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イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]

イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]
監督: ショーン・ペン

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  • Amazon.co.jp ランキング: #2002 / DVD
  • 発売日: 2009-02-27
  • アスペクト比: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, Dubbed, Subtitled, Widescreen
  • 実行時間: 148 分

エディターレビュー

内容紹介
ショーン・ペン監督最高傑作、衝撃の実話を映画化!
恵まれていた22歳の青年は、なぜ独りアラスカを目指したのか-

1992年アメリカ最北部、アラスカの荒野でクリストファーという若者の死体が発見された。裕福な家庭に育った優等生の彼が、なぜ全てを捨てて旅立ち、2年間の放浪の果てにアラスカで最期を迎えたのか。
ジャーナリストで登山家のジョン・クラカワーはこの出来事を綿密に取材し、ノンフィクション「荒野へ(原題:Into The Wild)」を発表、一躍ベストセラーとなった。この「荒野へ」に激しく心揺さぶられたショーン・ペンが10年近くをかけて映画化権を獲得。実力派のスタッフ&キャストが結集し、ついに本作「イントゥ・ザ・ワイルド」が完成した。理想と現実のギャップに悩み、全てを捨てて真実を追い求めた主人公の姿は、見る者すべてに衝撃を与える。
旅の終わりに彼が知った“真実の幸福”とは・・?

主演のエミール・ハーシュは、18キロの壮絶な減量を敢行。実際にクリスが着ていた服に身を包みアラスカに立つ渾身の演技は必見!
他にも、共にアカデミー賞受賞者であるクリスの両親役のマーシャ・ゲイ・ハーデンとウィリアム・ハートや、本作で83歳にして初のアカデミー賞助演男優賞候補となったベテラン俳優のハル・ホルブルックなど、実力派のキャストが結集!

アラスカの壮大な自然、臨場感のある圧倒的な映像美や、映像とシンクロするエディ・ヴェダーのエモーショナルな音楽が作品を盛り上げる!


【ストーリー】
1990年夏、大学を優秀な成績で卒業したクリストファー・マッカンドレスは、ハーバードのロースクールへの進学も決まり、将来を有望視された22歳の若者だった。ところがある日、周囲に何も告げることなく全てを捨て、彼は姿をくらました。これがクリスの“真実を探す”壮大な旅の始まりだった。最終目的地は、アラスカ。

【キャスト】
エミール・ハーシュ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ウィリアム・ハート、ジェナ・マローン、ブライアン・ダーカー、キャサリン・キーナー、ヴィンス・ヴォーン、クリステン・スチュワート、ハル・ホルブルック、ジム・ガーリエン

【スタッフ】
監督・脚本:ショーン・ペン、プロデューサー:ショーン・ペン、アート・リンソン、ウィリアム・ポーラッド、撮影監督:エリック・ゴーティエ、プロダクション・デザイナー:デレク・R・ヒル、編集者:ジェイ・キャシディ A.C.E、衣装デザイナー:メアリー・クレア・ハナン、美術監督:ドメニク・シルベストリ、作曲家:マイケル・ブルック、音楽・歌曲:エディ・ヴェダー、音楽:カーキ・キング

【特典】
・特典映像(約40分):ショーン・ペン監督インタビュー、メイキング

【収録音声】
1.英語ドルビーデジタル5.1chサラウンド、2.日本語ドルビーデジタル5.1chサラウンド

【収録字幕】
1.日本語字幕、2.日本語吹替用字幕

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
ノンフィクション小説「荒野へ」をショーン・ペンが10年もの構想、準備期間を経て映画化。すべてを捨て旅に出た裕福な青年・クリスが2年間の放浪の果てに何を見て、どんな最期を遂げたのか?緻密な取材を元に“真実を探す”彼の旅路を描く。

内容(「Oricon」データベースより)
ショーン・ペン監督をはじめ、実力派スタッフ&キャストが集結して贈る心揺さぶる衝撃の感動ストーリー。エミール・ハーシュ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ウィリアム・ハートほか出演。


カスタマーレビュー

何故、オリジナルサイズじゃない?4
 素晴らしい映画だと思う。
 なのに、何故、オリジナルのシネスコサイズをビスタサイズにしてしまうんだろう。
 全てにこだわったショーン・ペンのこの映画は、シネスコサイズで初めてこの映画の映像的な素晴らしさが存分に味わえるのではないか。
 特典映像のオリジナル予告編でだけ、そのサイズの映像が味わえるなんて、馬鹿にしている。本編を見た後にそれを観て、自分の観ていた映像が、監督が意図した最高の映像ではなかったと感じる。シネスコサイズで映し出される映像は、本当に壮大で美しい。いや、自然だけではない、完成されたすべての場面の構図、それが台無しになっている。
 視界一面に広がる、・・・そういう映像でなきゃ、駄目でしょう?これ。

 映画の魅力を、どうしてこんなに簡単に損なわせてしまうのか。
 発売元には、怒りすら感じる。
 もったいない。ほんとうにもったいない。

まるで遅れてきたアメリカン・ニューシネマの肌触り。5
実在の人物を題材にしたジョン・クラカワーのベストセラーであるノンフィクションが原作であるにも拘らず、「イントゥ・ザ・ワイルド」は、まるでショーン・ペンのオリジナル作のような彼の思想性で貫かれた傑作だ。
高邁な意識、拝金、物質主義からの脱却、自然との共有、魂の解放、その自己陶酔的な感覚とスピリチュアルな衝動、正に遅れてきたアメリカン・ニューシネマのような肌触りを感じずにはいられない。
彼の未来(運命)の行く先が暗く悲観的なものである事は誰もが推察出来る。言わば、挫折するべきして挫折してしまった若者のお話なのだが、それでもその生き方がある意味崇高にすら感じてしまうのは、若さゆえの、と言った形容を抜きにしても、その向こう見ずな思考に流れる純粋さと潔さが、とうの昔になくしてしまった“何か”を思い出させ、心の琴線に触れるからだ。
音楽もまたそのテーマのスピリットを感じさせる楽曲揃いだ。サウスダコタ、コロラド、グランドキャニオン、アラスカ、雄大にして過酷な大自然、ひたすら荒野へと足取りを進める主人公の高揚感そのままの“Guaranteed”を聴きながら、彼の軌跡を追い、その思いに馳せたくなる。

究極の自由、孤高の生5
 手前味噌だけど、08年どころか、これまで見てきた映画の中でもトップ10に入るほど素晴らしかった。今でもエディ・ヴェダーの絶唱を聴くと魂は震え、旅情は掻き立てられ、この青年の「生」を想い胸が熱くなる。 

 裕福な家庭に生まれ、大学をトップの成績で卒業した青年が、突如すべてを捨ててアラスカを目指す旅に出る――アメリカの新進監督がやりがちな、安易なロード・ムービーを思い浮かべるかもしれない。だが、これは本当の自由とは何か、自分の力だけで生きるということはどういうことなのか、そんなイノセントでストイックなテーマをとことん突き詰めた、極めてアメリカ的な「事実」の映画化だ。

 映画は2つの時間軸を行き来していく。クリスが各地で残した出会いと別れの痕跡を手がかりに、彼が見たであろう景色を追体験するロード・ムービー。そして、アラスカに辿りついたクリスの、壮絶な生の煌き。クリスがここでどのように生きていたのかは、もちろんクリスしか知らない。ショーン・ペンはこの濃密な空白を、彼へのシンパシーと想像力で以って補っていく。獲物を追い、自ら捌き、暖をとって眠る。そこには食って寝るという自然の営みしかない。けど、それがどんなに恐ろしく、厳しく、美しいものか。 

 社会や親への反抗心、自分探し、放浪癖――クリスがこの旅を始めた理由にはそういうものもあったんだろうけど、普通のバックパッカーとはどうにも次元が違いすぎる。究極の自由を見つけるための尋常ではない求道心が、彼を駆り立てていたとしか思えない。自分がまとっていた俗物をどんどんそぎ落とし、ストイックな精神と肉体に作り変え、「約束の地」を目指したのだ。

 物語の最後に、彼はある印象的な言葉を残す。少しではあるけれども、この映画を見た人は彼の見つけた「幸福」を分かち合うことができたと思う。