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一番大切な人は誰ですか? DVD-BOX

一番大切な人は誰ですか? DVD-BOX
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  • Amazon.co.jp ランキング: #89847 / DVD
  • 発売日: 2005-03-23
  • アスペクト比: 1.33:1
  • ディスク枚数: 4
  • 形式: Color, Dolby
  • 実行時間: 473 分

エディターレビュー

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
岸谷五朗や宮沢りえ、牧瀬里穂らが豪華共演したハートフルドラマの4枚組DVD-BOX。警察官・松ヶ谷要は新妻・路留と新しい赴任先に引っ越すが、その街には前妻・東子と娘・小南が住んでいた。第1話から第10話までを収録。特典映像も収める。

内容(「Oricon」データベースより)
2004年10月~12月、毎週水曜夜10時より日本テレビ系列にて放送された「一番大切な人は誰ですか?」を映像商品化。離婚した元妻と娘、そして現在の妻との間で戸惑う主人公を中心に描いた、温かくも切ないホームドラマ。岸谷五朗、宮沢りえ、牧瀬里穂ほか出演。


カスタマーレビュー

大人のドラマ5
繊細でリアルな人間の心理描写がとても味わい深い作品です
かなりシリアスな状況でも息を抜ける所もあって現実ってこうだよなあと また本筋とは関係ないようなシーンに重要な伏線が隠されていたりして油断できません(笑)緻密に計算された脚本・人間への視点の優しさと鋭さ 男と女の違い・・・・・大人のためのドラマです

役者さん達の演技も秀逸です 何気ない仕種やひと言のせりふ一瞬の表情の中に垣間見える本音 登場人物それぞれの 中でも多くを語らない主人公・要を演じる岸谷さんの様々な場面で登場する「歩く」シーンにその言葉にならない複雑な心情が自然ににじみ出ていてとても良かったです 

遠く離れた場所から「大切な人」の幸せを実感して初めて悦びを溢れさせる要の最後の「歩み」は力強く 皆が未来の幸せに向かって歩いていけると強く感じる気持ちのいいラストシーンです

絵にも描けない美しさ5
若い奥さん(後妻)をもらった警官が、心機一転、新しい交番勤務で赴任した町の巡回区域には、前妻と中学生の娘が住んでいた…二人の女と娘、そして結婚に大反対だった後妻の母に翻弄される男…と、ヘタな脚本家だと、生きてるのがイヤになるようなドロドロ・陰惨なお話になるところを、シリアスな状況でもスルリと体をかわして笑いに転換してくれる。軽やかな流れの中にもドキッとするようなセリフがちりばめられ、愛らしさと切なさと健気さに満ちた、非常に良い塩梅の大人の寓話です。

特に、もし一瞬の輝きがその人の人生を全面的に肯定できるものなら、このドラマはまさにその瞬間だと思えるほど、宮沢りえさんが素敵です。時に誘うように、時には強がったりすがりつくように、奔放な前妻を妖精のように演じます。

他にも、最も複雑な人間関係に放り込まれ、「嘘つきすぎちゃって、何がホントか分からなくなった」多感な少女の小林涼子さん。「わたし歪んでるの」と優しさから自らの気持ちに素直になれず、表面的には明るく取り繕う後妻の牧瀬里穂さん。結婚に反対しながらも、自己嫌悪から身を引くために家をでた娘への言づてで「あなたが離婚するなら、私はあの女を刺すわよ」と言ってしまう後妻の母の吉田日出子さん。そんな女性たちに囲まれて右往左往するいたいけな男の岸谷五朗さん。永らく想いつづけた女に告白しようとして「君も、僕の気持ちには薄々気付いてると思うけど…」「えっ!坂下ちゃんってホモじゃなかったの?」と撃沈し、荒れる内藤剛志さん。
それ以外にも、いつも一言多い新人巡査の佐藤隆太さん。そのワイルドな彼女のベッキーさん。「よかったですね。木幡さんの奥さんブスで」と言われ万感の思いで頷く刑事の鶴見辰吾さん。などなど、すべてのキャストのみなさんが見事なハーモニーで「板子一枚下は地獄」の状況をコミカルにみせてくれます。

本作のホントの素晴らしさをお伝えするのは、私にはとても無理ですが、もし「人をおもいやる心」を持ち、「人間ってイイなぁ」とか「生きてるってイイなぁ」と思いたければ、あなたにとってこのドラマは奇跡のような作品になるかも知れません。

かつての「ドラマ」はこうだった5
既に他の方にほとんど言い尽くされてしまったような気がしますが,この超名作ドラマの再評価に少しでもつながれば.

平均視聴率8.0%という数字が示すように,放送当時はほとんど黙殺されたように思います.かくいう筆者も途中で脱落した口です.数年前何気なくこのドラマの存在を思い出し,あえてDVDを買って,腰を落ち着けて見て,このドラマの良さ(と同時に,恐ろしさ)にようやく気づいたという体たらくでした.
とにかく1度見ただけでは,全貌を把握するのはほぼ不可能かもしれません.たぶん初見では,最近のドラマでは絶滅してしまった,特にアトリエTOCO周辺に見られるセット丸出しの風景(大抵の人はそれをチープだと思うかもしれない),それと藤尾哲春(佐藤隆太)がダシにされやすいギャグシーン(大抵の人はこれをひたすら寒いと思うことだろう),ばかりが印象に残ってしまうのではないでしょうか.しかしこの作品では,それを隠れ蓑にした濃密な心理描写の綾が仕掛けられているわけで,逆にもしそれだけだったら極度な緊張感を強いられたかもしれません.交番でのシーンなどは,いい意味での「抜け」になっていると思います.
とにかく筆者にとっては,名作漫画「タッチ」が,繰り返し読むことによってあちこちに仕掛けられた伏線を理解できて初めてあの結末が必然であったことを理解できたように,このドラマを複数回見ることは必要なプロセスであったように思います.そういう意味では,興味をお持ちの方にはぜひ複数回ご覧になることを推奨したいですが,まあ普通の方には前述したポイントで引かれてしまうんでしょうけどね...(苦笑)だから視聴率も低かったんでしょうし.逆にそれを越えて,全体を理解できた時の充実感は,他の方もおっしゃるように,相当なものがあることは保証します.
でも,こんな「箱庭的な狭い世界」で展開していく人間模様,これってかつての名作と言われるドラマがやっていたことそのままなんですよね.セリフを刈り込んで表情や仕草で見せる演技・小道具を有効に使う演出も冴えています.いろんな意味で昨今のドラマとは作りが真逆だと思いますが,70年代に回帰したというか,むしろ今となっては先鋭的というべきか.一例を挙げれば,1話で描かれる両家の食卓.要が帰った家では後妻の路留が丁寧に作り,盛り付けた料理が待っているのに,仕事に忙しい東子はありあわせのコロッケにろくに刻んでもいないキャベツ.これだけで両家の状態をさりげなく,一瞬で描写してしまう辛口の演出.この辺にこのドラマの「恐ろしさ」が潜んでいるように思います.全てセリフで説明しながらわかりやすく作られた昨今のドラマに慣れた視聴者を排除するつもりで作っているはずはもちろんないのでしょう.しかし通り一辺の流し見でも理解できてしまうような作りにはなっていないのも事実で,筆者自身が「ちゃんと見なければちゃんと評価はできない」という基本を再認識させられました.
とにかく,このご時世にこのようなドラマを産み出してくれたスタッフ・出演者,特に脚本家には大・大・大感謝しております.