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山のあなた 徳市の恋 スタンダード・エディション [DVD]

山のあなた 徳市の恋 スタンダード・エディション [DVD]
監督: 石井克人

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おすすめ度:

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  • Amazon.co.jp ランキング: #26053 / DVD
  • 発売日: 2008-12-10
  • アスペクト比: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, DTS Stereo, Subtitled, Widescreen
  • 実行時間: 94 分

エディターレビュー

内容紹介
見えない目で
あなたを見つめていた。

草なぎ剛主演、石井克人監督で贈る
切なくも淡い恋を情感豊かに描き出した、心洗われる珠玉作。
待望のDVD発売決定!

【本篇ディスク特典:特典収録時間約30分】
●草なぎ剛&石井克人監督による音声解説
●目や耳が不自由な方のための音声ガイド&日本語字幕 ●英語字幕
●スタンダード・エディション・オリジナルメイキング
(約20分/プレミアム・エディションとは編集内容が異なります。)
●スタッフ&キャスト プロフィール(静止画)
●予告篇集(特報/予告篇/TVスポット集/『按摩と女』)

【スタッフ】
監督・編集:石井克人 製作:亀山千広 企画:大多 亮/飯島三智
脚本:清水 宏 撮影:町田 博

【キャスト】
草なぎ 剛/加瀬 亮/マイコ
広田亮平/津田寛治/黒川芽以/洞口依子/松金よね子/渡辺えり子
三浦友和/堤 真一

【ストーリー】
目の不自由な按摩の徳市と福市は冬場を海の温泉場で過ごし、春を迎えた今、新緑の山道をたどって山の温泉場へと向かっていた。そして彼ら二人を追い抜いた馬車には、東京から来た女性・三沢美千穂と、大村真太郎、真太郎の甥・研一が乗っていた。徳市たちが温泉場の按摩宿泊所に落ち着くと早速、宿屋・鯨屋から呼び出しがかかる。徳市が療治に向うと、お客は美千穂だった。美千穂は、どこか落ち着かずに何者かを恐れている様子。そんな彼女に徳市は、淡い恋心を覚えるが…。

【劇場公開情報】
2008/5/24よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開


特典ディスク付き3枚組豪華版も同時発売!

山のあなた 徳市の恋 プレミアム・エディション【初回限定生産】
GNBD-7102/DVD3枚組/税込\8,190(税抜¥7,800)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
38年に公開された清水宏監督作品『按摩と女』を、『茶の味』の石井克人監督が草●剛主演でリメイク。温泉場に来る客を相手に、マッサージ師として働く徳市。そんな中、温泉場にやって来た美千穂という女性に徳一は一目惚れしてしまう。

内容(「Oricon」データベースより)
草ナギ剛が盲目の役に挑戦し、新たな魅力を見せた話題作!スタイリッシュかつユニークな独特のエンタテインメント作品で知られる鬼才・石井克人監督が、大胆かつ新たな試みに挑戦した心洗われる珠玉作。山の温泉場に辿り着いた目の不自由な按摩の徳市と福市。程なくして呼び出しがかかり療治に向かった先の美千穂に、徳市は淡い恋心を覚えるが…。


カスタマーレビュー

古きよき時代の温泉場の雰囲気・情緒を再現した、美しさ満点の傑作です。5
石井克人監督が、清水宏監督の1938年の作品「按摩と女」を発見し、リメイクならぬ「カヴァー」した作品。私が今年上半期に視た邦画では屈指の出来で、DVD発売が待ち遠しい。「按摩と女」を観た人は、本作が「按摩と女」を実に忠実に再現したものであることに驚くだろうが(近所のシネコンで本作を1000円で公開していたのは、脚本作りの手間が省けたからか? お蔭で2回劇場に足を運ぶことができた)、「按摩と女」を知らない人でも、まるで自分が古きよき時代のひなびた温泉場の客になったかのようなゆったりとした気分に浸れることは間違いなかろう。「按摩と女」を忠実になぞるとしても、今の日本であの心が洗われるような情緒を作り出すのは相当困難だろうに、それを成し遂げた石井監督達スタッフの努力には脱帽する。冒頭の草薙剛と加瀬亮演じる按摩2人が、目明きを追い越し、行き交う人達がどんな人かをまるで目が見えるように語らいながら山道を急ぐ冒頭の場面から作品に引き込まれる。その緑の清々しい美しさ。「按摩と女」は白黒映画であるのに対し、本作は自然やしっとりした温泉場の風情、旅館の室内に至るまでカラー映画ならではの、派手ではない色彩を生かした映像美に満ちている。そこに昔の作品を「カヴァー」することの意義の一つがある。

按摩達の行動・言動はハンディや暗さを全く感じさせない。特に積極的に行動し、小さな事件を解決しようとする徳市役への草薙剛の起用は大正解。マイコも戦前の女性の清楚な気品が自然に滲み出る好演。清冽な滝や川の流れを前にした場面が涼やかでよい。その他、三浦友和、堤真一、出番は少ないが渡辺えり子等、キャスト全員、演技は申し分ない。日本人に生まれて良かったと心の底から思える、奇跡的な美とさわやかさ満点の、永く心に残る傑作として、私は本作を高く評価する。

ノスタルジックでほのぼのとした可笑しさ4
物語は、目アキを早足で追い越すのが趣味という徳市と相棒の福市(加瀬亮)との道中からはじまります。追い抜いた学生グループを按摩することになった徳市が悔しいという思いを込めて、学生たちの足を徹底的なマッサージして、翌朝、山を登る学生たちに筋肉痛を起こさせる。そのユーモラスなスケッチは小味だけれど、ほのぼのとした可笑しさを醸し出しています。
そんな風に、時代設定も当時のまま。会話も微妙におっとりした口調。また、温泉宿も山や川の風景も美しい。全体的にまったりした進行で当時の日本人の生活ペースはこんなにゆったりと時間が流れていたのだなぁと思わせる、実にほのぼのとした遣り取りが続きます。でも、ラブコメにちょっとだけサスペンスもあります。(笑)

ヒロインの謎の東京の女役は、モデル出身で映画初出演のマイコ。美人(8頭身?)で現代的ながら、着物姿が良く似合う。そして何とも声がいい。演技はちょっと奥行きがない印象だけれど、許せます。(笑) 
徳市役の草なぎ剛が役にはまっている。按摩の佇まいといい、その物腰、感情の緩急や「勘」を頼りにしているという空気感をちゃんと出していたように思います。加瀬亮も相変わらずのへたウマの味が生きています。

今、なぜ清水宏監督の再発見のカバーなのか、とも思います。石井作品としては「鮫肌男と桃尻女」「PARTY7」を思うと異質な気はするが、その後に「茶の味」を撮ってるのでなるほど繋がってるのかと思う。全体的にのんびりした作品ながら、按摩の仲間の「ないしょ〜ないしょ〜」とか、子供がこよりで鼻にイタズラするシーンとかは、完全に石井監督のタッチ。
とにかく、端正な古き良き日本の、ノスタルジックな気分に浸れる作品でした。

心の温泉郷5
日本人で、よかったと思えた。

日本の原風景を「綺麗だ」と思える目と心があってよかった。

日本語っていいなと思えた。

これだけ単純で奥深いことを、純粋に再認識させてくれる映画は異例でした。
上映時の「心の入浴料」分の価値は十二分にありました。

>>DVDでは本編前に草ナギさんによる挨拶&音声案内があります。
(目・耳が不自由な方でもご鑑賞いただけるように、と本作らしい配慮です。)
ガイド音声・日本語字幕入りでも観てみましたが、驚くほどの丁寧さ!
是非、たくさんの方に心の入浴を体感してほしいなぁ、と思います。