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眼下の敵 [DVD]

眼下の敵 [DVD]
監督: ディック・ポウエル

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おすすめ度:

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  • Amazon.co.jp ランキング: #15899 / DVD
  • 発売日: 2006-08-18
  • アスペクト比: 2.35:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, Widescreen
  • 実行時間: 98 分

エディターレビュー

内容紹介
波高き南太西洋に相うつ、男と男の壮烈な海戦秘録!

<キャスト&スタッフ>
マレル艦長…ロバート・ミッチャム
フォン・ストルバーグ…クルト・ユルゲンス
ウェア中尉…アル・ヘディソン
シュワッファー…セオドア・ビケル
軍医…ラッセル・コリンズ

監督・製作:ディック・ポウエル
原作:D・A・レイナー中佐
脚本:ウェンデル・メイズ
撮影:ハロルド・ロッソン
特殊撮影効果:L・B・アボット

●字幕翻訳:金丸美南子

<ストーリー>
大戦時、南太西洋で出会った米駆逐艦と独Uボート、互いに相手の動向を探りながら繰り広げられる死闘。海の男たちのスポーツにも似たフェア・プレイな戦い。頭脳的な攻撃、緊迫したサスペンスと駆け引きを描いた戦争アクション。

<ポイント>
●1957年度アカデミー賞特殊視覚効果賞受賞
●壮烈な戦いと人間味あふれる原作「水面下の敵」は英海軍中佐D・A・レイナーが自らの体験をもとに書いたもの。アクション・シーンもさることながら、優れた心理描写を見事に演出したのは元俳優のディック・ポウエル。
●敵対しながらも互いに手腕を認め合う2人の艦長に、「さらば愛しき人」「史上最大の作戦」のロバート・ミッチャムとオーストリアの名優「空軍大戦略」のクルト・ユルゲンスが扮し、火花を散らす名演を展開している。

<特典>
●オリジナル劇場予告編

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   第2次世界大戦下の南大西洋。マレル艦長(ロバート・ミッチャム)率いるアメリカ駆逐艦ヘインズ号は、ドイツ軍Uボートを発見。一方、そのUボート艦長フォン・ストルバーグ(クルト・ユルゲンス)は、敵の暗号書を本国へ持ち帰るという重大な使命を持っていた。かくして米駆逐艦と独Uボート、男と男の意地を懸けた壮絶な戦いの幕が開ける!
   あたかもゲームのようなスポーティ感覚で男同士の戦いを描いた戦争映画の傑作。お互いが知略を駆使しての厳粛なシーソー合戦が、実にスリリングかつダイナミック。しかもどちらも公平な視点で描いているあたりが好感の持てるところだ。好戦反戦といった思想的姿勢よりも、戦争を題材にひたすら映画の醍醐味を追求した好例ともいえよう。主演ふたりの熱演も、熾烈な戦いに拍車をかけてくれている。監督は『征服者』『追撃機』などで知られるディック・パウエル。(的田也寸志)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『史上最大の作戦』のロバート・ミッチャム主演、英海軍中佐、D・A・レイナーによる実体験に基づいた原作を映画化した戦争アクション。大戦時の南大西洋を舞台に米駆逐艦と独潜水艦の激しい攻防戦を描く。“スタジオ・クラシック・シリーズ”。


カスタマーレビュー

本当は戦争なんかしたくないんだ、という男がふたり5

 第二次大戦下の南大西洋。アメリカの駆逐艦とドイツのUボートが、互いに相手の手の内を探りながら、死闘を繰り広げる。主演はロバート・ミッチャムとクルト・ユルゲンス。男くさい二人の指揮官がぶつかり合う戦争映画。

 相手の次の一手を先読みして戦術を組み立てる米独の頭脳戦。今から40年も前に製作されたということがにわかには信じがたいほどの緊迫感あふれる映画に仕上がっています。当時の米国海軍が撮影に全面協力しているというだけに、爆撃シーンは迫力満点。戦争大作としてはなかなかのものです。

 しかしこの映画の魅力はそうした戦争アクションにだけあるわけではありません。
 国を背負って干戈を交えるどちらの指揮官も、明確に口にすることこそありませんが、避けられるものであるならば戦争などはしたくはない、という思いが表情ににじんでいます。その事実を、セリフにこめることなく、見る側に感じさせる脚本が実にたくみです。ドイツ軍が極悪非道の“ナチ野郎”と矮小化されることもありませんし、死と隣り合わせの戦場で、生身の人間の疲弊と苦悩が丹念に描かれている点には、敬意を表したくなります。

 戦争にフェアプレイなど望むべくもないのかもしれませんが、それでもこの映画が描く武士道のような男ふたりの対決は、奇妙に清々しい思いを与えてくれます。

 思うに、別の時代に別の場所で出会っていたら、二人はもっと早く、素直に、友達になれたはずなのに。
 この二人のような人間関係がこの世に数多くあるはずであることを、戦争が覆い隠してしまう。そんな裏のメッセージをこの映画に見た思いがします。

原作よりも素晴らしい作品です。5
TVで見てから大学時代に原作を読みましたが、原作ではパニックに陥った乗組員を潜水艦艦長が射殺したり、両艦相討ち後に救命ボートの中で殴りあったり。パニックに陥った乗組員を諭したあとに、艦内でレコードをかけて全員で歌って士気を煽る(これ以降の潜水艦映画では定番になって「レッドオクトーバーを追え」でのソ連国歌斉唱シーンに繋がる)名シーンや「今度はロープを投げないでおこう」「いや、君はまた投げるさ」という艦長同士の最後の名せりふは全て映画オリジナルのものです。ふたりの艦長の部下への労わりやリーダーとしての決断力の表現は映画の方が遥かに上だと思います。
ちなみに駆逐艦側の先任将校(ナンバーワン、小型艦の副長)役のデビッド・ヘディンスンは60年代のSF海洋冒険TVドラマ「原潜シービュー号 海底科学作戦」のクレーン艦長を演じた人です。この番組のある回では「眼下の敵」の体当たりシーンが流用されています。

凄い5
陳腐な表現ですが、まさに「男と男の戦い」です、やれ国のためにだとか、そういう考えは抜きにして、とにかく任務を果たすため、真正面からぶつかり合います、これが世界共通の「海軍精神」、「シーマンシップ」、そして「指揮官・上司のあるべき姿」なのだと思いました。

注目すべきは、双方の描き方がまったく対等であり、よくあるナチス排斥映画や国威発揚映画では決してないことで、さらに決して戦争を美化しているものではないということです。

駆逐艦、Uボート、どちらの艦長も軍人としての使命を帯びているものの、戦争により辛い体験をしてきた身、戦争をしたがっているわけではない…戦いが終わり、お互い達成感があるわけじゃなし、やはりやりきれなさや切なさが残ります、戦争というものの現実がそこにありますが、けれどちょっぴり「救い」を見出だせる内容な気がします。

ご覧あれ。