アルティメット ヒッツ ファイナルファンタジーXII
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #1850 / TVゲーム
- ブランド: スクウェア・エニックス
- 型式: 658064 236024011
- 発売日: 2008-06-26
- プラットフォーム: PlayStation2
カスタマーレビュー
想像力に寄る
評価が分かれているようだが私としては充分楽しめた。
最も評価が分かれるストーリーについて多く書きたいと思う。
・ストーリーについて・・・・・・。
モンスターを倒してハントカタログというものを埋めていくとその都度表示される「賢者の知識」という情報が存在し、ストーリーや世界情勢の補完をこれに委ねている側面がある。これでは「ストーリーが希薄」という批判があっても不思議ではない。極端に言えば製作者側の怠慢と言ってしまってもいい。ただこの「賢者の知識」を読まなかったとしても、プレーヤーが「想像力」を発揮することが出来れば、ストーリーを楽しむことは充分可能だと思う。
たとえば、ストーリーに出て来るとある兵器を、現実の「核兵器」と想像する・捕らえることによって、「持つ者」と「持たざる者」、「力に対抗するための力」、「戦争の愚かさ」を改めて考えさせられるようにもなる。
また「主人公(ヴァン)が目立たない」という指摘もあるようだが、これは全くもってその通りである。そもそもヴァンは主人公ではないのではなかろうか。これもプレーヤーの想像力、誰を主人公と捕らえるかに寄るところである。また声優陣の出来、不出来も大きく関わってくると思う。ヴァン、パンネロの声優、あれでは主人公に感情移入できないという指摘があっても仕方ない。反対にバルフレア、バッシュの声優は素晴らしいと思う。バルフレア=ジャック・スパロウ(パイレーツ・オブ・カリビアン)、バッシュ=ジャック・バウアー(24 -TWENTY FOUR-)を演じている声優なのだが、両方ともキャラクターに合っていて実に格好いい(どちらもキャラが被る感じは否めないが・・・・・・)。私自身としては、バルフレアが自らを「この物語の主人公さ」と言ったあたりで「主人公はバルフレア」と勝手に解釈してメインで使い、主人公として据えた事が功を奏したのか、多くのレビューにあるように「主人公が目立たない」といった感覚には至らなかった。
・その他について・・・・・・。
バトルシステムの「アクティブ・ディメンションバトル(ADB)」、「ガンビット」は良く出来ていると思う。ADBがバトル中自由にフィールドを動き回れるという臨場感を演出し、ガンビットによっていちいちコマンドを入力しなくても、適切な設定さえしておけば自動で敵を倒してくれるという爽快感も味わえる。
成長システムの「ライセンスボード」も悪くはないのだが、キャラクターによって差があればもっと良かった。なぜならレベルが上がってもキャラクターごとの能力に大差がないからだ。この点はインターナショナル版で改善されているようではあるが・・・・・・。
サブイベントも多数用意されているのだが、私としてはこれでは多すぎると感じた。なぜならサブイベントをこなしていると、エンディングに辿り着く前にレベルが上がり過ぎてしまい、ラスボスをあっけなく倒してしまう恐れがあるからだ(私がそうであった)。どうせならサブイベントでストーリーを補完してもらいたかった。
ストーリーを丁寧に解説してくれる作品ではないので、好みが分かれる作品ではあると思う。
またストーリー部分だけを追うと、短いと感じる方もいるだろう。
だが、私としてはストーリーもバトルシステムも充分に楽しめた。エンディングでは目頭が熱くなるほどに。
間違いなくお奨めできる作品のひとつである。
「FF」の名の重さ
いろいろと評価が分かれるゲームだと思いますが、私は嫌いではないです。
FF7から(11を除いて)遊んでいますが 今作も今作で十分に楽しめましたよ。
ガンビットなど、従来のFFになかった全く新しい戦闘システムもよかったと思います。
ただ全体的にストーリーが、特にラストの方が無理矢理な感じだったことと、
主人公の扱いがひどいので少し残念です。
それでもグラフィックはとてもよく作り込まれていますし、やり込み要素もたっぷりなので総合して星4つです。
個人的には良作だと思いますが、FFの看板を背負っているが故に批判も多いのでしょうね。
渋く奥深いストーリーと練り込まれたバトルシステム
「FF」のナンバリングタイトルの中で最も新しく、最新技術を惜しみなく投入されて製作された作品。通常版でも比較的安価で入手できますが(笑)。
シナリオは全体的に落ち着きながらも、重厚かつ深く入り乱れた物語で、ちょっと大人向けな渋い印象を受けましたね。人間模様が複雑に絡み合っていて、明確な主人公像を描くことなく、様々な角度からシナリオを観ることができます。そして個々に「背負っている物」を描くことでキャラクター自身を際立たせてもいます。このあたりが個人的に大人向けな印象を受けた理由の一つかもしれませんね。勿論ムービーも美麗で良いのですが、長いシーンも多いのでスキップが出来るのは好印象です。
バトルシステムも画期的で、ガンビットの組み合わせやシームレスバトルは、「戦術」というよりも「戦略」が重要視されるシステムと感じました。魔法がやや使いづらい、召喚獣が暴走するなど不満な点もありましたが。キャラクターの成長もライセンスボードによって、どのタイミングでライセンスを修得させるか、パーティーのバランスはどのようにするのかとプレイヤー次第で如何様にもなる成長システムです。こちらのシステムは最終的には全員がほとんど同じステータスになってしまうので、やり過ぎると味気無くなってしまうのが欠点ですね。
FF12は賛否が別れてしまう作品です。個人的にはプレイヤーに委ねられた比重の高いことが原因の一つかなと思っています。シナリオもキャラクターの心情を明確に描かず、仕草での表現も試みています。どう捉えるかはプレイヤー次第です。バトルもガンビットやシームレスバトルに最適な選択肢は無く、プレイヤーが自分に最も嵌まるものを試行錯誤するといった感じです。ストーリーをどう解釈するか、バトルをどのように自分なりに仕上げるかを実際にプレイしなければ評価は難しいかなと感じます。それだけ幅のあるソフトと表現するのだけは間違ってないと思うのですが。





