エリック・ドルフィー・アット・ザ・ファイヴ・スポットVOL.1+1
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曲目リスト
- ファイアー・ワルツ
- ビー・ヴァンプ
- ザ・プロフェット
- ビー・ヴァンプ(別テイク)
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #300954 / ミュージック
- 発売日: 2005-09-22
- ディスク枚数: 1
- 形式: Limited Edition
- 実行時間: 57 分
エディターレビュー
内容(「CDジャーナル」データベースより)
史上名高いエリック・ドルフィーのニューヨーク、ファイヴ・スポットにおける貴重なるドキュメント。ドルフィー、リトルのコンビを軸とした壮烈なインプロヴィゼイションが聴ける。
カスタマーレビュー
ヤクザ映画を見た後のような…
作家の矢作俊彦氏が、エッセイで、ドルフィーとリトルとの絡みを「2機の戦闘機のよう」と評していた。
私は、深作欣二監督の「仁義なき戦い」を連想した。あの、グラグラと揺れるカメラ・ワークを。
疲れきっているときには、聞けない。深作映画と同じで、聴く側にもエネルギーを求められる。そうでないと、残っているわずかなエネルギーさえ絞り取られてしまいそうな気がする。
冒頭の「ファイヤー・ワルツ」での2人の絡みが一番すごいが、わずか3曲しかないものの、いずれも良い。マル・ウォルドロンの、重そうなんだけどキレのいいピアノもいい。
ジャズの好演の中でも、滅多に聞けない迫力に満ちていると言えよう。
今聴くと意外にオーソドックススタイル
「永遠の問題作」「ジャズ界に賛否両論を巻き起こした衝撃作」みたいな評価が一般的だが、今聴くと意外にスタイル的にはオーソドックス。
フリージャズには程遠く、アバンギャルドと呼んで良いのかすら躊躇われる。
まぁ、半世紀程が経過して、それだけ時代の耳の許容範囲が広くなったってことなのかな。
だからと言ってこのアルバムの価値が薄れてしまったワケではない。
ブッ飛んだ、ハードボイルドなアドリブのぶつかり合いは、一切の馴れ合いを許さない。
限界まで緊張感を高めた屈指の名演。
今の時代、サックスがフリーキーだ、バスクラリネットを使っていると言う程度では誰も驚かない。そのくらいなら、いくらでも巷に作品はあるからだ。
逆に、その分今なら、ドルフィーのフレーズの持つ意味や、アンサンブルの微妙な綱渡りの駆け引きの面白さとか、そう言った部分に耳が行く。
現代的な耳で、先入観に囚われずに聴いてみたい一作。
これぞアヴァンギャルド。若者たちの青春が渦巻く熱演盤
これほど熱気を感じるアルバムもそうない。ライブである点を差し引いてもエリック・ドルフィー以下の爆発的な情念、エネルギーは止められない。50年代からチャールス・ミンガスのグループで前衛的な活動を展開していたドルフィーと盟友マル・ウォルドロンが全体の雰囲気をお膳立てし、若き天才ブッカー・リトルの火を吐くようなトランペットがかぶさる。さらにヘビー級のベーシスト、リチャード・デイビスとエド・ブラックウェルのリズムが煽りたてる。映画スイングガールズで竹中直人演ずる教師がジャズのすばらしさを説くときにこのアルバムがフリー・ジャズの凄さの象徴として紹介したときは嬉しかった。リトルとドルフィーはこのあと立て続けに夭逝してしまい、夢の共演は文字通り真夏の夜の出来事と化した。が、若者たちの青春が渦巻く熱演は人々の記憶から決して消えることなく、次なる新たなジャズの胎動へと誘っていくのである。惜しむらくはドラムがややイモっぽいブラックウェルでなく、シャープなトニー・ウイリアムスかロイ・ヘインズあたりだとさらに面白かったと感じるのは僕だけではないだろう。


