

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  • Amazon.co.jp ランキング: #94247 / ミュージック
  • 発売日: 2009-02-18
  • ディスク枚数: 1
  • 実行時間: 46 分

カスタマーレビュー

加川良という人を知るアルバム。5
 『教訓』で衝撃のデビューとなった加川良のセカンドアルバム。
 ルーツがアメリカの「フォークソング」であることはいうまでもない。ギターのスタイルもそうであれば、メロディーラインもそうだ。そのことは、フォークソングが生まれ育ったアメリカでの背景から当然といえば当然のこと。日本ではフォークソングからニューミュージックと無自覚的に変容していくが、これは紛れもなくフォークソングなのだといえる。
 ルーツがあって一向に差し支えないのだ。それを承知した上で、やはり加川良のアルバムに当時から心を揺さぶられた。セカンドアルバムは前作よりも、より内面に向かっている。この次に発表される『やあ』に比べると、やはり重い。どうしようもなく重いのだが、同時に、心地よさに溢れてる。この矛盾した感覚が私にはたまらない。
 今でも聴くたびに、通り過ぎた当時のほろ苦さを思い出させてくれるし、歳とともに忘れてきた夢と元気を受け取れるのだ。好みといえばそれまでだが、『教訓』から何の違和感もなく、世界を広げられたように思う。最初の曲「偶成」は、自分の生き方を考えさせてくれた。自己と他者を考えるスタートだったかもしれない。亡くなった高田渡を詩った「下宿屋」は、当時のURCを中心とした歌の様子が伝わってきて楽しめる。
 レーベルの発売元が変わるたびに、再リリースされるが、とにかく何かの機会に手にとって、聴いていただけるとうれしいアルバムだ。