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トニー滝谷 スタンダード・エディション [DVD]

トニー滝谷 スタンダード・エディション [DVD]
監督: 市川準

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3 新品/中古商品価格 ¥ 3,579

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  • Amazon.co.jp ランキング: #45411 / DVD
  • 発売日: 2008-04-23
  • アスペクト比: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Subtitled, Widescreen
  • 実行時間: 76 分

エディターレビュー

内容紹介
「ひとを愛する“喜び”と、大切なひとを失う“切なさ”と、」

主演・イッセー尾形 宮沢りえ、 音楽・坂本龍一。
村上春樹の世界を魅力のキャストとスタッフで映画化。
最新作『オリヲン座からの招待状』(全国東映系にて2007年11月公開)も話題となった宮沢りえ主演作が、お買い得価格¥3800(税抜)のスタンダード・エディションで発売!


☆村上春樹の短篇小説を市川準監督が長年温め続けて来た企画として映画化。小説の持つ匂いや低い温度感を、実験的な手法と透明感溢れる映像によって繊細に描き出した。『風の歌を聴け』以来、村上春樹作品の数少ない映画化である。トニー滝谷とその父の二役を、イッセー尾形が、トニーの妻と妻によく似た女性の二役を、美しさと演技力がますます光る宮沢りえが、それぞれ演じている。音楽は、坂本龍一が、ピアノを基調にした静謐で美しいサウンドを創り出している。


【映像特典】●劇場予告篇(2分)

【スタッフ】
監督・脚本:市川準/原作:村上春樹 「トニー滝谷」(文藝春秋社刊「レキシントンの幽霊」所収)より/ナレーション:西島秀俊/音楽:坂本龍一/撮影:広川泰士

【キャスト】
イッセー尾形/宮沢りえ/篠原孝文/四方堂亘/谷田川さほ/小山田サユリ/山本浩司/塩谷恵子/猫田直/木野花

【Story】
トニー滝谷の名前は、本当にトニー滝谷だった。トニーはずっと孤独だった。孤独でも平気だと思っていた。イラストレーターとして成功したトニーは、やがてひとりの美しい女性にかつてない恋心を覚えた。やっと出会えた最愛のひと、彼の人生の孤独な時間は終了した。ただ彼の一つだけ気になったことは、妻があまりにも多くの服を買うことだった。つかのまの幸福は、妻の事故死で失われ、衣装部屋いっぱいのサイズ7の服だけが残った。トニーは、妻と同じサイズの女性をアシスタントとして募集し、妻の服を制服として着てほしいと伝えた…。


※本DISCは、既発売2枚組DVD(「トニー滝谷 プレミアム・エディション」GNBD-1051/税抜¥4700)の本篇DISCと同一の内容となります。

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   村上春樹原作の同名短編を、市川準監督が映画化。ジャズ・ミュージシャンの息子として生まれ、「トニー」という名を付けられた主人公がイラストレーターとなり、仕事先の編集部員、英子と結ばれる。幸せな結婚生活で唯一の問題は、英子が次々と新しい洋服を買うという依存症だった…。イッセー尾形がトニーを淡々と演じ、英子役の宮沢りえも、言いようのない焦燥感を絶妙に表現する(彼女は妻の“身代わり”となる女性と2役を好演)。
   ゆっくりと左方向へ動いていくパン(水平移動のカメラワーク)が心地よい。トニーの幼い頃の生活から、仕事、結婚生活と移りゆく日々が、走馬燈のように画面を流れていく。カメラと被写体の距離感は、市川監督の『病院で死ぬということ』を思い出させる。西島秀俊のナレーション、坂本龍一作曲のピアノ曲など、多くの要素がマッチした映像世界が伝えるのは、孤独であることの哀しさと心地よさの二面性。結局、人間は死ぬまで独りであると納得させられながらも、それはそれで辛いのだという思いが、ふつふつと湧き上がってくる。(斉藤博昭)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
村上春樹の原作を市川準監督がイッセー尾形と宮沢りえを主演に迎えて映画化。孤独を常としながらある女性を愛した男・トニーの姿を通し、最愛の人を失う切なさと人を愛する喜びを映し出す。主演ふたりが一人二役に挑戦し、音楽は坂本龍一が担当する。


カスタマーレビュー

2005年、今のところ邦画ベスト1です5
徹底した構図の美しさに加え、まるで、ページがめくられるみたいに、左から右へゆっくり流れるようにパンし、カットが変わる。それが一種、様式美となっている。それに、脱色処理を施して色調を浅くしたという、クリーム色の中にセピア色が溶けているような色合いの画像が、そぎ落とされたような少ないセリフと相まって、静寂感と浮遊感を微妙に醸し出す。そして、空の広さも印象的でした。

宮沢りえとイッセー尾形が共に演じる二役は素晴らしく、イッセー尾形は何を演じさせて手も上手いけど、その笑顔が素晴らしい。胸が締めつけられるような、笑顔。英子に向ける子供のような、くしゃくしゃの笑顔。そして、宮沢りえの美しさ。洋服の買い物依存症の女性なんて、下品になりそうな役なのに、上品で繊細で透明感ある表情と声。手を触れると壊れてしまうような雰囲気がよく似合う。

さらに、さらに、心の奥底から深く揺さぶるような坂本龍一の音楽。キャスト、演出、キャメラ、音楽、すべてがまさに奇蹟のように組み合わさって、じわじわと心に効いてくる締め付けられるような寂しさ。パンフに市川準監督自身が書いているように、決してリアルな映画ではない。でも、登場人物の心情やその変化はまぎれもなくリアルだった。村上春樹と監督との間で、幾度ものやり取りがあったそうですが、ラストシーンは小説にはないものです。観客にゆだねられたトニーのその後。これもよかった。

足もとを流れるもの5
とても静かな、そして間の中に語られるものが感じられる作品でした。本当にはかなく切ない物語に思えます。
最初の砂の船がとても切なく響いてきます。
宮沢さんの透明感が素晴らしい。
坂本さんの音楽は足もとを流れていきました。

原作に忠実な佳作4
回り舞台のような描き方とか、役者がト書きをしゃべったりとか、実験的な試みがいくつか盛り込まれているが、いかにも実験してますよ、といういやらしさがない。村上春樹作品の非現実性のようなものを殺さないでおくためのやむをえない対処であることが市川監督のインタビューで吐露されている。
広川泰士の映像が美しい。市川監督は、余白の多いホッパーの絵をイメージしているというようなことを述べているが、孤独というテーマに合致していると思う。
原作とはやや異なるラストが、ほのかな希望と暖かさを感じさせる。
大作ではないが、丁寧に練られた佳作。