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犯人に告ぐ [DVD]

犯人に告ぐ [DVD]
From ポニーキャニオン

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  • Amazon.co.jp ランキング: #19560 / DVD
  • 発売日: 2008-03-21
  • アスペクト比: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, Widescreen
  • オリジナル言語: 日本語
  • 実行時間: 117 分

エディターレビュー

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WOWOWでの放映後、劇場公開というパターンをとった本作は、確かにTVドラマっぽい作りも目につくが、サスペンスとしての緊迫感は十分過ぎるほどの出来。「ドラマでも十分な日本映画」とは一線を画する。神奈川県警の巻島警視は、少年誘拐事件の捜査で失態を犯し、左遷させられるが、6年後の連続少年殺害事件を指揮するために県警に呼び戻される。TVのニュースショーに出演した彼は犯人を挑発するような言動を放ち、マスコミの注目も浴びてしまう。犯人が世間やマスコミを観客のように操る「劇場型犯罪」とも違う、「劇場型捜査」の展開が斬新な、雫井脩介のベストセラーの映画化。
当たりハズレのある豊川悦司の演技だが、本作は完全に役にハマった成功例だろう。過去の事件で少年を助けられなかった苦悩と、自分の家庭の問題を抱えながら、体を張って凶悪犯を追いつめる鬼気迫った演技に圧倒される。TV業界のドラマはそれなりだが、警察内の人間関係に深くメスを入れた点も本作の興味深いところ。小澤征悦ら助演陣のリアルな存在感によって、警察の階級社会がシニカルに描かれつつ、地道な捜査にも驚かされる。事件現場のリアルな映像も含め、骨太なテーマが伝わってくる力作だ。(斉藤博昭)

内容(「Oricon」データベースより)
雫井脩介のベストセラー小説を豊川悦司主演で映画化!心に傷を負った刑事と姿なき殺人犯の緊迫の心理戦を描く本格サスペンス。川崎で起きた連続児童殺人事件。〈BADMAN〉と名乗りテレビに脅迫状を送りつけた犯人は3件目の犯行後、表舞台から姿を消す。膠着した警察は捜査責任者をテレビに出演させる大胆な“劇場型捜査”を決断する。担ぎ出されたのは過去に犯人を取り逃がし失脚した男・巻島。彼は犯人を挑発するが…。


カスタマーレビュー

映画として評してみれば合格点以上だと思う4
そもそも2,300ページの書き物である小説の原作を、たった2時間に凝縮したと考えれば、元々小説を原作にした映画というものは無理がある、と言えるだろう。
しかし、映画は原作を元にして作られても、所詮手法が全く異なる手段なんだから、「これくらいの作品を2時間の映画に収めるのは無理がある」という言い方は成り立たない。
そうであれば、2時間で読める程度の短編なら映画でにできるとでもいうのだろうか。
原作本がよくできていればいるほど、原作者が固定フアンを持っていればいるほど、これを元にして作られる映画、舞台、などは酷評される。
しかし評すべきは、原作との対比ではなく、その作品自身の映画としてで気だろう。

本作は、よくできた作品だが、少し主題的に欲張ったか。
誘拐殺人犯の捜査と、その裏側の警察官僚の内部的な抗争。
その両方の踏み込みが、今ひとつ足らなかった。どちらも、豊川悦司の役者としての魅力で何とかしたという感じ。

キャリア官僚の横暴は、これまでなかなか邦画では取り上げられることはなかった題材だ。それこそ小説では、警察組織内の、キャリアvsノンキャリの対立構造は、しばしば取り上げられるようになったのに、映画では珍しい。
一方メインのストーリーとしての子供の誘拐は、おまけのその子供を殺してしまうんだから、いつも後味が悪く、好きではない。しかしその点は、かなり観客をどきどきさせながら、うまくまとめた気がする。
以上、二つのなかなか難しい題材を、テンポよくまとめ、十分鑑賞できる作品になっていると思う。いずれにしても、豊川の豊川らしさが出て、よかったと思う。

とにかくトヨエツにしびれる作品!4
警察組織の闇を垣間見れ、テレビを使った劇場型捜査というこれまでにない斬新な捜査を中心展開していくミステリーです。

2時間以上も座ってみているのが若干苦手な私にとっては、原作が文庫本2冊分もある大作であるにも関らず、それを大胆に削って2時間弱におさめてあるため、スピーディーでよくまとまった映画になっているなぁと感心しました。とくに後半部分の巻島テレビ降板からエンディングまでのスピード感が素晴らしく、そこだけ何度も見てしまいます。

小澤さん、片岡さんのヒールの演技が作品を見事に引き立て、そして主人公の豊川悦司さんのあの存在感!!

「犯人に告ぐ」
「今夜は、震えて眠れ」

この台詞を聞いたときには、男ながらも惚れてしまいそうでした!
本当にトヨエツだからこそ出来るあの渋い演技だなぁと感心し、ハマリ役だと確信しました。
この映画を観て、さらに他の方のレビューを読んでいると、是非原作も読んでみたいという気持ちになりました。原作の方も是非読んでみたいと思います^^

テレビが重要な映画なのだが4
警察だけではなく、テレビという制御困難な怪物メディアが一つの主人公なのだが、テレビの恐ろしさを描けているのかというと、テレビ側の演出が稚拙である。
ニュース番組そのもののリアリティが不足していて、井川遥は報道キャスターとしてはあまりに声が据わっていないし、崔洋一もニュース番組の顔ではない。テレビ側のキャスティングは本当に疑問が残る。
小澤征悦の演じる嫌なボンボンの雰囲気は、本作にぴったりはまっている。