商品の詳細
王の男 スタンダード・エディション [DVD]

王の男 スタンダード・エディション [DVD]
監督: イ・ジュンイク

参考価格: ¥ 3,990
価格: ¥ 3,231 1500円以上は送料無料 詳細

発送可能時期: 在庫あり。
販売、発送は Amazon.co.jp

19 新品/中古商品価格 ¥ 2,280

おすすめ度:

商品の詳細

  • Amazon.co.jp ランキング: #4712 / DVD
  • 発売日: 2007-04-18
  • アスペクト比: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, Widescreen
  • オリジナル言語: 韓国語, 日本語
  • 字幕: 日本語
  • 実行時間: 122 分

エディターレビュー

Amazon.co.jp
   妖しげなタイトルが、映画のすべてを表している。16世紀に実在した朝鮮王朝第10代の王、ヨンサングン。傍若無人で知られた彼の心を虜にしたのが、世にも美しい芸人の青年であったという物語だ。韓国の歴史モノで、しかも男同士の愛をテーマにしながら、本作はストーリーのおもしろさで観る者をぐいぐい引き込んでいく。オープニングから魅了するのは、旅芸人コンビ、チャンセンとコンギルがみせる超人芸とコミカルな芝居。やがて漢陽の都に来たふたりは「王を笑わせる」という条件で宮廷の舞台に立つのだが、そこでの緊迫感たっぷりの出し物を始め、ブラックな笑いも誘う数々の寸劇が楽しい。
   それまで女たちをはべらせてきた王が、自分でも理解できないまま、美形のコンギルに心を乱していくドラマには、随所で心をざわめかせる場面が用意される。当然、宮中は混乱するのだが、王のまっすぐな愛情も伝わってくるので、各人物に共感させる展開。そして、この複雑な愛の関係を納得させるのが、コンギルを演じたイ・ジュンギの中性的な魅力で、彼は王とチャンセンの間で苦悩する姿も名演している。そのお国柄から「同性愛」を描くことが敬遠されてきた韓国で大ヒットをとばした本作は、韓国映画の歴史も変えるものである。(斉藤博昭)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
韓国で史上最悪の暴君と語り継がれる王・ヨンサングンに気に入られた旅芸人が、愛と嫉妬の渦に巻き込まれていく王朝ロマン。王と妾を皮肉った芝居を演じたチャンセンとコンギルは、王の目前で芸を披露することに…。

内容(「Oricon」データベースより)
韓国動員数歴代No.1を記録した、イ・ジュンギ主演による華麗なる王朝ロマン大作!旅芸人たちが見せる誇りと意地、互いを支えあって生きてきた男たちの友情と自己犠牲、史上最悪の暴君と呼ばれる王の内に秘められた孤独、芸妓から王の妾になった女の執念と野望、王に従順なふりをしながら実は王の失脚を待ち望む重臣たち…様々に交錯する激しい愛と欲望の人間ドラマを描いた傑作!


カスタマーレビュー

はざまに生きる者たちの心理劇5
「美形女形おしのキワモノ映画?」と思って見ると良い意味で裏切られ、意外なほどの質の良さ・主題の真剣さに驚きます。

王も愛妾も芸人も、自らの身分と因襲に縛られた存在であったその時代。それぞれに課せられた運命に、背く者・反発する者・あがく者。
抗って抗って、抗った挙句に力つき、滅びに向かってゆくひとの存在はあまりにも小さく悲しく、また、その中でただひとり運命を受容する者である女形・コンギルの存在が、愛され執着されるが故に人々を滅びの渦に追いやってゆく図式は、どうしようもなく皮肉で哀れです。

チャンセンが渡る綱は空と地面の狭間にあり、
女形であるコンギルの存在は男と女の性の狭間にあり、
最下層民の芸人であるその身は人と人でない者の狭間にあり、
王は天と人民との狭間にあり、
愛妾は母と女の狭間にあって。

自分の両端にあるどちらの世界にも属せない、いわばグレーゾーンの中で生きることを運命づけられた人々の心理描写は繊細で美しく、また、劇中に登場する綱渡り・盲人芝居・仮面劇・人形劇といった芸に込められた暗喩と、それらが映画のイントロとラストで対比して上昇のスパイラルを描いてゆく構成も見事です。

ただ、この映画、
粗筋だけ追ってゆくと悲惨とも思える筋立てではありますが、個人的にはこれは希代のハッピーエンドだと思っています。
(コンギル役のイ・ジュンギも雑誌のインタビューでそう言っていましたが。)
どうハッピーエンドなのかは、最後のシーンで。

素晴らしい演技に感動しました。良い映画であることは間違いありません。これはオススメします。5
16世紀初頭の朝鮮王朝が舞台です。
暴君として名高い燕山君(ヨンサングン)と旅芸人のチャンセンとコンギルの同性愛的友情に裏付けられた信頼を軸に、当時の朝鮮庶民の姿や宮廷の雅な雰囲気をダイナミックに表現した映画でした。
庶民に支持される娯楽として、猥雑な芸の披露もありましたが、それはまた劇中劇である「王様や宮廷の姿を皮肉った芝居」のためにも必要な要素でした。

朝鮮の歴史はよく分かりませんが、時代考証をうけた衣装や風俗、調度品にも目を奪われました。セットや衣装が絢爛豪華な時代劇でしたが、それ以上に人間を丁寧に描いていましたので、画面に魅入っていました。

コンギル演じるイ・ジュンギの美しさははっきりと伝わってきましたし、人形劇の場面では、コンギルの心情を人形に託したシーンがとても美しくまた悲しかったですね。

ラストの綱渡りのシーンは、3人の出演男優の見事な演技もあり、登場人物それぞれの思いが印象的に描かれて、はっきりと伝わってきました。
余計な演出はなくて空中に舞い上がったシーンで終ったことで、より余韻が残る映画となりました。

韓国では記録的な観客数を数えた映画となり、私にとっては忘れ得ない記憶となって心に残りました。

秀作。骨太な舞台チックな作風。4
韓国映画の傑作です。演出等舞台の香りがしますので、舞台好きな方に特にお奨め。
テーマは、同性愛というより、「芸人としての誇り」です。
妙技を披露し、拍手喝采を浴び、一方で、国の貴族から「中世的な」準主人公が寝台の誘いを受けて、逃げ出すところから、この物語は始まります。
王を題材にした笑劇を企画する、肝の座った主人公。
陰のように付き従う、静かな準主人公。
彼らの一座は官憲に捕まり、極刑を宣告されますが、主人公は、言い放ちます。
「王が笑えば(王が笑う内容であれば)、問題ないだろう?」
そして、彼らは死の重圧に耐え、見事に演じきり、王宮内の人間関係、権力闘争に巻き込まれて行くのです。
準主人公に嫉妬する愛妾、前王に劣る王に不満を漏らす重臣、主人公達に王宮内の人間関係に関した芝居を演じさせることで自身の保身を図る重臣、前王と比較される上に母親のことで悩む王、権力闘争の道具になることを潔しとしない主人公。
その一方で、王宮の外では、クーデターが進行していた...。
様々な愛憎劇の中で、描かれたのは、「芸人の性」。全てから開放された主人公と準主人公はラスト、華麗な演技を見せます。
ただ、拍手に生きる、政治など関係ない!、そんな芸人の誇りを感じさせてくれる作品です。