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アメリカン・ビューティー [DVD]

アメリカン・ビューティー [DVD]
監督: サム・メンデス

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  • Amazon.co.jp ランキング: #33071 / DVD
  • 発売日: 2005-11-25
  • アスペクト比: 2.35:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, Limited Edition, Widescreen
  • オリジナル言語: 英語, 日本語
  • 字幕: 日本語, 英語
  • 実行時間: 117 分

エディターレビュー

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   若い娘に入れあげる夫、浮気に夢中の妻、隣のオタク青年に恋する娘。自分の幸せを追求するあまり、家族という幸せの形を放りだしてしまった愚かな人々をコメディタッチで演出したのは、イギリス出身のサム・メンディス監督。
   シニカルなユーモアが得意なイギリス人らしく、アメリカンファミリーのダークサイドをブラックユーモアたっぷりに描いている。おかしいけど悲しい、その微妙なサジ加減が絶妙だ。第72回アカデミー賞で、作品、監督、脚本、主演男優、撮影の主要5部門を受賞した。(斎藤 香)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
K・スペイシーとA・ベニング共演によるコメディドラマ。リストラされたダメ親父が娘の親友に一目惚れしてしまう。“「ユニバーサル・ベスト・ヒット・コレクション \980」キャンペーン”。

内容(「Oricon」データベースより)
ケビン・スペイシー、アネット・ベニング共演で贈る、アカデミー賞主要5部門に輝いた傑作コメディ映画。隣家に新しい住人が来た事で崩壊していく家庭をシニカルに描く。サム・メンデス監督作品。


カスタマーレビュー

感じる映画。5
アカデミー賞に輝く名作、という先入観を持たないで軽い気持ちで観たほうがよいでしょう。アメリカ人は家族愛が強く家庭をとても大事にしているということを聞きます。傍目には幸せそうな家族も近くによって拡大してみると、ほれ、この通り、という感じの映画でした。お隣のご家族、友人の家庭。自分の家庭。頭をめぐらしてしまいます。人間喜劇といいますか、人間と言うもののグロテスクさ、かわいらしさが感じられました。感じる作品、感性で見る作品という気がします。映画ファンの方にはお勧めです。

アメリカの価値観がみれる。5
アカデミー賞獲得した作品。2時間、ずばりアメリカの価値観を問う作品。アメリカにとって美とは何か。この美は本当に正しいのか。
中流階級に成り上がった二家族をコメディータッチで描きながらゆっくりしたペースで進む。共稼ぎ、子ども娘一人。軍人の父とうつ病の母、精神病院入院歴ある息子。彼らがおりなす物語は滑稽であるが現在のアメリカを見事に描いているのかもしれない。
日本国の我らも共感してしまうエピソード多い。アメリカは別世界では無い。日本はアメリカにかぎりなく近い国になっているのだ。
今という時代を残す資料として貴重な作品といえるのかもしれない。離婚・不倫・ホモセクシャリティー・ドラッグ・拳銃その他諸々。他人事とは思えない。この作品をアカデミー賞を与えた審査員たちは何を考えていたのであろうか。

社会の建前と個人の願望の間の葛藤5
 この映画を見終わった後、静かな温かい気分になった。

 この映画には、現代アメリカ社会の暗部が描かれていると言われることがあるが、
果たしてそうだろうか。
 そうではなくて、この映画は、社会の建前と個人の願望の間に厳然として存在す
る深いギャップを、見る者に真正面から突きつけているのではないだろうか。

 人間の行動は、社会、家族、人間関係のいずれにおいても、そもそもが個々のい
ろんな欲望の上に成り立っている。が、社会は秩序を保つために、そこに道徳的縛
りを与えている。しかし、それにそのまま従うのは、時に本能的な欲求や自由を強
烈に抑えなければいけないつらさと一体である。

 理想とされる、型にはまった建前の家族を演じること、建前の夫や父や母や軍人
を演じること、それが個々の心情と一致するなら何の問題もないが、そうでない場
面が必ず出てくると思う。そうしたとき、その演技を苦痛の上で続けるのか、また
は、家族などの共同体を犠牲にしても、無理をした自分をある程度解放するのかと
いうのは、人間にとってある程度普遍的な人生の大きな問題であると思う。

 社会を構成する多数派が、この作品の中の登場人物たちのような選択をしていけ
ば社会は揺らいでいくだろう。しかし、不本意な、型にはまった建前を、自己を抑
圧して遂行し続けることの結果は、隣家の退役軍人の父親に象徴されている。

 最後、この主人公は、感謝の言葉とこれまでの自分の人生は幸せだったと言って
去るが、これは恐らく主人公の真意であろう。しかも、ポイントは、この言葉の中
に、自己を解放した後に生き生きと生活した自分自身に対して満たされた思いが感
じられること、また、解放する前に曲がりなりにも守ってきた家族や共同体という
ものにも温かい言葉を残していることの両方が含まれている点だと思う。

 人それぞれいろんな人生観があると思うが、自分は、この主人公の最後の言葉に
は大きな感動を覚えた。