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火垂るの墓 完全保存版 [DVD]

火垂るの墓 完全保存版 [DVD]
監督: 高畑勲

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おすすめ度:

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  • Amazon.co.jp ランキング: #7263 / DVD
  • 発売日: 2008-08-06
  • アスペクト比: 1.78:1
  • ディスク枚数: 2
  • 形式: Color, Dolby, Subtitled, Widescreen
  • 実行時間: 88 分

エディターレビュー

内容紹介
高畑勲監督が贈る珠玉の名作、≪ジブリがいっぱいCOLLECTION≫から、ついに登場!
『火垂るの墓 完全保存版』

哀しみの中にも“二人のいのちの輝き”が心にしみいる感動作

貴重なコンテンツを収めた《完全保存版》
デジタル・ニューマスターによる、より高画質な本編を収録。映像特典には、これまでに分散していたコンテンツを集約。予告編集(15分に及ぶプロモーションビデオを含む)はもちろん、高畑勲監督、山本二三美術監督などのインタビュー(音声のみ)やロケハン写真、美術ボード集など『火垂るの墓』をより深く知ることの出来る内容となっています。

<ストーリー>
終戦間近の神戸に突然B29の大編隊が襲いかかった。清太と節子の兄妹は空襲の混乱の中、母親を亡くし、家を焼け出される。路頭に迷った兄妹はやむなく小母の家へ身を寄せることにするが、そこでも生活が苦しくなるに従って小母とのいさかいが絶えなくなり、清太は家を出る決心をする。荷物をリヤカーに積み込み、横穴壕でままごとのような二人の新しい生活が始まるが、やがて食糧も尽き…。

<キャスト&スタッフ>
清太: 辰巳努
節子: 白石綾乃
母: 志乃原良子
未亡人: 山口朱美

企画・製作: 佐藤亮一
プロデューサー: 原徹
脚本・監督: 高畑勲
原作: 野坂昭如(新潮文庫版)
音楽: 間宮芳生
キャラクターデザイン・作画監督: 近藤喜文
レイアウト・作画監督補佐: 百瀬義行
美術監督: 山本二三
色彩設定: 保田道世
音響監督: 浦上靖夫
編集: 瀬山武司
制作: スタジオジブリ

<映像/音声特典>
《Disc1》
予告編集
●劇場用特報第1弾
●劇場用特報第2弾
●劇場用予告編
●プロモーションビデオ
音声特典
●インタビュー(監督 高畑勲/美術監督 山本二三/レイアウト・作画監督補佐 百瀬義行/色彩設計 保田道世/音響監督 浦上靖夫/音楽 間宮芳生)
●録音ドキュメント1/録音ドキュメント2
《Disc2》
映像特典
●絵コンテ(マルチアングル)
●絵コンテビデオ1/絵コンテビデオ2
●インタビュー映像(監督 高畑勲/批評家 ロジャー・イーバート)
●静止画集(ロケハン写真集/美術設定集/美術ボード集/イメージボード集/キャラクター設定・色指定集/全背景画集/製作風景写真集)

★野坂昭如のエッセイ、プロダクション・ノートを封入(24P)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
直木賞を受賞した野坂昭如の同名小説を高畑勲が映画化した戦争アニメ。戦時中の日本を舞台に、両親を亡くした幼いふたりの兄妹が懸命に生きる姿を描く。デジタルニューマスターした高画質映像で収録。特典ディスクと初回限定でCDを封入した3枚組。

内容(「Oricon」データベースより)
スタジオジブリの高畑勲監督による、太平洋戦争のさなか、空襲で母親と家を失った幼い兄妹に降りかかる悲運を描いた感動の名作。デジタル・ニューマスターで収録した完全保存版。


カスタマーレビュー

どこに本質を見るか☆5
戦争によってもたらされる悲劇に、
何より2人の生きる姿というところに、心の深いところが痛くなりました。

清太の親戚のおばさんの家を出ていくという行動は、決して賢明なものではなかったと思います。わがままにも映るのかもしれません。
ただ、あの状況下の中で、清太が清太なりに、懸命にどうするのがいいのかを悩み抜き出した答えだったことは言うまでもないでしょう。ただ妹を救いたい、幸せになれるはずだと信じての行動です。

そして結果的に唯一の糧だった妹は死に、自分も果てます。

泥棒などを肯定したいわけではありません。
かといって、私は清太を責めるのは違うと思いますし、2人の生き方にこれ以上のものを求めたり、理屈をぶつけるのは意味のないことではないでしょうか。

亡霊として現れる彼を見ると、彼自身が一番無念だったんじゃないかと想像します。今も戦争を、そして自分を許せないのかもしれません。それを思うとたまらないものがあります。

彼には導いてくれるような助けや支えが、あるいは時間や経験が必要でした。本来それは与えられるはずだったと思います。そんなに完璧に生きられる人はいません。

これは戦争の悲劇や記録よりも、むしろ“戦時中においてこの2人がどのように生きたか”というところに焦点をあてた作品であり、そこに本質があると思います。
それはもう否応ないものとして、ひとつのケースとして描かれたものだと思います。

戦争に巻き込まれて狂わされて奪われること、清太があの小さな背中にどれほどのものを背負わなければならなかったのか、追いかけて叶わなかったもの、清太にとっての節子、節子にとっての清太、人間の脆さ、弱さ。
それでも、悲劇の中にもたしかにあった一瞬の至福の美しさ、ひたむきさ、あたたかさ、家族の思い出。

2人の姿を通して見せる人間物語に、この作品の素晴らしさがあると思います。

うちの娘そっくり5
 私の少年時代、最初に映画を見たときは、涙が止めどなく流れて最後までとてもまともに見られませんでした。兄妹の境遇の悲しさと戦争の不条理に対する怒り。私は清太に感情移入しつつ、切なさにうちひしがれたものです。
 それから20年、結婚し子供が生まれ、節子を思い浮かべると胸が締めつけられます。特に末娘は、髪型のせいでしょうか、表情が節子にそっくり。今は幼い我が子の庇護者として、責任の重さと平和への切なる願いを胸に抱きつつ、仕事と育児に打ち込んでいます。子供たちにもこのDVDをいつか必ず見せたい。
 さすがジブリの高畑勲監督は情感たっぷりに、ダイレクトに戦争の悲惨を訴えています。野坂昭如の原作はもっと突き放した感じで鋭く反戦を唱えており、フランスの「禁じられた遊び」を彷彿させます。
 映画のポスターで、B29の下で破れた傘を持った節子をおんぶする清太。黄泉の国から現代の私たちを見つめているようなその目が頭から離れないのです。

次はブルーレイ?5
画質ですが、ワーナー盤に比べ全般的に色鮮やかです。暗めのシーンなどは変化が著しく、「こんなに明るくていいのか」と思うほどで、かなりショッキングでした(風呂上がり、田園で蛍をみるシーンなど、畑がはっきり見える!)。特典ではアフレコ収録時のアウトテイクなど、聞いているこっちまで疲れてきます