私は貝になりたい <1959年度作品> [DVD]
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #43559 / DVD
- 発売日: 2008-10-24
- アスペクト比: 2.35:1
- ディスク枚数: 1
- 形式: Black & White, Dolby, Widescreen
- 実行時間: 113 分
エディターレビュー
内容紹介
1959年公開、橋本忍監督・脚本、フランキー堺主演の、戦争の不条理と悲劇を描いた不朽の名作をDVD化。
理髪店を営む豊松(フランキー堺)は召集を受けつらい軍隊生活を経て復員。やっと妻と息子の三人で平和な生活を取り戻したとたん思いがけない戦犯のレッテルを張られ逮捕されてしまう。
絞首刑の判決を受けた豊松は、講和条約締結で釈放されることを信じ、助命嘆願を続ける妻(新珠三千代)とともに将来への希望を抱くのだったが…。
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
BC級戦犯死刑囚の悲劇を描いたTV創世記の名作を、脚本家・橋本忍が自ら監督を務めて映画化した反戦ドラマ。理髪店を営む善良な男が徴兵され、過酷な軍隊生活の後に復員。平和な生活を取り戻したかに見えたが…。
内容(「Oricon」データベースより)
理髪店を営む善良な男が、思いがけない戦犯のレッテルを張られ処刑台に昇らざるを得ない運命となる、その悲劇と平和への祈りを訴える不朽の名作!フランキー堺、新珠三千代、水野久美ほか出演。
カスタマーレビュー
どれほどDVD化を待ち望んだことか..
本作は1959年の映画版です。
1年前の1958年にテレビで放送され多くの支持を得たことから映画化されました。
テレビは、当時前半の30分はVTRを使用し、後半は生放送されていた時期です。
ですから、テレビドラマ版は完全な形で現存するものは無いそうです。
翌年に作られた映画は、テレビを見ることが出来なかった家庭も多く
かなりの観客動員数を記録しています。
その後にテレビで何度も再放送されましたので、後の印象としてこちらの作品がメジャーになりました。
映画のキャストはフランキー堺さん以外はテレビとは異なりますが、
当時、多くの人達が再び映画館で涙を流しました。
平和な散髪屋の店主を営んでいた主人は、
近所でも評判の家族を愛する優しい父親だった。
しかし、戦争は彼に赤紙(召集令状)を届ける。
終戦間際、彼は兵役に就き捕虜処刑を命じられる。
気後れしたので、銃剣で少し傷を負わせただけなのに...。
「人間なんて厭だ。牛か馬の方が良い・・・」
「・・・いや牛や馬ならまた人間にひどい目にあわされる・・・」
「どうしても生まれ代わらなければならないのなら、いっそ深い海の底の貝にでも」
「貝だったら、深い海の底の岩にへばりついているから、何の心配もありません。
・・・・・どうしても生まれ代わらなければならないのなら、私は貝になりたい」
テレビ放映、そして本作、後に所ジョージのテレビ版、
中居正広の近々公開版へと繋がる。
この作品は主演する役者さんの熱演が見事で、フランキー堺さんも所ジョージさんも素晴らしかった。
きっと、中居正広さん最高の演技を見られるものと思います。
その公開を記念して初DVDとして発売される本作、見事に作品に仕上がってますよ。
たくさんの喝采と涙がそそがれるのであれば嬉しいと思えます
フランキー堺氏の代表作「私は貝になりたい」(この映画は、加藤哲太郎氏の「狂える戦犯死刑囚」が原作となっている)全てがノンフィクションではないようだが、この映画に近いことはあったようである。 この映画に対してたくさんの喝采と涙がそそがれるのであれば嬉しいと思います。個人的にも大変好きな映画です。
戦争犯罪というものを考える
1959(昭和34)年に上映されました。ご存じのとおり、その後、所ジョージさんや中居正広さんによってリバイバルされています。この時期は、「もう戦後ではない」などと言われ、来る東京オリンピックに向けて、日本全体が高度成長時代に向けてひたすら邁進し始めたころです。そのタイミングで「戦争犯罪」を扱った映画が上映された意味は何だったのだろうと考えます。
物語は故・フランキー堺さん演じる市井の理髪店店主が、ほんの軽微な戦争犯罪(上官の命令で、銃剣で米兵の腕を刺す)で戦犯扱いにされてしまい、最終的に巣鴨プリズンで処刑されるまでを描いた作品です。一方的に命令される二等兵という立場にもかかわらず、司令官と同じ刑罰を受けなくてはならない、不条理さ、理不尽さは筆舌に尽くしがたい怒りを覚えます。新珠三千代さん演じる奥さんが面会に訪れ「時代はこれからリーゼントなのよ」と明るく希望に満ちた声で話しかけるシーンは、映画の結末を知っているだけに、よけい悲しみを増幅させます。フランキー堺さんの底抜けに人が良くて、ひたすら許しという感情をたたえた演技を見ると余計にそう感じられます。そして最後の台詞「私は貝になりたい」を聞くとどうしても涙を堪えられません。
どうして司令官クラスと同等の裁きを受けるのか、これはいくら考えてもわからないでしょう。ただ、戦争というものは本質的に理不尽で、不合理で、不条理なものなのだという思いだけは深く心の中に刻み込まれます。またぞろ、無意味なナショナリズムの高揚や他者を攻撃することに抵抗感が薄らいできている日本の風潮にあって、改めて戦争を考える意味でもご覧になっていただきたいと思います。

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