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いつか眠りにつく前に [DVD]

いつか眠りにつく前に [DVD]
監督: ラホス・コルタイ

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  • Amazon.co.jp ランキング: #16013 / DVD
  • 発売日: 2008-07-25
  • アスペクト比: 2.35:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, Widescreen
  • オリジナル言語: 英語, 日本語
  • 字幕: 日本語
  • 実行時間: 117 分

エディターレビュー

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
クレア・デインズほか、豪華キャスト共演で贈る感動ドラマ。人生の最期を迎えつつある老婦人・アンは、混濁した意識の中、枕元で見守る娘たちが聞いたことのない男性の名前を口にする。やがて語られたのは、アンの運命的な恋と悲劇的な人生だった。

内容(「Oricon」データベースより)
クリア・デインズほか、ヴァネッサ・レッドグレイヴとメリル・ストリープの2大アカデミー賞女優競演で贈る、死の床にある母とその娘たちとの心の交流を美しく描いた感動作!人生の最期を迎える老婦人アンを枕元で見守る二人の娘。混濁したい意識の中でアンは、娘たちの知らない男性の名前を何度も口にする。意識と無意識の狭間を漂うアンの記憶は、1950年代のある週末の出来事へと遡っていく…。


カスタマーレビュー

死を前にして、人は何を想うのか?5
 死の床についた母のアン。アンに付き添う姉妹コニーとニナ。アンが何度も口にしたのは1人の男性の名、ハリスだった。母のかけがえのない追憶を辿る2人、それは娘たちにとって最高で最期の素晴らしい贈りものだった。

 死を迎える者、これを見送る者。その時、人はそれぞれいったい何を想うのだろう?勝ち取った輝かしい栄光、それともこの世への未練、見果てぬ夢への執着、叶わなかった想い、命の尊さ、決別の悲嘆なのだろうか?ラホス・コルタイ監督がスポットライトを浴びせたのは、生の不条理のなかでわずかに宿る充足の光だった。ままならない人生のなかで懸命に踏みしめた足跡、これこそがいとおしく輝くのだ、と。この足跡、母アンの生き様は娘コニーとニナのみならず、鑑賞者に命あることの嬉しさ、生きることの歓びを教えてくれる。そしてなによりも、生きる勇気をあたえてくれるのだ。

女優(の芸)を見せる映画4
 二人の娘に見守られながら夢うつつでベッドに横たわる老女(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)は確実に近づきつつある死を待っている。彼女の記憶の底から甦ってくるのは、若き日の「過ち」のいきさつ、それに仕事と子育てに苦闘した日々の思い出の断片である。

 一人の女性の一代記を語る仕掛けとして老女の回想という枠組みが設えられているというよりはむしろ、死を見つめながら老いを生きる人間の心象風景として来し方から「存在の瞬間」(ヴァージニア・ウルフ)が呼び出されるという趣き。小説でいえばバルザックやディケンズではなくプルーストやウルフに通じる技法である。あわせて、死を前にした老人の心象風景に、新しい命を授かった次女の不安と期待が対置され、人知を超えた生の循環の神秘が暗示される。

 ほぼ全編ベッドで横になっている役はさぞ演じるのが難しいと思うが、レッドグレイヴの存在感はさすが。さすがと言えば、若き日の恩讐を乗り越えて老女を暖かく見舞う旧友を演じたメリル・ストリープの貫禄。ストリープの母親役のグレン・クロースもいい。レッドグレイヴの娘時代を演じたクレア・デインズも悪くないし、レッドグレイヴの長女役、ストリープの娘時代をそれぞれの実の娘(ナターシャ・リチャードソンとメイミー・ガマー)が好演するしで、よくも悪くも女優(の芸)を見せる映画になっている。

<ネタばれ>親から子へ伝える幸せとは何か5
 映画は現在と過去の二つのパートから構成される。主人公アンを通して物語は描かれます。現在のアンは病床につき死を目前に待つ老女。彼女は数十年前の過去を思い出していた。それは友人ライラの結婚式での思い出。そしてその時の出来事が彼女の頭に鮮明に浮かび上がる。

 現在のアン(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)は過去のその出来事を悔いていた。娘のコニー(ナターシャ・リチャードソン)とニナ(トニ・コレット)に看病されながらアンはうわごとのように「ハリス」という男性の名前を口にする。

 映画冒頭ではアンは過去の出来事を悔いていたけれども死を覚悟したとき彼女は妊娠している娘ニナに言います。

「過ちなんてないのよ」

と。妊娠でナーバスになっているニナへ、未来を恐れずそしてもし産んだ時そのことを悔いることはないように。死を目の前にすれば過去の出来事なんてそんなに気にしなくていいもの。死を目前にして気づいた母親の、娘への最後のアドバイス。そして死の淵に立たされた人の心の内側を描いた言葉だと思いました。