Dolls[ドールズ] [DVD]
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #15289 / DVD
- 発売日: 2007-10-26
- アスペクト比: 1.78:1
- ディスク枚数: 1
- 形式: Color, Dolby, Widescreen
- 字幕: 英語, 日本語
- 実行時間: 113 分
エディターレビュー
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
北野 武監督の第10作。1本の赤い紐に繋がれ、当てもなく彷徨う男と女。迫り来る死期を感じ取った老境のヤクザと彼を待ち続ける女性。転落したアイドルと彼女を慕う孤独な青年。3つの物語が交錯する四季折々の中、残酷にまで美しい愛の物語を描く。
内容(「Oricon」データベースより)
一本の赤い紐につながれ、あてもなくさまよう男女。忍び寄る死を予感した老境のヤクザと、彼をひたすら待ち続ける一人の女。事故により人気の絶頂から転落したアイドルと、それでも彼女を慕い続ける青年。映画監督・北野武が贈る三つの愛の物語。出演は菅野美穂、西島秀俊、三橋達也ほか。
カスタマーレビュー
愛し過ぎて魂の抜け殻になってしまった肉体と人間との間の奇妙な関係性
登場する三つのカップルには共通項がある。片方がもう一方を愛しすぎるがゆえにその愛は対象となる相手の現実の肉体を超えて遠くまで行ってしまう。そもそも愛していたのは目の前の現実の人間であったのであったが、愛のみが独立して対象を必要としなくなってしまう。従って目の前にその相手がいる必要がない。
魂を失った人間は精神的に問題を抱えている人間として描かれている。もう一方の人間は魂の抜け殻となった人間を愛し続けることになる。しかし、一般的に考えられているような笑ったり、冗談を言ったり、意思確認をするといったようなコミュニケーションは両者の間ではまったく存在しない。愛は永遠にすれ違ったままなのである。
最終的には1つのカップルは二人の死を、残りのカップルは片方の死を迎えるという結論なる。監督によって意図された構造があるのかもしれないし、ないのかもしれない。私はこの映画の意図するところがわからなかったが、その不思議な関係性を見ているとなぜだか安堵の気持ちを得ることができた。美しい映像とともに描かれる決して交わらない過去に失われた愛の話。とても切ないが、この言葉にできない感情は明らかに我々が生きている間に経験するある感情を描いたものである。
人生のベストムービー
映画が終わってから涙が止まらなかった。涙というより、心の奥底から嗚咽がほとばしってきたと言っていい。まさに神が作った映画である。菅野美穂もよいが、西島秀俊の崇高な演技が素晴らしい。ダマスカス映画祭ではグランプリを取ったそうだし、ロンドンやモスクワではロングラン上映とのこと。この凄さがわかる人間が一番少ないのが、わが日本だったとしたら、あまりに悲しすぎる。
立川志らく師匠いわく、この映画を高く評価しないのは日本の映画評論家にセンスがないから。全くの同感である。
『ビューティフル』ではなく、もののあはれな『美しさ』
菅野美穂さんの透明感ある佇まいが印象的。
何かを犠牲にしてでも貫く愛と、その犠牲と引き換えに得る愛は
痛々しくて、悲しくて、淋しくて、美しい。
それでも役者たちは『幸せ』を演技で表現する。だから尚更切ない。
鮮烈な色彩風景、アートな衣装。美麗なキャスト。儚い物語。
とにかく泣きたくなるほど綺麗。
愛の定義が揺らぐ。
これが愛なら、許すことも、許さないことも
受け入れることも、受け入れるないことも
妥協することも、妥協しないことも
すべてが包括されるような、大いなる意味をもつ言葉となる。
わくわくするような面白さを期待する人にとっては退屈な映画。
個人的には北野作品のなかで唯一、ストーリーや独特の透明感以外の
芸術性が多く加味された作品だと思う。

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