ブラームス ヴァイオリン ソナタ全集
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曲目リスト
- ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調op.78「雨の歌」
- ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調op.100
- ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調op.108
- FAEソナタ~スケルツォ
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #17042 / ミュージック
- 発売日: 2005-08-24
- ディスク枚数: 1
- 実行時間: 76 分
エディターレビュー
内容(「CDジャーナル」データベースより)
個性的な二人のことだから、さぞや奇抜なブラームスになるだろうと思いきや、一見、意外とオーソドックス。しかし遅めのテンポでたっぷりと歌いながらもロマン派的な興奮を排除しているため、不思議なスタティックさが支配する。やはり一筋縄ではいかない妙演だ。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
確かにブラームスの響きは聴こえているのだが、どこか何かが違う。仕掛けはどうやら高橋悠治のピアノである。物理的に“遅い”というよりは、差し迫らないテンポ。低域に重心を置きながら、分厚さの中に響きを畳み掛けるのではなく、むしろ意図的にぶつりと響きを切って、ステディなベースの動きを際立たせるアーティキュレーション。それでいて一音一音に深く蒼く量感をたたえてあくまで豊かに美しい音色。熱く昂ぶって白熱しないのである。丁々発止ヴァイオリンとせめぎ合わないのである。お馴染みの身振りをほとんど削ぎ落としてしまっている。古澤もタップリと歌いながら“節回し”にはオチない。にもかかわらず、何やら素朴な抒情が聴こえる、物思いに耽る孤独が聴こえる、不思議に耳が吸い寄せられるのである。おそらく、彼らはブラームスが書いた音を一旦素裸にすることで、その根っこの抒情を聴き取ろうとしているのだ。その企みが快感に触れている。清新と言おう。 (中野和雄) --- 2005年09月号
カスタマーレビュー
協奏的空間に圧倒
アファナシエフなど分析的な解釈から新しいブラームス像が提起されて久しい。この古澤/高橋のゴールデン・コンビはそうした意味での新しさに加え、さらに普遍性を感じさせるまでに洗練したすばらしい演奏を繰り広げている。低音部の充実したがっちりとした骨組みをベースに、理知的な解釈の高橋は、しばしば強烈なアクセントをちりばめることを躊躇しない。古澤のヴァイオリンは決して感傷に流されることなく、よく歌いつつもスケールの大きな音楽を奏でている。そして何よりも見事なのは、この二人の楽器によってあたかも協奏曲のような大きな音楽的空間を創り上げてることに成功している点である。これはすばらしいディスクだ。
良い仕事です
ブラームスという選曲、それに向かう古澤巌と高橋悠治という何とも言えない組み合わせがともかく洒落ています。カッコいいんです。
演奏云々を書くべきなのでしょうが、ただ達者である、といえば分かってもらえるのではないかと思います。それで十分という感じがしています。まず古典的でスタンダードな枠にきちっとおさまっていて、フォルムが明確で聴いていて爽快です。
才能のある人の作り出すものはただそれだけで気持ちがいい、ということでしょう。
ジャケットのデザインも優れていてしかるべき高い評価を受けるべきCDだと思います。
諸々を噛みしめながら
2005年2月21・22日、大泉町文化むら大ホールにて録音。柳生弦一郎の描く絵のような二人であるからして、ものすごく個性的な演奏を想像していたが、さにあらん。正当派の演奏になっている。
エリック・サティや現代音楽の多くを高橋悠治と高橋アキ兄妹の演奏で聴いてきた僕にはああいう音楽経験を積んできた人も、人生の最後の方では(失礼)、ブラームスのこういったソナタをやってみたいと思うモノなのだな、と言う感慨の方が感想より先に来た。しかもそれをオーソドックスに演奏したいという気持ちに満ちあふれているではないか。
なんとなくそういった諸々を噛みしめながらひとり静かに楽しみたいアルバムだ。





