劇場版 「空の境界」 矛盾螺旋【通常版】 [DVD]
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #3123 / DVD
- 発売日: 2009-01-28
- アスペクト比: 1.78:1
- ディスク枚数: 1
- 形式: Color, Dolby, Widescreen
- 実行時間: 112 分
エディターレビュー
内容紹介
■原作・奈須きのこ。新伝綺ムーブメントを招いた全七章からなる物語、作品世界そのままに全七部作の連続映画として完全映像化!
■単館公開作品の歴史を塗り替える大ヒット映画公開を受け、第四章、第五章が待望のDVD連続リリース開始!
■STAFF
原作:奈須きのこ「空の境界」
監督:平尾隆之
キャラクター原案:武内崇
キャラクターデザイン・作画監督:須藤友徳/高橋タクロヲ
脚本:平松正樹(ufotable)
音楽:梶浦由記
アニメーション制作:ufotable
配給:アニプレックス
製作:劇場版「空の境界」製作委員会(アニプレックス、講談社、ノーツ、ufotable)
■CAST
両儀式:坂本真綾
黒桐幹也:鈴村健一
蒼崎橙子:本田貴子
黒桐鮮花:藤村歩
秋巳大輔:東地宏樹
荒耶宗蓮:中田譲治
【ストーリー】
「アラヤ、何を求める」「―――真の叡智を」「アラヤ、何処に求める」「―――ただ、己が内にのみ」その男は悠久の時を経て、万物の霊長たる人間の営みに絶望し、その最期を見届けるために、万物の始まりにして終焉である「根源」を渇望して、死の蒐集を始めた。名を荒耶宗蓮という。かつて、彼には遠い異国の学舎(まなびや)でひとりの好敵手がいた。名は蒼崎橙子。3つの原色のうち赤の称号を得た魔術師で封印指定を受けた最高位の人形師。ふたりは、いつかどこかでまみえる宿命だったのだ。その場が、皮肉にも橙子の住む町に建つ、自身も関わった螺旋の地だったのは、常に根源に至ろうとするモノを妨害すべく現れる「抑止力」のなせる技なのかは誰も知る由がなく。抑止力―――そのひとつは、霊長である人間が我が世を存続させるべく、身勝手に願う無意識の集合体。もうひとつは、人間の活動などお構いなしの、この地球が生き延びるための生存本能。果たして、そのどちらかがどう作用したかはわからぬまま、ふたつの不可解な事件が起き、無限に続くはずの日常から外れてしまった存在があった。その名は・・・。両儀の家に生まれ落ちたからこそ得てしまった力と身体を持て余す、両儀式。その肉に未知への扉を見いだす、荒耶宗蓮。彼の企みに気付く、蒼崎橙子。思わぬ事態に翻弄されながらも揺らがない想いを抱く、黒桐幹也。そして式と出逢い心惹かれる、臙条巴。彼らの遭遇は、偶然か必然か。「偶然というのは神秘の隠語だ。知り得ない法則を隠すために偶然性という言葉が駆り出される」
橙子の語る言葉の通り、今、誰も知らない、けれどすでに示された路に向かい、それぞれが突き進む。
※ジャケット写真、商品仕様、映像特典ならびに初回限定封入特典などは予告なく変更となる場合がございますのでご了承ください。
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
奈須きのこ原作の小説を映像化したファンタジーアニメの劇場版第5章。両儀式の身体に道への扉を見出した魔術師・荒耶宗蓮は式へと近付こうとするが…。荒耶の企みに気付いた蒼崎橙子、式に心惹かれる臙条巴、黒桐幹也らの運命の歯車が廻り出す。
内容(「Oricon」データベースより)
『月姫』『Fate/stay night』など大ヒットノベルスゲームを手がけるTYPE-MOONのシナリオライターとしても知られる奈須きのこの小説を、ハイクオリティな作品で定評のあるufotableがアニメーション制作を手掛けた伝綺アクション『劇場版 空の境界』がDVDに登場!第五章「矛盾螺旋」を収録。
カスタマーレビュー
彼女に関わる、そう決めた二人の道が交差する
小説「空の境界」第五章矛盾螺旋のアニメ劇場版。これまで主人公である式に異能力者をけしかけてきた黒幕と決着をつける話です。しかし劇中の主人公は魔眼持ちの彼女ではなく、彼女に関わると決めた二人の男。これは二人の物語です。
構成としては、前半は巴という男を中心に、彼が式と出会い彼女に惹かれ彼女とともに黒幕と己の真実の両方と相対するまでを描き、後半は幹也を中心に、彼が雇い主の橙子さんと一緒に別のきっかけから第三者として不可思議な事件を追っていくうちに同じ黒幕に行き着くまでを描いています。そして終盤で二人は出会い、互いの戦いに決着をつけるべく一緒に動き出します。
これが全体的な構成ですが、劇中あちこちで結末を先に一瞬見せてからそこに至るまでの過程を描いたり、時系列バラバラのシーンを連続で見せてからそれらの統一的なラストとして見せ場のシーンを流したりと、良く言えば玄人受けする、悪く言えば演出過剰な構成です。話のラストでそれらバラバラの展開を集約する形での回想もありますが、原作未読の方や本作を初めて見る方は話の流れに頭がついていかないかもしれません。
もっとも、わかりにくい構成も二回三回と見て話の流れが頭の中に入ってくると過剰な演出を楽しんで見ることができるようになるので悪いことばかりではありません。戦闘も剣術を使う式や人形(使い魔)を操る橙子さん、結界を操り肉弾戦もこなす黒幕と、迫力のあるものばかり。特に橙子さんと黒幕はベクトルは違えどもそれぞれ不死に近いので見ていて圧巻です。
しかし個人的には本作の見所は構成でも異能力者達の戦闘でもなく、巴と幹也の二人だと思っています。
魔眼持ちで剣術の達人の式や魔術師で人形使いの橙子さんと違い、巴と幹也の二人は戦闘力などない普通の男です。それでも巴は自身のルーツと置いてきた彼女を取り戻すために、幹也は敵中に乗り込んだまま戻らない二人の大切な女性を助け出すために、それぞれの戦場へと向かいます。普通の彼らがゼロの勝率を一にする。その一を異能力者である彼女達が最大限に生かして百にする。だからこれは、彼ら二人の物語なのです。
不満点は中盤の多対一のバトルの映像があっさりしていたことと、黒幕に協力している魔術師が魔術を使うシーンが全くなかったことですかね。星一つ減点はそのため。それ以外は満足な出来でした。
何気ない日常
絵や動きに若干違和感を覚えるが、長尺もあって5章の主人公でもある巴の内面に感情移入できた。いたって等身大であり黒桐が特別であることが巴を通して実感できる。式と関わった後の何も起きない日常、何気ない会話が収束する結末に心を動かされ、シャッフルされた時間軸も意味をもたせあざとく感じなかった。
出口なき無限螺旋
久しぶりに画面に釘付けになって見入りました。『矛盾螺旋』のタイトルの如く、時間と空間がいり乱れ捻じれたフラッシュバックが螺旋階段の出口を求めて一気に駆け上がっていきます。約2時間近いストーリーも緊張感を伴ってダレることなく、一瞬のシーンもセリフも見逃したり聞き逃したりできないと思わせるほどの出来栄えです。今回の作品の内容は上記解説にありますが、究極真理とは何なのか?というテーゼが込められていて哲学的で重量感のあるものとなっています。次回予告の『忘却録音』への期待とリリースがとても待たれます。

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