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八月の狂詩曲 [DVD]

八月の狂詩曲 [DVD]
監督: 黒澤明

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  • Amazon.co.jp ランキング: #27600 / DVD
  • 発売日: 2005-08-27
  • アスペクト比: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, Widescreen
  • オリジナル言語: 日本語
  • 字幕: 日本語
  • 実行時間: 98 分

エディターレビュー

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
戦争を知らない孫たちに戦争の恐ろしさを伝えるお祖母ちゃんの姿を描く、黒澤明監督による反核ドラマ。長崎から少し離れた祖母の家で退屈に過ごす4人の孫たち。そんなある日、祖母の甥と名乗るアメリカ人・クラークから手紙が届く。

内容(「Oricon」データベースより)
長崎から少し離れたおばあちゃんの家で、4人の孫は夏休みを過ごしていた。そこへ届いた一通の手紙からいつもと違う夏が始まる。愛と希望、そして平和のメッセージが詰まった黒澤明監督作品。


カスタマーレビュー

日本人が忘れてはいけない、8月6日、9日を考えさせる映画(2)5
長崎の被爆をテーマにし、死者への祈り、孫たちが長崎の被爆の経験を自発的に受けとめようとする姿勢、そしてハワイから駆けつけた(リチャード・ギア演じる日系人という設定の)親戚とおばあちゃんとの間での謝罪と許しの月夜の場面が印象的な映画。米国人が原爆のことを謝罪する映画を私は寡聞にして他に知らない。ダライ・ラマを信奉する等、東洋への理解が深いギアだからこそ実現した映画と言えるだろう。日本語のセリフをしっかりこなすプロ意識の高さはさすがだ。監督の長年の反核と鎮魂の(原作にはない)想いが込められた小編だが、監督がこの手の作品を残しておきたいからと簡単に作った映画ではない。おじいちゃんが死んだ校庭にあるモニュメントをわざわざ作ってしまったのには驚く。滝つぼの水の色の鮮やかさを強調するために水面下にライトを設置したり、少ししか画面に映らないのに、森の中の落雷を受けた木の根元に造花を敷詰めて緑と赤の対比を際立たせたり、薔薇の花へと続く蟻の行列を辛抱強く撮ったり、といった具合に、黒澤監督の映像美を追求する姿勢に衰えはない。室内の撮影が多いが、おばあちゃん同士が無言で向き合うカット等、素晴らしいカットが多く、室内での黒澤式構図の設定、撮影、編集の真髄が詰まった作品だ。そして、ラストの暴風雨の中を彷徨うおばあちゃんと孫たちが走って追いつこうとするラストに「野ばら」をかぶせるセンスの冴え。見事すぎます。そういった舞台裏を丹念に説明して黒澤監督の映画作りの秘密を解き明かしてくれる野上照代さん等のオーディオ・コメンタリーは是非聞き逃さないようにして下さい。

フェリーニのような映像美5
地味ですが、個人的には黒澤映画で最も好きな作品です。
「乱」や「影武者」、「夢」などカラーになってからの黒澤作品は、
独特の映像美、色彩感覚に高い評価が与えられていますが、
実は映像美が最も優れているのはこの作品だと思います。
とにかく、始まってから終わるまで、もったいなくて
一瞬たりとも画面から目が離せませんでした。
上に挙げた作品群が、どことなくこけおどし的であるのに対し、
この映画は、いい意味で力が抜けています。
映像美というのは、狙って作るものではなく、
結果として出来上がるものだと思います。

野ばら、が心に響く。4
冒頭の青空で、この物語に引き込まれた。
長崎の田舎に住む祖母の家に集まった、孫達の忘れらない夏休みを描いた物語。

ハワイに住んでいる祖母の兄が危篤状態で、妹に会いたいと連絡をとってくる。
けれど、肝心の祖母は、「この名前に覚えがない」と、会いに行くのを拒否する。
一人で来るのが不安なら、孫たちと一緒にとの誘いに、
楽しい夏休みを過ごそうと、孫達は必死になって、祖母に思い出させようとするのだが、祖母の態度は、はっきりしない。
その理由を、祖母と一緒に暮らすうちに知る事になる・・・。

原爆という思いテーマを根底に抱えています。
最初は浮かれて長崎の町に出た子供達が、原爆の爪跡を訪ねるうちに、無口になっていく。
そして、なぜ、祖母が頑なにハワイ行きを嫌がったのかを測り知る姿に、少しづつ同調せずにはいられませんでした。
だからこそ、校庭での、
「なんだか怖い」
「それは、あの人達が、一番恐ろしいものを見てきたからなんだよ」
のセリフが、心に重くのしかかります。

原爆の恐ろしさを知らない子供達に、ぜひ奨めていきたい作品です。

作品としては、☆五つなんですけど、ジャケットに不満ありなので。
なぜ、ビデオと同じにしなかったのか?残念です。