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春の雪 [DVD]

春の雪 [DVD]
監督: 行定勲

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  • Amazon.co.jp ランキング: #4425 / DVD
  • 発売日: 2006-04-28
  • アスペクト比: 1.78:1
  • ディスク枚数: 2
  • 形式: Color, Dolby, Widescreen
  • オリジナル言語: 日本語
  • 字幕: 日本語
  • 実行時間: 151 分

エディターレビュー

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   三島由紀夫「豊饒の海」4部作の1巻目を、初の映画化。行定勲監督の下、妻夫木聡、竹内結子という魅力的な共演が実現した。大正初期を舞台に、栄華を誇る侯爵家の若き子息、松枝清顕と、没落の気配を見せ始めた伯爵家の令嬢、綾倉聡子の悲恋を描く。宮家の王子から求婚を受けた聡子が、それでも清顕と関係を持ってしまい、取り返しのつかない運命をたどることになる。
   大正の貴族社会を再現した美術に息をのむばかり。『花様年華』などの名カメラマン、リー・ピンビンによる、ゆるやかなカメラの動きも美しい。主演ふたりは、いかにも現代的なイメージだが、格調高いセリフを自分のものにし、独特の貴族社会に溶け込んでいる。クライマックスの妻夫木の演技は鬼気迫るものがあり、岸田今日子ら助演陣も秀逸。この映画版は、誰かを一途に愛すること、そして愛のために身を引くことの辛さを、時代を超えて現代のわれわれに訴える力を持ち得た。「豊饒の海」全体の主人公であり、清顕の親友である本多繁邦の視点から観ると、また違った三島由紀夫のテーマがにじみ出てくる点もすばらしい。(斉藤博昭)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
三島由紀夫の遺作を行定勲監督が妻夫木聡と竹内結子主演で映画化した悲恋物語。大正初期。侯爵家の嫡子・帥G戟[cj伯祉悼ニct浴K嬢・聡子は互いに想い合いながらも、素直に近づけない。そんな折、聡子に婚約の話が持ち上がり、清顕は聡子への愛の深さに気づく。

内容(「Oricon」データベースより)
大正初期の日本を舞台に、貴族社会の中で翻弄される若い男女の悲劇的な運命を描いた、三島由紀夫原作の小説を映画化したラブストーリー作品。妻夫木聡、竹内結子ほか出演。特典映像を収録したディスク付きの2枚組DVD。


カスタマーレビュー

子供のころ、こんな経験ありませんでした?2
好きな子に対し、素直になれず、時には意地悪をする。
もう会えなくなると分かると、駄々をこねて困らせる。
この映画の主人公は、まさにそれです。
決して成就できない恋ではなかったはずです。
ところが主人公の決断の甘さで、自分だけでなく、周囲の人も含めて不幸にしてしまいます。
映画を見終えた時は、ヒロインには同情しましたが、主人公の馬鹿さ加減には呆れてました。
わたしはこの映画の原作を読んだことはありませんし、文学に造詣が深いわけでもありません。
原作には深いテーマがあるようですが、映画の中でそこまで読み取ることはできませんでした。
主人公の夢のシーンも、なにか伏線をはっているように思いながらも意味不明。
ゆえに、優柔不断ですべてを台無しにした男の話しとしか、理解できませんでした。
単純に悲恋という意味では「蝉しぐれ」のほうが、わたしは泣けました。
こちらは相思相愛であっても、身分の違いにより手を取り合うこともできず、障子越しに言葉を交わすだけの最後は、思わず涙です。
ヒロインを演じた竹内結子さんですが、わたしもちょっと違和感を感じました。
物静かで世間知らずな箱入り娘を、快活なイメージの竹内さんが演じたためかもしれません。
個人的には、麻生久美子さんのような方が演じたほうが、似合ってたのではと思います。

実は原作を読んだときから蓼科のファン5
「太陽がいっぱい」を見た直後に、この三島作品を見たので、妻夫木君と高岡君の怪しい雰囲気を期待したのですが、意外と淡白で、四部作の狂言回し役である高岡君の演ずる本多を清顕と距離を置いた感じにして、見事な演技だったと思います。

実は原作を読んだときから蓼科のファン。今回は大楠道代がやる!「ツィゴイネルワイゼン」や「陽炎座」の見事な演技。大正時代の雰囲気は板についているという感じだったので、期待してみていました。期待通り!睡眠薬をかじるところなんか最高です。ただ原作の印象的な文章「非常事態を解決するという快感」をもっと、2人の逢瀬のときに発揮して欲しかったですけど。
2人の淡白な官能的シーンは、パンして戻るという掟破りのカメラワークも凄いカメラマンに、あの場面の印象は持っていかれました。

期待していたもう一つは、初めて2人が結ばれる場面での、竹内結子の「腰使い」。原作ではここに、公家の意地みたいのが出ていて、先に妻夫木君が果てる、かわいらしさが出て、その後の一途な「美しい死」につながっていく大切な要素だったと思うのです。脱がなくてもいいけれど、その辺の性の深いところは三島文学の核心なので、ぜひ描いて欲しかったです。

作品としては予想以上に原作に忠実で、独特なセリフなんかもしっかり言っています。衣装や美術については言うことなしです。「美しい死」と「仏教感」があちこちによく描かれていました。素晴らしいです。

音楽は…。マーラーのアタージェットも「ベニスに死す」のイメージが強くていまいちでした。宇多田ヒカルのエンディングは曲自体は悪くないのですが、クラシックな流れから、最後にいかにもって感じだったのでダメでしたね。音楽は岩代太郎氏なので、すべてオリジナルで通せば良かったのに、という感じです。売ろうとしたあざとさが出てしまいました。

ぜひ、四部作を行定監督で作って欲しいですね。特に第二部の「奔馬」は、昨今の靖国・天皇問題なんかも含めてタイムリーだし、映画的な要素が詰まっているので、面白くなると思います。

1つだけ残念3
美しい大正の貴族社会の映像に酔いしれました。
原作にも比較的忠実でいい味出してたと思います。清様の屈折した想いやイラつきもよく伝わってきました。
でも、ヒロインの聡子役は違和感がありすぎました。21歳にはとてもじゃないけど見えませんよ。(竹内さん自身は好きですが・・・)
ヒロインのキャスティング、それ以外は星5つです。