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博士の愛した数式 [DVD]

博士の愛した数式 [DVD]
From 角川エンタテインメント

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  • Amazon.co.jp ランキング: #9384 / DVD
  • 発売日: 2006-07-07
  • アスペクト比: 2.35:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, Limited Edition, Widescreen
  • オリジナル言語: 日本語
  • 字幕: 日本語, 英語
  • 実行時間: 117 分

エディターレビュー

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   小川洋子原作の同名小説を映画化。タイトルどおり数学の「数式」が登場するのだが、できあがった映画は“理系”よりも“文系”の印象。全編に、メランコリックで心地よい空気感が漂っている。交通事故の後遺症で、80分しか記憶が持たない博士の元に、新しい家政婦がやって来る。やがて彼女の息子も訪ねて来るようになり、博士は息子の頭の形から彼をルート(√)と呼び、3人の絆は深まっていく。
   物語は、成長して数学教師になったルートが、授業で教えるシーンと並行して進んでいく。「素数」「完全数」といった数学嫌いの人には頭が痛くなる単語も、博士のシンプルな説明で、すんなり耳に入ってくるから不思議。それは大人になったルートの授業でも同じで、演じる吉岡秀隆の真摯な教師ぶりに引き込まれるのだ。博士とルートのドラマには、阪神タイガースなどのネタを効果的に使用。ドラマチックな何かを期待して観ると肩すかしを喰らうが、ほんのりと温かい後味は得られる。それは小泉堯史監督の持ち味でもある。(斉藤博昭)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
小川洋子のベストセラー小説を小泉尭史監督が映画化。80分しか記憶がもたない天才数学博士の下で働くことになった家政婦とその息子の交流を描いた感動作。圧倒的な存在感と演技力で博士役を演じた寺尾聰をはじめ豪華俳優が共演。

内容(「Oricon」データベースより)
小川洋子の同名小説を映画化。不慮の交通事故で、記憶が80分しかもたないという障害を負ってしまった天才数学者の博士、その博士のもとで働く家政婦、幼少から母と二人で生きてきた10歳の息子が織り成す美しく温かい交流を描いた感動作。博士が他人と話すために編み出した“数式”という一見難しく思われるものから次第に、秘められた真の言葉の意味を知っていく…。


カスタマーレビュー

涼宮ハルヒも読んだにちがいない。5
学を指向するということは、人を愛することと同じことだと教えてくれる映画です。
友愛数、完全数など、数にまつわる面白い話が一杯入っています。

ほのぼのとした話の中に、数学的な話題が出てくるので、退屈しませんでした。

数学嫌いの人でも、数学にこんな面白い面もあるかという具合に、数の楽しさがにじんで来るのではないでしょうか。

最後に、オイラーの公式のおもしろさを教えてくれます。

ps.
オイラーの公式がでてくる、涼宮ハルヒも、この本を読んだかもしれない。

数式も、ストーリーも、映像もすべてが美しい。5
昨日(2006年4月18日)の朝日新聞の夕刊に確か杏の花の咲き乱れている写真が掲載されていましたが、映画館で入手したパンフレットによると丁度1年前のその頃もう撮影の佳境に入っていたんですね。満開の花の下を博士と「私」(家政婦)が散歩するシーン、「私」、ルート、博士の3人が湖畔に佇むシーン、緑滴る自然の中の博士の家に「私」が自転車で通勤するシーン。原作も素晴しかったですが、やはり映画ならではの映像美は小説では味わえないもの。本作は期待を裏切りません。それでいて、原作の、凛とした、静謐な美も損なわれていない。原作も映画もどちらも素晴しいという作品にはなかなか出会えないものですが、これはその幸運に恵まれた希少な実例です。原作同様、タイガース、特に江夏を巡るエピソードが展開されるのも嬉しい。「私」とルートが、どこかの映像アーカイブで、江夏が延長戦でノーヒット・ノーランを達成し、しかも自らのサヨナラ・ホームランで決着をつけてホームインする、まさに歴史的瞬間の映像を鑑賞している場面がチラッと映りますが、これまた映画ならではの嬉しい場面。ラストシーンの、成人したルートと博士のキャッチ・ボールは、日本版フィールド・オブ・ドリームスと呼びたくなる心に染みる名場面です。ここまで江夏にこだわるなら、博士へのプレゼントは原作のものと同一にしてほしかったし、原作では比較的軽く扱われていた「N」を巡る話をここまで映画で前面に押し出す必要があったかな、という気もしますが、映画と原作が全く同一でもつまらない。ここは映画化困難といわれた作業を見事に完成させたスタッフに拍手を贈りましょう。なお、「記憶」に残る大投手江夏がどのような選手であったか、関心をお持ちになった方は、原作の最後に参考文献の一つとして紹介されていた「牙 江夏豊とその時代」を一読されることをお薦めします。

人は時間とともに生きるものだが・・・5
作品全体としては、わざとらしい盛り上がりも無く、淡々と進行していく。主人公の博士は、事故の後遺症で記憶が80分しか持続しない。それでも、人は、一日一日を生きていくことが出来る。その時々の感動や驚きを味わうことが出来る。そして、周囲の人々の尊敬も得ることができるし、その人々の記憶にも忘れられない思い出として長く存在することが出来る。人間は漠然と自分の目の前の生活が永遠に続くというような錯覚?を持ってしまいがちだが、ここにはそういうことを日常的に感じることが不可能な、しかしある意味非常に豊かで意義深い一日一日を送っている人がいる。人間は、「今ではないいつか」に憧れる生き物だ、という考え方があるが、この作品で描かれる博士は、いったい今ではないいつかに憧れることがあるのだろうか。その一方で、周囲の人々、特に少年ルートは成長の過程で、博士の大きな影響を受けて、とても優しく深い人間へと成長していくのだ。表現はとても静謐であるが、人という生き物と、時間というもの(概念?真理?)との関わりをもテーマとした、非常に感慨深い作品であると思う。また、数学教師となったルートの授業の素晴らしさ!このような授業がこの世に数多く存在して欲しいと願ってやまないのである。